T-BOLAN初の年越しライブで上野がステージに復活、2017年再始動を宣言

レポート
音楽
2017.1.3
「T-BOLAN~一夜限りのカウントダウンLIVE~」の様子。

「T-BOLAN~一夜限りのカウントダウンLIVE~」の様子。

活動休止中のT-BOLANが2016年12月31日に東京・豊洲PITにて初の年越しライブ「T-BOLAN 一夜限りのカウントダウンLIVE」を開催した。

2014年4月に行ったワンマンライブ「T-BOLAN LIVE HEAVEN 2014 ~Last live for the future~」をもって活動を休止していたT-BOLAN。2015年3月には上野博文(B)がくも膜下出血で倒れ、生死をさまよう闘病生活を送っていた。しかし約1年後には歩けるまでに回復した上野からメンバーへ「ライブがやりたい」という申し出があったことから、今回1夜限りのライブを開催するに至った。

「いくぜ!!」という森友嵐士(Vo)のかけ声を合図に「Only Lonely Crazy Heart」でライブがスタート。フル参加することができない上野に代わって、バンドにはサポートメンバーとして人時(B / 黒夢)とDIE(Key / hide with Spread Beaver)が加わり、「じれったい愛」「わがままに抱き合えたなら」「マリア」などT-BOLANのヒットナンバーを次々とプレイしていく。

中盤、森友から「奇跡の男を呼んでいいかな? T-BOLAN、オンベース上野博文!」と呼び込まれると、大きな歓声に包まれて上野がステージに登場。彼を交えて演奏する「Happiness」では、間奏部分でお決まりとなっている上野のかけ声「ウォー、ウォー、ウォー」が力強く響きわたると、メンバーがこの日一番の笑顔を浮かべた。

その後、バンドは初となる年またぎのカウントダウンを実施。会場のテンションが最高潮に達したところで、新年最初の曲としてデビューシングル「悲しみが痛いよ」を披露する。ここで上野は人時と交代し、一時降壇。「SHAKE IT」「傷だらけを抱きしめて」「My life is My way」と、アップテンポなナンバーを立て続けに演奏し、ラストの「Shiny Days」まで駆け抜けた。

アンコールの声に応え、上野を含めたメンバー4人が再びステージに登場。「離したくはない」と「Heart of Gold」を歌い終えると、森友の口から「2017年、T-BOLANは再始動します!まだ、何も決まってないけど、約束します!!」とT-BOLANの再始動が告げられた。これを聞いた観客からは大きな拍手が湧き起こり、温かな歓声の中ライブが締めくくられた。

T-BOLAN~一夜限りのカウントダウンLIVE~
2016年12月31日 豊洲PIT セットリスト

01. Only Lonely Crazy Heart
02. Be Myself
03. 鏡の中の嘘が微笑むよ
04. おさえきれない この気持ち
05. じれったい愛
06. Bye For Now
07. わがままに抱き合えたなら
08. マリア
09. 遠い恋のリフレイン
10. Dear
11. Lovin' you
12. LOVE
13. くちびるは NO KISS
14. 薔薇色の悪女
15. 悪魔の魅力
16. 泥だらけのエピローグ
17. Happiness(上野博文参加曲)
18. 悲しみが痛いよ(上野博文参加曲)
19. SHAKE IT
20. Pretty Woman
21. No.1 Girl
22. 傷だらけを抱きしめて
23. My life is My way
24. Shiny Days
<アンコール>
25. 離したくはない(上野博文参加曲)
26. Heart Of Gold(上野博文参加曲)

音楽ナタリー
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