バレエの“今”を感じられる多彩で豪華な夢のステージ『NHKバレエの饗宴』

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『NHKバレエの饗宴』

『NHKバレエの饗宴』

日本を代表するバレエ団やダンサーが一堂に会する『NHKバレエの饗宴』。今年2017年は、4月8日(土)NHKホールで開催される(開場:14時、開演:15時、終演予定:18時)。バレエの“今”を感じられる多彩で豪華なラインナップで一夜限りの夢の舞台が繰り広げられる。気になる今年のプログラムは……。

井上バレエ団が、「ナポリ」第3幕からパ・ド・シス、タランテラ、フィナーレで『NHKバレエの饗宴』初登場。

前回の「NHKバレエの饗宴」で、あのマニュエル・ルグリがオーディションを行って選抜した若いダンサーたちによって上演されたのが「ナポリ」。振付はデンマークの振付家オーギュスト・ブルノンヴィル。19世紀前半、ロマンティック・バレエ全盛期の傑作で、当時の振付が今に伝えられている数少ない演目のひとつ。優雅で繊細な上半身の使い方、細かい足さばきなど、クラシックバレエとは一味違う味わいに満ちている。このブルノンヴィル作品を長きにわたって大切に踊り継いで来たのが井上バレエ団だ。前回のバレエの饗宴では「ナポリ」のパ・ド・シスだけが披露されたが、今回はそれに続くタランテラからフィナーレまで、ブルノンヴィルの魅力がたっぷりと届けられる。出演は、宮嵜万央里、西川知佳子、源 小織、速水樹里、荒井成也 ほか。


貞松・浜田バレエ団は、コンテンポラリーダンスの「死の島 - Die Toteninsel」(新作初演)でお目見え。

貞松・浜田バレエ団は神戸を拠点に活動。振付は同バレエ団出身で、現在ドイツ、レーゲンスブルク歌劇場のダンス部門の芸術監督を務める森優貴。クラシックをベースにしながらも、自由で独創的なダンスで、新しい表現の地平線を開拓する気鋭の振付家。音楽はラフマニノフの交響詩「死の島」。踊るのはバレエ団の精鋭5人。果たしてどんなダンスの世界が繰り広げられるのか? NHKバレエの饗宴は、音楽は基本すべて生演奏。音のとり方が複雑な現代作品だとCD再生が一般的だが、今回この「死の島」では生演奏での上演に挑戦する。出演は、瀬島五月、堤 悠輔、東 沙綾、水城卓哉、宮本 萌。


『バレエの饗宴』3回目の出演となる新国立劇場バレエは、「テーマとバリエーション」。

第1回の『NHKバレエの饗宴』で開幕を飾った「アラジン」、第4回の時には新制作の「眠りの森の美女」で、豪華絢爛のステージを披露した新国立劇場バレエ団だが、今回披露するのは20世紀の代表的な振付家の一人ジョージ・バランシンの代表作「テーマとバリエーション」。チャイコフスキーの組曲第3番という管弦楽曲の最終楽章に振付けられた作品で、音楽を見事に視覚化したと称される。豪華な音楽と一体となった流れるような振付、それを豊かな音楽性とともに一糸乱れぬステップで完璧にこなすダンサーたち、音楽の高まりとともに、見るものを感動の高みへと誘ってくれる。出演は、米沢唯(平成28年度芸術選奨の舞踊部門・文部科学大臣新人賞受賞)、福岡雄大ほか。

そして、こちらも『NHKバレエの饗宴』3回目の出演となる牧阿佐美バレヱ団は、チャイコフスキーの最高傑作「眠りの森の美女」から第3幕を踊る。

演出・振付はテリー・ウエストモーランド(マリウス・プティパ原振付による)。主役二人のパ・ド・ドゥのほかにも、青い鳥のパ・ド・ドゥや宝石たちの踊り、さらに長靴を履いた猫と白い猫や、赤ずきんなどキャラクターダンスも盛りだくさん。「これぞクラシックバレエ」という踊りの数々はどれも見ごたえたっぷり。バレエを知らない人が初めて見ても楽しめる一方、バレエ通が何度見ても感激してしまう、それがこの「眠りの森の美女」。層の厚いバレエ団であればあるほど、どのダンサーがどの役に配役されるのかが楽しみというもの。すでに発表されている青山季可千晴、ラグワスレン・オトゴンニャムは、もちろん主役級の配役だろう。彼ら以外のバレエ団実力者がどの役につくのかも楽しみだ。

なお、前述の通り、『NHKバレエの饗宴』の音楽はすべて生演奏。指揮は園田隆一郎、管弦楽は東京フィルハーモニー交響楽団が担当する。

公演情報
NHKバレエの饗宴 2017

■日時:2017/04/08(土) (開場:14時、開演:15時、終演予定:18時)
■会場:NHKホール

 
井上バレエ団/「ナポリ」第3幕から パ・ド・シス、タランテラ、フィナーレ 
■振付:オーギュスト・ブルノンヴィル 
■音楽:ヘルステッド、パウリ、ロンビュー 
■ゲストバレエミストレス:ペトルーシュカ・ブロホルム 
■出演:宮嵜万央里、西川知佳子、源小織、速水樹里、荒井成也 ほか 

 
貞松・浜田バレエ団/「死の島 - Die Toteninsel」(新作初演) 
■振付:森優貴(ドイツ・レーゲンスブルク歌劇場ダンスカンパニー芸術監督) 
■音楽:セルゲイ・ラフマニノフ 
■出演:瀬島五月、堤悠輔、東沙綾、水城卓哉、宮本萌
 
新国立劇場バレエ団/「テーマとバリエーション」 
■振付:ジョージ・バランシン 
■音楽:ピョートル・チャイコフスキー
■出演:米沢唯、福岡雄大 ほか 

 
牧阿佐美バレヱ団/「眠りの森の美女」から 第3幕 
■演出・振付:テリー・ウエストモーランド(マリウス・プティパ原振付による) 
■音楽:ピョートル・チャイコフスキー
■出演:青山季可、清瀧千晴、ラグワスレン・オトゴンニャム ほか 

 
■指揮:園田隆一郎 
■管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
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