『歌川国芳 21世紀の絵画力』展が開催に 近年の“国芳ブーム”の理由を探る

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アート
2017.3.17

歌川国芳 21世紀の絵画力』展が、2017年3月11日(土)~5月7日(日)にかけて府中市美術館にて開催される。

ここ数年、同時代の北斎や広重をしのぐほどのブームとなっている江戸後期の浮世絵師、歌川国芳。本展では、迫力ある武者絵から味わい深い猫の絵まで、幅広いレパートリーに腕をふるった国芳の「絵画力」を、現代に問うことを試みる。

展覧会は二部で構成される。第一部の「19世紀の国芳」では、国芳の作品の成り立ちを当時の状況に即して考えてゆく内容となる。当時のさまざまな造形作品をも視野に入れ、国芳の迫真表現の斬新さ、描写力の凄さ、読み物や娯楽との関係を紹介していく。そして第二部は、「21世紀の国芳」。なぜ今、国芳の作品が輝いているのか、国芳の作品のどんなところが現代人に訴えているのか。その答えを、造形の手法や題材、作品に表れた作者の心といった点から探っていく。

会場では、代表作のほぼすべてが、摺りの状態、保存状態ともに良質なまま展示される。また、円山応挙や亜欧堂田善ら他の画家の作品も、数点観ることができるとのこと。気になる方はぜひ足を運ぼう。

 

イベント情報
歌川国芳 21世紀の絵画力

会期:2017年3月11日(土)~5月7日(日)
前期 3月11日(土)~4月9日(日)
後期 4月11日(火)~5月7日(日)
*前期と後期で全作品の展示替えを行います。
主催:府中市美術館(単独開催、他会場への巡回はありません)
観覧料:
一般 700円(560円)
高校生・大学生 350円(280円)
小学生・中学生 150円(120円)
*( )内は20名以上の団体料金
2度目は半額 *観覧券に、2度目は半額になる割引券が付いています。
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/kuniyoshi21.html
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