新バージョンとなって進化を遂げて帰ってきた、ミュージカル『ロミオ＆ジュリエット』公開稽古＆囲み取材レポート

2017年1月より東京・TBS 赤坂ACT シアターにてミュージカル『ロミオ＆ジュリエット』が上演される。12月19日（月）芸能花伝舎にて公開稽古と囲み取材が行われ、古川雄大、大野拓朗、生田絵梨花、木下晴香が登壇した。

本作は2011年に初演、2013年に再演となり、今回で3回目の公演を迎える。物語はイタリアの街・ヴェローナ。この街で長年争い続けていたモンタギュー家とキャピュレット家。モンタギュー家の息子であるロミオとキャピュレット家の娘であるジュリエットは、運命的な出会いをして恋に落ちてしまう。お互いが対立している家柄と知りショックを受けるが、それでも2人の愛は止まらない。だが、敵対する両家のいざこざにより、2人の愛には壁が立ちはだかる。

公開稽古後は囲み取材が行われ、出演者が作品への意気込みについて語った。

前作に続いて再びロミオ役を演じる古川は「出来がっていく段階がとても楽しくて、いろいろなことを試しみては削ってと選んでいく作業をしていて、この稽古場にいれて幸せだなと思っています」と話す。

初演のときから作品の大ファンである大野は「今回3回目の上演で初めて参加させていただいて本当に幸せだなっていうのと、初演から演出も大幅に変わってこの作品は今回でさらに進化するんだろうなっていうのを感じます。ロミジュリのファンとして、新しく進化したこの作品をみなさんに届けられる日がすごく楽しみです」とコメント。

国民的アイドルグループ乃木坂46に所属する生田は「今回、衣装や演出が現代版に変わっています。なので、自分の中のジュリエットのイメージというのをまとめず、いろいろなことを試していって、今の私たちにしか出せないエネルギーを出せていけたらいいなと思っています」とのこと。

現役高校生であり、抜群の歌唱力を持っていることで注目を浴びている木下は「初めてこんな大きな舞台に立たせてもらうということで、稽古場に入る前から楽しみと不安が混ざった状態でした。先輩や演出の小池先生に指導していただきながら、毎日自分との課題に戦っています。公演が始まっても千秋楽まで毎日毎日、確実に前身していけるように精一杯頑張ろうと思っています」と述べた。

本作にはラブシーンもあり、乃木坂46として活動する生田は「私自身はこの作品にはアイドルとして参加するわけではないので、そこの部分はしっかり身を委ねたいと思っています。ファンの方は心配されているのかなとは思っていたんですけど、でも握手会とかで直接私にかけてくれる言葉は応援の言葉で、体調とか声を気遣ってくださる方がすごく多いです。そういうところを信頼して、その分自分も何かを返していけるように頑張れたらなと思います」と語った。

ミュージカル『ロミオ＆ジュリエット』は2017年1 月15日（日）～2017年2 月14 日（火）まで東京・TBS 赤坂ACT シアター、2017年2 月22（水）～3 月5 日（日）まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演される。

（取材・文・撮影／鈴木 唯）