元乃木坂46・若月佑美が地下アイドルからトップを目指す? 松重豊主演ドラマ『父と息子の地下アイドル』の放送が決定

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2019.12.25
若月佑美

若月佑美

ドラマ『父と息子の地下アイドル』が2020年2月23日(日)よりWOWOWプライムにて放送されることが決定した。

『父と息子の地下アイドル』は、優れたシナリオ作品を発掘し、新人脚本家を育成することを目的に創設された『WOWOW新人シナリオ大賞』の2018年度大賞作品をドラマ化作品。光益義幸氏による脚本は、同賞の応募総数413編の中から勝ち残った。

本作の物語は、中年高校教師が交通事故で植物状態になってしまった息子に代わり、地下アイドルグループをプロデュースすることになる、というもの。主人公の千堂を松重豊が演じるほか、息子役で井之脇海、アイドルグループ“オトメがたり”のリーダー・椎奈役で元・乃木坂 46 の若月佑美、同グループのメンバー役で芋生悠加藤小夏らが出演。今井悠貴、遠藤久美子、鶴田真由、瀧本美織、深水元基らもキャストとして名を連ねている。メガホンをとるのは、『こはく』で知られる横尾初喜監督。

放送決定を受けた、キャスト、スタッフのコメントは以下のとおり。

 

松重豊

――本作のオファーを受けた時、初めて脚本を読んだ時の印象。

若手の登竜門的コンペティションということで、並々ならぬ覚悟で応募されていると思うので、台本の中に詰め込まれている一つひとつの言葉を大事にしつつ、演じる側の僕らがより良くできる部分は行間などで表現していきたいなと思います。ベテランの作家にない面白さを僕らが拾っていければと思います。

――主人公・千堂真澄役を演じるにあたって。

地下アイドルについては、ニュースなどでしか観たことがないですし、実際にどういう空気感でやられているものなのか分からないので、役と同じように、地下アイドルというものに新鮮に驚いて尚且つ自分自身が動かされていくところまで面白く感じてみようと思います。

僕らの時代もそうですが、次の時代を変えていく面白いものは地下から生まれてくるような気もするので、地下アイドルは、一般的なアイドルではない、新しい価値をつくりだすんだろうなと思います。それを楽しみたいと思います。

――視聴者の皆さまへ一言。

教師の役ですし学校という場所も出てきます。僕らの時代と、今の学校というものはものすごく大きく変わってきているという予感はします。そんな昭和な気持ちを持ちつつ、今の教育現場というもの、若い人と向き合う教師の気持ちをできるだけリアルにお届けするつもりですので、それらを身近に感じていただければなと思います。

 

若月佑美

――本作のオファーを受けた時、初めて脚本を読んだ時の印象。

素直に嬉しかったです。まだまだ高校生を演じてみたかったというか…25歳の私ですが、若くて青いあの時期ならではのパワーとか無敵さを出来る限りは出せる女優でありたいと思っていたので頑張りたいなと強く思いました。

――地下アイドル・椎奈役を演じるにあたって。

元アイドルという肩書きは誇りでもあり、時には壁として現れてしまったりもするのですが、今回は逆に元アイドルという部分が活かせる役なので説得力とリアルさが良い方に出るように頑張りたいと思います。

――視聴者の皆さまへ一言。

見ていただいた皆様に、夢を信じる力と自分を信じる力ってこんなに強いパワーをもっていて周りの心まで変えていけるんだな、とかそんな風に思って貰えたらいいなと思っています。

素敵な作品をお届け出来るように全身全霊で頑張ります!

