及川光博　動き、歌い、踊るファンキーなステージでワンマンショーツアー『FUNK A LA MODE』に幕

7月16日（日）、及川光博がホールツアー『及川光博ワンマンショーツアー2017「FUNK A LA MODE」』の最終公演を大阪・フェスティバルホールで開催した。

『及川光博ワンマンショーツアー2017「FUNK A LA MODE」』は、及川が４月にリリースしたニューアルバム『FUNK A LA MODE(ファンクアラモード)』を携え、全国15箇所をまわるホールツアー。今回のツアーのテーマは「GOLD」 ということで、ステージはゴールドとブルーを貴重とした神殿風の豪華なもの。オープニングは、「ファンキー☆ミュージック」から「メロディアス」へのメドレー、そして最新作に収録された米米クラブのカバー「sûre danse」と、アルバムのテーマでもあるファンキーな曲で幕を開けた。

及川光博 撮影＝川田洋司

ツアー最終公演のこの日は、即日完売・満員御礼。及川は、その満員の客席との恒例の「愛してますか！？」のコール＆レスポンスで、客席をエキサイトさせる。今回のワンマンショーツアーの見どころのひとつは、及川がアルバムのインタビューでも語った「大好きなFUNK SOUNDを生バンドで演る贅沢」を、ステージでも再現するということ。そのバンドは、ここ数年及川のサウンドを固め、最新作のレコーディングでも贅沢な演奏で盛り上げるTHE FANTASTIXのメンバーだ。及川とともに華を添え、エネルギッシュなダンスで魅せる二人のダンサーたちも登場し、ステージはまさに豪華なショーとなった。

第一部の中盤では、及川が「運命の人」「ガールフレンド」と聴かせるバラードを熱唱し、満員のオーディエンス（ベイベーたち、男子諸君）を飲み込む。そこから一変、雷鳴と閃光から「Slave of you」、「紅のマスカレード」で再度会場をヒートアップさせ、第一部のクライマックスは「CRAZY  A GO GO!!〜FUNKY GOOD TIME〜」でステージも客席もともにダンスで最高潮へ。

及川光博 撮影＝川田洋司

第二部は、恒例の「愛と哲学の小部屋」と題したトークからスタート。これは開演前の会場で観客が書いたメッセージや質問に、及川がその場で即答するコーナーだ。及川が、今年1月から放送の日曜劇場『A LIFE〜愛しき人〜』（TBS系）で自身が演じる‟羽村先生”の衣装で登場すると、客席からは大きな悲鳴のような歓声が。そして、メンバーがステージに再登場し、第二部の1曲目「Shinin’ Star」で再度ソウルフルかつファンキーなステージが再開。3曲を立て続きに歌い上げ、そして踊り、ステージを右左と走る。「求めすぎてる？僕。」と、怒涛のダンスナンバーで本編を締めくくると、会場からは「ミッチー」コールの大合唱が。

アンコールでは、ライブの人気曲「死んでもいい」で客席もダンサーに合わせて踊る、迫力の景色が展開。アンコール最後の曲「バラ色の人生」で、再びステージと客席が一体となった。メンバー全員がステージ前に集合したラインナップでは、及川がマイクを離し、地声で「ありがとうございました！」と感謝を伝える。それでも興奮の収まらない客席に応え、Wアンコールは「S.D.R.」。ステージ幅いっぱいに二人のダンサー、コーラスとともに動き、踊り、歌る。3階席奥までそのパワーを見せ付け、圧倒的なステージでショーを締めくくっている。

及川光博 撮影＝川田洋司

なお、7月30日（日）には、WOWOWにて『ワンマンショーツアー2017「FUNK A LA MODE」』が、『及川光博ワンマンショーツアー2017『FUNK A LA MODE』～あらどーも、東京。～』として独占放送されることも決定。その直前には、2016年の全国ツアーから神奈川県民ホールでの公演を収めた番組『及川光博ワンマンショーツアー2016『Punch-Drunk Love』～祝☆20周年！！ハタチのミッチー～』がWOWOWライブで放送される。