『ビリー・エリオット』の主役が長期オーディションを経て遂に決定、大人キャストには吉田鋼太郎、柚希礼音ら
加藤航世くん 木村咲哉くん 前田晴翔くん 未来和樹くん
2000年に公開された名作映画をミュージカル化した『ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー〜』の日本初演キャストが12月18日、発表された。アカデミー賞ノミネート監督であるスティーヴン・ダルドリーが演出、エルトン・ジョンが楽曲を手がけ、2005年5月にロンドン・ウエストエンドで幕を開けて以来、全世界で80以上の主要演劇賞を獲得している大ヒット作品だ。日本初演となる今回、主人公のビリー役は2015年11月からオーディション応募が開始され、前代未聞の約1年間に及ぶ長期レッスン&オーディションで選抜された。応募総数1346名から選ばれた4名のビリー役を紹介する。
・加藤航世(かとう・こうせい)13歳・中学1年生・東京出身
---- 選ばれた気持ちは?
「一生懸命練習して本番に向けて頑張ります。ビリー役になれてすごく嬉しいです。スタート地点に立つことができたので、引き続き努力して頑張りたいです」
・木村咲哉(きむら・さくや)10歳・小学4年生・東京出身
---- 選ばれた気持ちは?
「一生懸命頑張ります。よろしくお願いします。全然実感がなかったけれど、今こうやってビリーのTシャツを着れて、だんだんと実感がしてきました。」
・前田晴翔(まえだ・はると)12歳・小学6年生・東京出身(4月にアメリカより帰国)
---- 選ばれた気持ちは?
「これからも前向きに7月の公演に向けて頑張ります。落ちた人もいたのでその子たちの分まで頑張っていきたいです」
・未来和樹(みらい・かずき)14歳・中学2年生・熊本出身
---- 選ばれた気持ちは?
「お客様に感動や幸せを与えられるようなビリーになるために頑張っていきたいと思います。今、こんなにたくさんの方々の前で座って、僕がビリーをできるんだなっていう気持ちがわいてきました。これからがスタートだと思うので、努力を忘れないで、自分らしいビリーができるように頑張っていきたいと思います」
なお、ビリーの親友マイケル役には、古賀瑠くん、城野立樹くん、持田唯颯くん、山口れんくんが決定した。
さらに、大人キャストとして、お父さん役に吉田鋼太郎、益岡徹(Wキャスト)、ウィルキンソン先生役に柚希礼音、島田歌穂(Wキャスト)、おばあさん役に久野綾希子、根岸季衣(Wキャスト)、ビリーの兄トニー役に藤岡正明 中河内雅貴(Wキャスト)、ビリーのボクシングの先生役に小林正寛、大人になったビリー役に栗山廉(Kバレエ カンパニー)、大貫勇輔(Wキャスト)、など豪華な顔ぶれが発表された。総勢58名が出演する。
ビリー役発表会見には、堀義貴(ホリプロ代表取締役社長)、ルイーズ・ウィザーズ(エグゼクティヴ・プロデューサー)、サイモン・ポラード(アソシエイト・ディレクター)、スティーヴン・アモス(アソシエイト・ミュージックスーパーバイザー)、トム・ホッジソン(アソシエイト・コレオグラファー)の各氏も登壇し、ビリーに選ばれた少年たちをそれぞれ讃えた。
ルイーズ・ウィザーズ(エグゼクティヴ・プロデューサー)
サイモン・ポラード(アソシエイト・ディレクター)
スティーヴン・アモス(アソシエイト・ミュージックスーパーバイザー)
トム・ホッジソン(アソシエイト・コレオグラファー)
さらに堀社長は「この作品はけっしてファミリーミュージカルではない」と強調し、大人、とくに日頃ミュージカルをあまり見ない男性にも見てほしいと語った。
堀義貴(ホリプロ代表取締役社長)
本作は、2017年7月からTBS赤坂ACTシアターで3ヶ月、大阪・梅田芸術劇場で1ヶ月、計4ヶ月にわたり上演され、延べ17万人を動員する日本最大級の公演になる見通し。
これまでのオーディションの過程でも、クラシックバレエは熊川哲也主宰 Kバレエスクール、タップダンスはHIDEBOHプロデュース Higuchi Dance Studio、アクロバットにはコナミスポーツクラブが参加。国内最高峰のコーチ陣が主役育成にあたった。今回、選ばれた彼らは、さらにここから半年以上のレッスンを重ね、大舞台に立つことになる。
取材・文:五月女菜穂 写真撮影:荒川潤
2017年2月7日(火)12:00 ~ 2月21日(火) 18:00 7・8月公演分【プレイガイド最速 座席選択先着先行】 e+受付