SUPER BEAVER 深い絆が生んだ新譜をリリース、そして初の野外ワンマン開催へ
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SUPER BEAVER
2017年1月25日(水)に両A面シングル「美しい日/全部」をリリースするSUPER BEAVER。誰もが楽しみやすい楽曲とライブに定評のある彼らが今回リリースしたシングルもキャッチーで馴染みやすい楽曲、そして今までの経験した出来事が等身大に映し出された歌詞が詰め込まれた内容になっていた。今回はメンバーの渋谷龍太(Vo)と柳沢亮太(Gt)の2人が登場してもらい「美しい日/全部」の歌詞や楽曲に込められた想いと、それに伴って行われるリリースツアーに関しての意気込みを語ってもらった。
――ギタリストである柳沢亮太(以下、柳沢)さんが作詞・作曲をしたものを、ボーカルの渋谷龍太(以下、渋谷)さんが歌うという珍しいパターンだと思うのですが、全くそういった違和感を感じさせないですね。
渋谷:SUPER BEAVERを結成した最初の方は柳沢に歌詞について聞いたりしていたのですが、ここ4〜5年は何も聞かなくなりました。それは4人で経験してきたからこそわかる言葉などを柳沢がピックアップして、歌にしてくれているからだと思います。最近は歌詞の中に僕がライブのMCで言った言葉がそのまま入っていることもあるので、他の人が書いた曲を歌っているという違和感とかはまったく無く、スッと受け入れられていますね。
――この「美しい日」の中に込められている想いを聞かせてもらえますか?
柳沢:この「美しい日」も、2016年4月に結成10周年の締めくくりとして初めてZepp DiverCityでライブをした時の終演後に、渋谷が今日の感想を「いやぁ、今日は美しい日でした。」と言ったところから出来た曲なんです。僕は曲のタイトルを決めるのが苦手で、いつもギリギリまで決定しないのですが、この曲に関しては「美しい日」というワードが凄くしっくりきたのですぐに決めることができました。「美しい日」という曲の中には、SUPER BEAVERが今まで積み重ねてきた人との出会いや色んな活動を経てここまで辿りつけたという気持ちと、僕なりに解釈する“美しい日”という雰囲気を込めていて、渋谷だけに限らずメンバー全員で共有してきたもの全てが詰まっています。
――お互いが感化しあっているので、SUPER BEAVERらしさが曲や歌詞に強く出ているのですね。
渋谷:“鶏が先か、卵が先か”みたいな話になるもしれないですが、僕が話すMCや言葉の出処は、曲に感化されて自分の感性などを含めたワードが出てくることがほとんどなんです。その言葉を柳沢が拾ってくれてまた新たに曲になって、その新しい曲にまた自分が感化されて新しい言葉が生まれて……という言葉と感性の共有サイクルがうまくできていると思います。
――2曲目に収録されている「全部」は曲の展開が凄く特徴的で好きな曲なのですが、この曲はどのようなコンセプトがあったのでしょうか?
柳沢:この曲は展開が凄くシンプルで、ライブを意識して作った曲なんです。僕たちはライブで、お客さんと1つの空気や曲を共有するということを大事にしていて、ライブでは一瞬たりともみんなを置いていけぼりにしたくないので、SUPER BEAVERの楽曲にはみんなで口ずさめるようなメロディや、わかりやすい手拍子が入っていたりするんです。それは今作もそうですし前作のアルバム『27』でも凄く考えた部分ですね。渋谷も昔からそのことについてよく僕に言っていたんですよ。
渋谷:僕がお客さんとしてライブを観に行っていた時に何を求めていたのかな?と思っていて、その出た答えが“自然にカラダが動く”ということだったんですね。そして今度は僕たちがそれを作り上げるのはどうしたらいいのかと考えた時に1番いいと思った方法は、“わかりやすいメロディと明確な歌詞、そして一緒に歌ったり手をあげたりしても恥ずかしくない空気”を自分たちが作るっていうことが凄く大事だと思ったんです。なので、割と結成してから間もない時から柳沢に、“みんなで歌える部分を曲の中に入れ込んで欲しい”というのは言っていました。おこがましい言い方かもしれませんが、聴いてくれる人にわかりやすく親切に曲を作るということは大事だと思っています。なので、SUPER BEAVERの楽曲には手拍子や輪唱があってわかりやすく楽しめて、一緒に楽しみやすい状況を作れるような楽曲になっています。
――3曲目の「27」はライブバージョンで収録されていますが、なぜ「27」という曲をライブバージョンで収録されたのでしょうか?
