The Best Album 2016 -松浦俊夫が選ぶ3枚-

コラム
2017.1.22

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日頃から“新譜チェック”に余念がない方たちが、各々の視点と尺度で『2016年のベスト3作』を選出。今回は、DJ・選曲家・プロデューサーとして活動する松浦俊夫が選ぶ3枚をお届けします。

良かったこと:春にラジオ番組「TOKYO MOON」を書籍化してコンピレイションを2作品リリースできたこと。また、ジャイルスとスタジオコーストで素晴らしいフェスティバルをプロデュースできたこと。モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパンに出演出来たこと。ステージ脇でカエターノに話しかけたこと。
悪かったこと:春先に身体を壊してしまったこと。それで自分の人生を見直すことができたので、それも含めてよかったこととしたい。
2017年は50歳、音楽職歴30年となる大きな節目を迎えるので、例年以上に気合を入れ頑張ります。世の中がどうであれ、自分は好きな音楽を紹介する(生み出す)のみ。応援よろしくお願いします。
 

Badbadnotgood

IV

サックスとギターのリーランド・ウィッティが本作から正式にメンバーとして加入したことによって音楽にさらなる深みが加わったと感じた本作。来日公演は見逃してしまったが、素晴らしいアルバムをいつでも聴けるのでよしとしたい。彼らやアルバムについてさらに知りたい方は本誌の特集記事を是非読んで欲しい。
 

Yussef Kamaal

Black Focus

1月にロンドンで行われたジャイルス・ピーターソン主催の恒例行事のひとつであるワールドワイド・アワードで圧倒的な存在感を放つバンドがユセフ・カマール初体験だった。さらにアルバムのリリース前にライブをフランスで生で体験して以来、東京でのショウを夢想している。日本での認知度がもうひとつなのが残念ではあるものの、期待値を込めてベストアルバムにしようかと最後まで悩んだ。
 

Buttering Trio

Threesome

イスラエル・テルアビブを拠点に活動するリジョイサー、ベノそしてケレンダンからなる男女混成のバターリング・トリオ。彼らは日本では全くの無名ながらここでも十分に受けるサウンド・ライティングと大いなるポテンシャルを感じる。知られていないアーティストを知ってもらうのもDJの使命の一つだと思っているので敢えて挙げてみた。
 

松浦俊夫
DJ/選曲家/プロデューサー
1990年、United Future Organization (U.F.O.)を結成。日本におけるクラブカルチャー創世記の礎を築く。12年間で5枚のフルアルバムを世界32ヶ国で発売し、高い評価を得た。独立後も精力的に国内外のクラブやフェスティバルでDJ。さらにイベントのプロデュースやファッション・ブランドなどの音楽監修を手掛ける。2013年、4人の実力派ミュージシャンとともに、東京から世界に向けて現在進行形のジャズを発信するプロジェクト、HEXを始動。Blue Note Recordsからアルバムをワールドワイド・リリース。
InterFM897「TOKYO MOON」(毎週水曜23:00)
Worldwide FM「WW TOKYO」 (隔週月曜17:00) 好評オンエア中。
http://www.toshiomatsuura.com

 

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