TAKAHIRO、塚本晋也に殴られ「思っていた以上に重いものが来ました(笑)」『ウタモノガタリ』公開記念舞台あいさつ

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2018.6.24
左から、夏帆、TAKAHIRO、塚本晋也

左から、夏帆、TAKAHIRO、塚本晋也

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6月24日(日)、映画『ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-』の公開記念舞台挨拶がTOHOシネマズ日比谷にて開催された。イベントには、TAKAHIRO、夏帆、塚本晋也、松永大司監督が登壇した。

『ウタモノガタリ -CINEMA FIGHTERS project-』は、EXILEや三代目 J Soul Brothersらに歌詞を提供してきた作詞家・小竹正人氏の詩から生まれた6つの楽曲と、全6編のショートフィルムで綴る映画。TAKAHIRO、夏帆、塚本晋也は、同プロジェクトの1編で、松永大司監督がメガホンをとった『カナリア』に出演している。

TAKAHIRO

TAKAHIRO

主人公・亮を演じた感想について、TAKAHIROは「長回しのシーンがあったんですが、ここまで台詞が少ない役というのは初めてで、そういった場面での表現方法など考えながら挑戦させていただきました。とてもプレッシャーも感じましたが、監督やキャストのみなさんに助けられて演じさせていただきました」とコメント。また、「塚本さんには殴られるシーンで、事前に『本気でお願いします!』とリクエストしていたのですが、思っていた以上に重いものが来ました(笑)」と撮影時の強烈な体験を振り返る。すると塚本は「監督が後ろから本当に殴れ殴れ!って言うから(笑)」と秘話を明かし、会場に笑いを起こしていた。

夏帆

夏帆

亮の恋人・楓を演じた夏帆は「全く台詞がなくて、ショートフィルムという短い作品の中でどういう立ち位置でいればいいのか非常に悩んだのですが……」と述懐。「撮影に入る前にエチュードを行ったことで、作品の中でTAKAHIROさんとの関係性を知る時間をいただけたので、こういう風に役を作っていくことができるんだと知ることができ、非常にいい経験ができました」と語る。

塚本晋也

塚本晋也

楓の父・巌(いわお)を演じた塚本は、「普段、エチュードをやることはまれなのですが、今回行ったことで、みんなと関係性を築くことができ、そのまま撮影に臨むことができ、いい時間を共有できました。撮影前に監督の想いもしっかりと聞けて、いい作品にしなくてはと感じました」と、振り返る。

松永大司監督

松永大司監督

松永監督は、小竹氏の詩から映画を生み出す工程に言及。「まず、小竹さんから歌詞をいただいて、そこからどいうものにしていこうかと考えました。『カナリア』は、福島の帰還困難地域が舞台となっていて、2011年に震災があり、そこから数年経った今でも映画の中と同じ光景があります。ご覧になった方は、なんで今なんだ?と思うかもしれませんが、まだここなんです、ということを1人でも多くの方に知ってほしいという思いで作りました」と明かしつつ、「今回、撮影に協力してくださった地元の方々から、『この街を題材にしてくれてありがとう』と言っていただき、色んな感情がこみ上げてきました」と、作品への想いを語った。

左から、夏帆、TAKAHIRO、塚本晋也

左から、夏帆、TAKAHIRO、塚本晋也

また、楽曲と映像の新たなコラボレーションについて、TAKAHIROは「普段はレコーディングしてリリースする、というのが基本ですが、今回、楽曲からインスパイアされた映画が生まれ、しかもその楽曲は劇場でしか聴けない。これまでにない新たなエンターテインメントが生まれたと感じています」と手応えを語る。また、松永監督が「こういう作品の作り方をしたのは初めてだったので、非常に難しかったです。でも思ったよりもTAKAHIROさんがしっかりと歌ってくれていて……」と話すと、 TAKAHIROはすかさず「一応歌手なので!(笑)」とツッコミを入れ、会場の笑いを誘っていた。

左から、松永大司監督、夏帆、TAKAHIRO、塚本晋也

左から、松永大司監督、夏帆、TAKAHIRO、塚本晋也

 

映画『ウタモノガタリ -CINEMA FIGHTERS project-』​は公開中。

作品情報

映画『ウタモノガタリ -CINEMA FIGHTERS project-』​
 

 

