《寄席鍋！》十九杯目は、北の大地から「天狗裁き」 by 築亭一財産（北海道大学落語研究会）

第十九回　「天狗裁き」 築亭一財産（北海道大学落語研究会）

皆様ごきげんよう、築亭一財産（きずきてい ひとざいさん）と申します。北海道大学落語研究会の会計を務めております。神戸出身のハイパーナルシストスーパーブルジョアお嬢様ですが、現在はバイトを10個掛け持ちし奨学金で通っております。お金って大事。人生何が起こるか分かりませんね。

今回はこのような機会にお声がけいただき嬉しい限りでございます。北の大地にいると本州の皆様と関わることもあまりございませんので。おうちの中で退屈な時間を持て余してもおりましたし……。

家にこもってばかりいると、ついついうたた寝してしまいますね。おまけに最近暖かくなってきましたし。今回の「天狗裁き」という物語は、男がうたた寝している場面から始まります。よほど気持ちよさそうに眠っていたのでしょう、寝言を言ったり笑ったりする男を女房が叩き起こし、どんな夢を見ていたのか興味津々で尋ねます。しかし男は、「夢は見ていない」。そう言っているのにいろんな人が夢の内容を聞きたがり、天狗までもが男に迫るんです…!!

（※撮影に当たり一日に3回以上、下宿先の管理人に「うるさい」と怒られました。リアクションとボリュームを控えた「天狗裁き」をどうぞお楽しみください）

【築亭一財産 プロフィール】
きずきてい ひとざいさん。神戸出身。北海道大学理学部地球惑星科学科3年生。北大落研にて唯一講談をする者。出張・寄席・YouTube配信に多数出演。三味線も弾けるよ。サークルの中から落研を選んだのは、他人と協力することが苦手だから(落語は一人芸なので)。短歌とラップが好き。そこから言語学をかじり、現在落語や講談と結びつける試みをしている。趣味は旅行と博物館巡り。おかげでよく音信不通になる。

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