劇作家の悩みは劇作家に聞け！ 第一回『関西劇作相談所』開催

若手に立ちはだかる様々な問題に先輩作家が答える“公開相談”。

京都の劇作家・土田英生が人気劇作家たちを招き、その近作に様々なツッコミを入れることで創作の秘密に迫る「劇作バトル！」というイベントを続けていた「日本劇作家協会」の関西支部。今年からは内容を一新し、土田を含む3人のベテラン作家たちが、関西在住の若手作家3人の相談にのるという、公開討論ならぬ「公開相談」と言える『関西劇作相談所』を開催する。

「書けない時はどうすればいいか」という作家としての苦悩から、公演資金などの実務的な話まで、劇作家なら必ずぶち当たる諸問題に対して、先輩の劇作家たちがどう対処してきたかを明かしていく。第一回目のゲストは（※いずれも表記は五十音順）、若手チームは合田団地（努力クラブ）、小高知子、ピンク地底人3号（ピンク地底人／ももちの世界）。ベテランチームはサリng ROCK（突劇金魚）、土田英生（MONO）、マキノノゾミ。相談する側もされる側も、コメディから社会派、正統派シットコムから不条理系とバラエティに飛んだ布陣となっている。司会はiakuの横山拓也。

各作家たちから出てくる体験談やノウハウは、ゲスト以外の現役若手作家、あるいは今後作家を目指す人たちにも幅広く参考になるだろう。また一般観客も、普段観ている舞台の裏側にある苦労や秘策などを、ポストパフォーマンストークなどとはまた違う方向から聞くことができる、またとない機会となるはずだ。