『カナリア』
キャスト:TAKAHIRO、塚本晋也、夏帆
主題歌:EXILE TAKAHIRO「Canaria」(新曲)
監督:松永大司
【あらすじ】
早朝、霞のかかった牧場。髙橋巌(塚本晋也)は、牛舎でいつもどおり牛の世話を始める。そこへ遅れてやってくる亮(TAKAHIRO)。「無理して来なくていい」と声をかける巌だが、亮は返事もせず黙々と作業を手伝う。作業後、二人のいるコンテナまで、別棟の牛の大きな鳴き声が響く。お産が近いのだ。気になり足を運ぶと、そこには雌牛を見つめている楓(夏帆)の姿が。亮は声をかけようとするが諦める。その後、自分のとったある行動が原因で巌と衝突してしまった亮。感情のはけ口を見つけられず、閑散とした街をひとり彷徨う。再び牧場に戻り、ハンマーを手にして向かった先は、昼間に楓が見つめていた雌牛の前だった。
 
『ファンキー』
キャスト:岩田剛典、麻生久美子、池松壮亮
主題歌:三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE「東京」(新曲)
監督:石井裕也
【あらすじ】
2041年、東京の片隅に謎のファンキー集団が現れる。そして突然、彼らはダンスを始めた。だがしかし、皆から「純司の兄貴」と呼ばれるリーダーの男だけは、この日に限って踊ろうとせずに塞ぎ込んでいる。彼には子どもの頃から変わっていないただひとつの願いがあった。それは「亡くなった母親に会いたい」というものだ。母親の30回目の命日、ファンキーな仲間たちが純司のために行動を始めた時、奇跡が起こる。
 
『アエイオウ』
キャスト:白濱亜嵐、木下あかり、奥田瑛二
主題歌:GENERATIONS from EXILE TRIBE「何もかもがせつない」(新曲)
監督:安藤桃子
【あらすじ】
次なる世界大戦の予兆が全世界を覆っている。孤独な若き自衛隊員、安住ひかるは、特命任務に突如選抜される。会戦を阻止すべく、将補、山崎と共に最果ての地へと赴く。その鍵を握る聖地、美しい浜にポツリある見張り台に立つひかる。海を見るひかるの脳裏にかつての恋人、知和(ちか)の姿が蘇る。 ある日、ひかるの前に老婆が現れる。「おわりのはじまり」老婆の紡ぐ言葉から、ひかるに打ち寄せる真実とは何か。そして未来は。
 
『Kuu』
キャスト:石井杏奈、山口乃々華、坂東希
主題歌:DANCE EARTH PARTY「あの子のトランク」(新曲)
監督:平林勇
【あらすじ】
深い谷。音を立てて激しく流れる川。何モノかから逃げる様にさまよい歩くアン。
ボロボロのアンは対岸に人を見つけ、助けを求めようと思うが「自分とは違う人々」ではないかと感じる。アンの対岸にいたハナとテンは、アンが「自分達とは違う人々」なのか、身体を使ってアンに対話を試みる。アン、そしてハナとテンは、全身全霊で相手の存在を理解し認めようと対話を続ける。
 
『Our Birthday』
キャスト:青柳翔、津川愛美、芦名星
主題歌:JAY'ED&鷲尾伶菜「How about your love?」(新曲)
監督:Yuki Saito
【あらすじ】
アメリカ留学時代の友人と起業し、成功している若き社長の戸倉奏は、同じ誕生日であるパティシエの梨香と出会い運命を感じ惹かれ合う。誕生日に結婚の約束を交わすが、梨香は突然離れてしまう。梨香を失った喪失感から心を閉ざしてしまった奏。翌年の誕生日、全ての誘いを断り一人帰宅した奏は、真っ暗なはずの部屋でキャンドルに照らされた梨香の姿を見つけた。二人の誕生日に永遠の愛を誓う奏だが。
 
『幻光の果て』
キャスト:山下健二郎、加藤雅也、中村映里子
主題歌:DEEP「Baby Shine」(新曲)
監督:岸本司
【あらすじ】
漁師のヨシヤは未経験の花田を雇い、共に働くことになる。ある日、花田が船に置かれた折れたサーフボードを気にしていると、ヨシヤは突然、サメを目撃したと船を走らせる。不審に思った花田は「本当にサメはいたのか?」と問うが、ヨシヤは取り付く島も無い。数日後、漁師仲間のカオルがクジラを見に行こうと二人を誘うのだが、その最中にもヨシヤはサメを目撃する。戸惑う花田とカオルをよそに彼は魚影を追い続けた。
 
エグゼクティブプロデューサー:EXILE HIRO
企画・プロデュース:別所哲也
コンセプトプロデューサー:小竹正人
配給:LDH PICTURES 
公式サイト:http://utamonogatari.jp/​
(C)2018 CINEMA FIGHTERS
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