P★リーガー列伝 Vol.13「体育会系パワフルレフティ 遠藤未菜」

インタビュー
イベント/レジャー
2017.1.19
遠藤 未菜(えんどう・みな)プロ©P★LEAGUE実行委員会

遠藤 未菜(えんどう・みな)プロ©P★LEAGUE実行委員会

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BS日テレ『ボウリング革命 P★LEAGUE』のレギュラー放送が、2015年4月で10年目を迎えた。P★LEAGUEの「P」にはPretty(キュート)、Performance(魅せる)、Passion(情熱的な)、Power(力強い)、Perfect(300点GET)という5つの意味が込められている。 出場するP★リーガーは、その5つのキーワードを象徴するかのように、技術、体力、美貌を兼ね備えた女性アスリートばかりだ。SPICEでは、P★リーガーに単独インタビューを敢行。
今回は、髪色や投球後のガッツポーズなど派手な一面でも観客を魅了し、第1回次世代P★リーガー発掘プロジェクトの合格メンバーでもある「体育会系パワフルレフティ」遠藤未菜プロの登場だ。

――遠藤プロは日本体育大学(日体大)出身。“体育会系パワフルレフティ”というキャッチフレーズ通り、生粋の体育会系というイメージです。

大学ではスポーツ医学の勉強をしていて、特に実技で何かをしていたわけではないので、「体育会系」という自覚はあまりないんですよね。それに日体大には各競技の日本代表クラスがいっぱいいたので、ちょっとレベルが違うというか。周りの子たちにも「一番、体育大にいそうにないタイプ」って言われていましたし(笑)。

――でも、スポーツは子どもの頃から得意だった?

得意というか好きでしたね。特に野球が大好きで、小さい頃は弟の野球チームに無理やり混ざってやっていました。とにかくプロ野球選手がカッコよくて、どうやったら結婚できるかしか考えていなくて(苦笑)。小学生の時の夢はアナウンサー。アナウンサーだったら結婚できるだろうと思って。単純でしたね(笑)。

P★LEAGUE実行委員会

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――当時、特に好きだった選手はいますか?

捕手の相川亮二さん(現・読売ジャイアンツ)が大好きでした。もともとはベイスターズにいて、FAでヤクルト、ジャイアンツと移ったんですけど、すっごくカッコよくて。野球って、走攻守すべて揃っていないとできない競技だから、自分がやるならやっぱりこれだ!と思っていたんですけど、女子の野球部ってそうそうないんですよね。だから中学、高校とソフトボール部に。

――ソフトボールと野球は、やってみるとかなり違うみたいですね。

そう、全く別物なんです。でもバッティングは参考になるところがいっぱいあって、イチロー選手とか中田翔選手の打ち方を一所懸命真似したりして。中学3年からピッチャーになったんですけど、短髪だし、いつも真っ黒だし、女の子に逆ナンされるくらい男の子の容姿でした。

――当時は女子にモテたでしょうね。

モテましたね(笑)。でも、上には上がいるんですけどね。私の高校のある千葉県は、毎年全国優勝校を出すくらいレベルが高くて。それに比べたら私たちはショボチームだったので。でも、バレンタインにチョコをもらったことはたまにありましたね。

――ソフトボールと並行して、ボウリングも始めていたのですか?

いえ、ボウリングは大学生になってからです。ソフトボールはもう引退して、ちょうど暇を持て余していたんです。でも、やっぱりスポーツはやりたいし、何がいいかなと漠然と考えていて。ボウリングを選んだきっかけは父ですね。父は40年来のボウラーで、ボウリングをしている姿がすごくカッコよかったんです。

――最初からプロを目指そうと思っていたのですか?

最初は遊び程度という感じでしたけど、だんだん面白くなってきちゃって。真剣にやろうと思えたのは、P★LEAGUEのオーディション(第1回次世代P★リーガー発掘プロジェクト)のおかげです。高校以来、何かを真剣にやることがあまりなかったんですけど、オーディションという目標ができたことで「何かを一所懸命やって自分を高めたいな」というか、頑張っているんだということを認識したいという一心でボウリングに取り組むようになりました。オーディションを受けるまでは、かなり悩んだんですけどね。

――思い立ったら悩まず突き進むタイプに見えますが。

それ、よく言われるんですよ。でも、行動するより先にすごく考えてしまうタイプで。だからP★LEAGUEのオーディションも受けるか受けないか、本当にギリギリまで迷ったんです。「恥ずかしくないかな、実力が全然追いついていないのに、こんな自分が出てしまって」と。でも親が応援してくれて、「よしやってみよう」と思って受けたんです。意外と精神的に弱いんですよ(苦笑)。

――でも、いつも堂々と投げているイメージですよ。

たぶん、肩幅が広くてガタイがいいし、髪型も金髪だったりするので、そう見えちゃうんでしょうね(笑)。自分自身でも明るく元気にやりたいので、そういう風に見せたいということもありますね。

――ソフトボールは団体戦ですが、ボウリングは自分との闘い。どちらが自分に合っていると思いますか?

当時はピッチャーとして「私がチームを引っ張る」くらいの気持ちでやっていたんですけど、最終的には仲間がいっぱい助けてくれたんだなと思います。やっぱりいいですよね、団体戦。ただ、自分がいいピッチングをしてもチームが打てなければ負けることもある。そういう時に歯痒さは感じますね。それに対してボウリングは全部自己責任。その意味ではすごく楽というか。「全部自分が悪い、じゃあ次に何をしよう」と、課題も見つけやすいんですよね。とにかく今は、その課題に必死に取り組んでいて、ボウリングのことしか考えられません!

――P★LEAGUEではすでに1勝(第46戦)をあげていますが、遠藤プロにとってP★LEAGUEはどんな存在ですか?

私は「見ている人に楽しんでもらえるボウリング」が常に自分のテーマで、それをなくしたら私のボウリングじゃないと思ってるんです。そのテーマを一番発揮できるのがP★LEAGUEなんですよね。だって公式戦では大声で「来いっ!」なんて言えないですもん。P★LEAGUEは自分らしく自由にできる大切な場所。その意味では、やりたいようにやらせてもらっているなあと思います(笑)。

――最後に、これからの目標や夢を教えてください。

P★LEAGUEではとにかく2勝目をあげたいし、公式戦では自分のボウリングを突きつめて、いつかトッププロに……これは目標ですね。夢はボウリングがもっと発展できるように貢献すること。だって、こんなに楽しいスポーツに最近まで気づかなかったのは、自分にとってすごく損だったと思うんですよ。もっともっと魅力が分かる人が増えてくれたら、ボウリングがもっともっと凄いものになるんだろうなと。

――レジャーとしてやったことはあっても、スポーツとしてボウリングをとらえる人は少ないかもしれませんね。

ボウリングは一番身近で一番遠いプロスポーツなんですよね。P★LEAGUEはボウリングを知ってもらうきっかけになると思うので、私もP★リーガーの一員として魅力を伝えられればと。P★LEAGUEを見て「ボウリング、楽しそうだな」と思ったら、ぜひ始めてほしい。「私のボールあげるからやってみて!」って言いたくなるくらい、オススメしたいです!

 

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1月29日(日)23:59まで

 

プロフィール
遠藤未菜

12月23日生まれ、埼玉県出身
JPBA47期生
2016年ポイントランキング 74位
※2016年最終成績

P★LEAGUEオフィシャルサイト:http://www.p-league.jp/
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