柳沢:この「27」は前回のアルバムタイトルになっている曲で、2017年2月に公開の映画『君と100回目の恋』の挿入歌に、この曲が選ばれているんです。なので、その映画を観て僕たちの曲を知ってくれた人が、今回のCDを手にして見た時「27」という曲が入っていたら、そこが入り口として僕らの曲を聴いてくれるんじゃないかなと思って。あと、まだまだ僕たちのライブがどんなものなのか知らない人たちも多いし、SUPER BEAVERのライブがどんな感じなのかを知ってもらいたかったので、「27」をライブバージョンで収録する流れになりました。
――2017年4月30日(日)に日比谷野外大音楽堂、2017年5月13日(日)大阪城音楽堂でのワンマンライブを開催されますが、今までにこの会場でライブされたことはありますか?
渋谷:イベントではありますが、ワンマンでは初めてですね。東京の日比谷野外大音楽堂に関しては、前回のZepp DiverCityのキャパより少し大きいくらいですが、大阪は前回のBIGCATでのワンマンから3倍くらいのキャパになるなので、自分たち自身、思い切ったことをしたという気持ちです。
――前回よりもキャパが増えたうえに、野外での初ワンマンということなのですがどういう気持ちでしょうか。
渋谷:日比谷野外大音楽堂というステージは、僕のヒーローであるアーティスト達が立ってきた聖地だったので、昔からこの場所でどうしてもやりたいという想いがありました。なので、そこに自分たちが立てるのは凄くワクワクします。そして初めて大阪でツアーファイナルをするのですが、今まで大阪で凄く沢山ライブをしてきて、なんらかの形で大阪でツアーファイナルをしたいと思っていたのでいいタイミングで今回開催できたと思います。
――2017年4月8日(土) に岡山でのワンマン公演が入っていますが、これはなにか岡山にゆかりがあってでしょうか?
渋谷:この岡山公演は、前回のツアーの時に岡山のCRAZYMAMA 2ndRoomという場所でライブをやったのですが、
――ライブハウスでのライブもされていて、多くのフェスにも出演されていますが、これからSUPER BEAVERが目指す目標はありますか?
渋谷:フェスにも出演できて、日比谷野外大音楽堂でもワンマンライブが出来るようになったので、次はそのお客さんたちをライブハウスに引っ張ってきたいですね。音楽フェスに来るお客さんは “お祭りに行く”という感覚の方が強い気がするんです。それは素晴らしいと思うのですが、“フェスだから行こう”じゃなくて、“音楽が聴ける、生でライブが観れるから行きたい”という気持ちが先になるにはどうしたらいいのかなっていうのは考えています。より音楽と向き合えて、色んなものに出会えて、そして音楽と自分の距離を凄く近くできるのはライブハウスかなと思っています。フェスにきているお客さんをライブハウスに来てもらうことが、密に音楽に向き合ってきた僕らだからこそやりたいことだし、そのような状況を作ることがバンドマンの使命とも思っています。
インタビュー・撮影=K兄 文=けんじろ~
日時:2017年4月8日(土)
会場:岡山 CRAZYMAMA KINGDOM(岡山県)
「都会のラクダSP~ラクダビルディング~」※ワンマンライブ
日時:2017年4月30日(日)
会場:日比谷野外大音楽堂(東京都)
「都会のラクダSP~ラクダキャッスル~」※ワンマンライブ *SOLDOUT!!
日時:2017年5月13日(土)
会場:大阪城音楽堂(大阪府)
会場:名古屋 CLUB QUATTRO(愛知)
出演者:PAN ゲスト:SUPER BEAVER
日時:2017年1月29日(日)
会場:梅田 CLUB QUATTRO(大阪府)
出演者:TOTALFAT/SUPER BEAVER/SHE'S
日時:2017年2月19日(日)
会場:日本武道館(東京都)
出演者:SUPER BEAVER/sumika/Czecho No Republic/NOKKO/MAN WITH A MISSION/miwa/"shibuya eggman 35th special session band"/and more....(50音順)
日時:2017年2月25日(土)2月26日(日)
会場:EX THEATER ROPPONGI東京都)
出演者:<2>赤い公演/GOOD ON THE REEL/ポルカドットスティングレイ/and more...
<2>>感覚ピエロ/四星球/SUPER BEAVER/忘れらんねえよ