宇多田ヒカル『Fantôme』の合計セールスがミリオン突破　KOHHとの共演曲MVも公開に

宇多田ヒカルの最新アルバム『Fantôme』のセールスが、CDの出荷およびデジタル配信（国内外含む）をあわせ100万枚を突破した。

内訳としては、フィジカルCD出荷で78万枚、デジタル配信（バンドル）22万枚となり、これでデビュー以来発表したすべてのオリジナルアルバムがミリオンセールスを達成したことに。宇多田ヒカルの音楽の歴史にまたひとつ新たな1ページが刻まれた。
 
また、同アルバムの収録曲から、KOHHとの共演で話題となった「忘却 featuring KOHH」のMVがフル尺で公開された。監督をつとめたのは、20代の新進気鋭の映像作家・dutch_tokyoこと山田健人氏。多数の監督候補の作品の中から、宇多田ヒカル自身が彼を指名したことでタッグが実現。映像にはKOHHも出演しており、若きクリエイターとのコラボに相応しい作品に仕上がっている。

なお、本MVについて山田監督は
「監督させて頂くにあたって一番大切にしたことは、余計なものがない純粋な”ミュージック”・ヴィデオであることにこだわるということです。
お話を頂いて改めてこの「忘却」という音楽と向き合って感じた、宇多田さん、KOHHさんそれぞれの世界は、あらゆる経験の還元された表現でした。
映像監督としてこのような音楽に意味を視覚付けすることは、別のチカラを与えることでもあり、その全てを映像の一つ一つに落とすということであります。
5分間、他の一切の感覚をなくすような没入感、神々しさ、生と死、意識と無意識、存在と不在、認知、主観と客観…
あえて文字にするとそのような世界観を持った映像です。
 素晴らしい曲の価値をただのビジュアルの消費にしないような映像にできたと思っています。」
とのコメントを残している。是非「忘却」の世界に深く浸ってみてほしい。