 

井之脇海

――本作のオファーを受けた時、初めて脚本を読んだ時の印象。

地下アイドルを題材としたポップで疾走感のあるストーリーの中に、しっかりと登場人物の気持ちの揺れや夢への情熱が丁寧に描かれていて読み応えのある本でした。

夢を持つ素晴らしさや、人を思いやることの大切さをしっかりと発信できる作品だと思います。

――松重豊さんと親子役での共演にあたって。

松重さんと初めてお会いした時、とても物腰の柔らかい素敵な方だと感じました。お芝居を一緒にさせていただくのは初めてなので、先輩に負けないように頑張りたいと思います。

思いがすれ違ってしまった親子の関係ですが、ただの幼稚な喧嘩ではなく、しっかりと彼らなりの正義のぶつかり合いを松重さんと2人で作りたいと思います。

――視聴者の皆さまへ一言。

登場人物全員が一生懸命なので一緒に応援したくなる作品になると思います。ご期待ください!

 

芋生悠

――本作のオファーを受けた時、初めて脚本を読んだ時の印象。

純粋に嬉しい気持ちでした。WOWOWのドラマは役者を目指す以前から好きで観ていたので、ひとつ夢が叶ったという感じです。同時に早くもドキドキしています。

――地下アイドル・怜央役を演じるにあたって。

アイドルは自分とは程遠い世界にいると思っています。でも信念は自分自身とも重なる部分があるかと思うので1人の人間として怜央と向き合っていきたいです。

歌やダンスは未経験なのでこれから特訓するのが楽しみです。どうかその成長も見届けてください。

――視聴者の皆さまへ一言。

父と息子の親子愛や友情、温かいヒューマンドラマです。愛すべきものの為に人が何か始めようとする、最初は未熟でもそれはかけがえのない愛に変わると思います。

視聴者の皆様にも勇気や笑顔を与えられるよう頑張ります。ぜひ最後まで見ていてください。

 

加藤小夏

――本作のオファーを受けた時、初めて脚本を読んだ時の印象。

もちろんお話をいただいた時は嬉しかったのですが、私とひらりは対極な気がしたので「何で私を?」とも思いました。しかし今はこの役を託していただけた喜びの方が大きくなっています。脚本を読んでいる時、千堂役のセリフがすでに松重さんのお声で聞こえてくるような気がします。クランクインが待ち遠しいです。

――地下アイドル・ひらり役を演じるにあたって。

人前で踊るという機会が私生活では全くないので、今から楽しみにしています。ダンスの経験はあっても地下アイドルの踊りはまだ未知なので、新しい気持ちで向き合っていきたいです。末っ子キャラとして若月さん、芋生さんと頑張っていきます。

――視聴者の皆さまへ一言。

今は台本とにらめっこしている真っ最中です。まだクランクイン前ですが、素敵なキャストの皆さん、監督、スタッフの方々とこの作品に関わらせていただくからには、真摯にひらり役と向き合っていきます。楽しみにしていてください。

 

横尾初喜(監督)

初めて脚本を読んだ時、アイドルというある種ポップな題材で全体を包みながらも、大人と若者の、親と子の、葛藤と成長が丁寧に描かれた作品だと感じました。

撮影準備を進めていますが、主演の松重豊さんはじめ、それぞれの部署の皆さんとしっかり話し合いながら、「今」の学校、高校生、若者、そして大人たちのリアリティを創っていければと思っています。

アイドルという題材を楽しんで観ていただきながら、家族の、友達の、「暖かさ」を感じていただけたら幸いです。

 

光益義幸(脚本)

受賞の知らせを聞いてから授賞式までにもじわじわと喜びがこみ上げる一方でした。

僕自身が伝えたい思いやテーマがあったわけではなく、自分が映像で見て、楽しいと思えるものを描きました。地下アイドル業界を知って、熱量の高い現場を映像で見たいと思って描いたので放送を非常に楽しみにしています。

ドラマ『父と息子の地下アイドル』は2020年2月23日(日)22時よりWOWOWプライムにて放送。

放送情報

ドラマ『父と息子の地下アイドル』
脚本:光益義幸
監督:横尾初喜(『こはく』、「tourist ツーリスト」第 3 話)
音楽:牧戸太郎(「黒崎くんの言いなりになんてならない」『兄に愛されすぎて困ってます』)
出演:松重豊 若月佑美 今井悠貴 芋生悠 加藤小夏 /遠藤久美子 鶴田真由/ 瀧本美織 深水元基 井之脇海 ほか
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