黒羽麻璃央が志々雄真実、松下優也が四乃森蒼紫など出演者の配役をライブ配信で発表 ミュージカル『るろうに剣心 京都編』

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2020.7.24
ミュージカル『るろうに剣心 京都編』YouTubeのライブ配信より (C)和月伸宏/集英社

ミュージカル『るろうに剣心 京都編』YouTubeのライブ配信より (C)和月伸宏/集英社


2020年11月3日(火・祝)~12月15日(火)、IHIステージアラウンド東京で上演される、ミュージカル『るろうに剣心 京都編』の配役が解禁となった。

原作は、世界でのシリーズ累計発行部数7200万部を超える、和月伸宏原作の大ヒットコミックス。明治時代の日本を舞台に、新撰組や紀尾井坂の変などの史実を絡ませながらもオリジナルストーリーで展開する剣劇漫画で、これまでアニメ、ゲーム、小説、そして、実写映画化など様々なメディアで展開されてきた。本公演では、脚本・演出は、数々のグランドミュージカルを成功に導いてきた小池修一郎が手掛ける。

先日発表された、個性豊かな主要キャストの面々だが、緋村剣心役の小池徹平を除き、それぞれの配役は未発表で、SNSなどでは誰がどの役を演じるかを予想するなど盛り上がりを見せていた。そんな大注目の配役が、7月23日(木)に主演の小池をはじめ主要キャストが集結し、YouTubeのライブ配信にて発表された。ライブ配信では、初々しくも和やかなやり取りや、これから始まる稽古に期待を馳せた楽しげな会見となった。配役とその役どころと共に、配役発表会のライブ配信の模様を紹介する。

配役

■小池徹平……緋村剣心(ひむら・けんしん)
かつて最強と恐れられた人斬り抜刀斎。維新後、<不殺の誓い>を立て、全国を旅している。

■黒羽麻璃央……志々雄真実(ししお・まこと)
人斬り役の後継者をしていた元・長州派維新志士。明治政府に抹殺されかけ全身火傷を負い、強い恨みがある。

■松下優也……四乃森蒼紫(しのもり・あおし)
幕府の御庭番衆の御頭。最強の剣士になることを心に誓い、剣心に戦いを挑んでくる。

■加藤清史郎……瀬田宗次郎(せた・そうじろう)
志々雄一派の十本刀の一人。剣術は天賦の才を持つ。超神速で移動する縮地法の使い手。

■岐洲 匠……相楽左之助(さがら・さのすけ)
元・赤報隊準隊士。斬馬刀の使い手。人情味あふれる熱い男で、剣心の頼れる仲間。

■奥野 壮(男劇団 青山表参道X)……本条鎌足(ほんじょう・かまたり)
志々雄一派の十本刀の一人。大鎖鎌の使い手。外見は可愛らしい女の子だが実は男性。志々雄のことを慕っている。

■綺咲愛里……神谷 薫(かみや・かおる)
神谷活心流道場師範代。人を活かす剣を教えている。剣心をそばで支える正義感の強い女性。

■鈴木梨央……巻町 操(まきまち・みさお)
剣心が京都に向かう道中で出会う少女。御庭番衆の先代御頭の孫。蒼紫を慕っている。

■仙名彩世……駒形由美(こまがた・ゆみ)
志々雄の世話役であり、志々雄を慕い愛している女性。常に志々雄のそばにいる。

■章平……斎藤 一(さいとう・はじめ)
元・新撰組三番隊組長。すご腕の剣術使い。維新後は、明治政府の警官となった。

■山口馬木也……比古清十郎(ひこ・せいじゅうろう)
十三代目飛天御剣流継承者。剣心の師匠であり育ての親でもある。

配役発表会 レポート

配役発表会ではまず、既に発表済みの緋村剣心役・小池徹平が登場。本作の劇場となる「IHIステージアラウンド東京」からの配信であることを明かし、「『るろうに剣心』は小学生の頃から読んでいた大好きな作品です。剣心を演じるのがめちゃめちゃ楽しみです。演出の小池先生には体幹を鍛えるように言われているので、殺陣が激しい作品になるんじゃないかなと思っています」と、本作で主演を務める喜びを語った。

待望の配役発表は各キャストがそれぞれの場所から配信。まず一人目は、本作で剣心の最大の敵となる志々雄真実役の黒羽麻璃央。「僕の中でナンバー1漫画であり、ナンバー1アニメである『るろうに剣心』に出演し、志々雄真実を演じられるのは……最高です!」とコメント。小池とは初共演となるが、黒羽は、自身の芸能界入りのきっかけとなった第23回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストにゲストとして登壇していたのが小池だと言い、「先輩!」と感無量の様子。小池は「強烈なキャラクター。『るろうに剣心』の中でも代表的な悪役で、魅力的。絶対対決することになるので、どんな感じになるのかワクワクしかない」と楽しみにしている様子を見せた。

剣心を支えるヒロイン神谷薫役を演じるのは綺咲愛里。「立場ある役をさせていただけるということで光栄であるとともに、身の引き締まる思いです。薫らしい強さ、可愛らしさを表現していきたい」と話した。剣心のもう一人のライバル・四乃森蒼紫役の松下優也は「人気キャラクターというプレッシャーはあります。でも、2020年上半期は空白の時間があったので、年末に向けて“吐くほど“頑張りたいです」と意気込む。志々雄の右腕である瀬田宗次郎役の加藤清史郎は「宗次郎は志々雄さんに助けてもらって、志々雄さんに忠実な思いを持っている青年。そういう部分も出しながら、宗次郎の感情の葛藤も表現できたら」とコメントした。蒼紫を想い続ける巻町操役の鈴木梨央は「人見知りなところがあるので頑張りたいです」と控えめ。蒼紫役の松下は「僕も人見知りです。一緒なので仲良くできますね!」と和ませる。

斎藤一役の章平は、斎藤の必殺技“牙突“で登場してキャスト達を盛り上げ「早く劇場でやりたいです!ウズウズしています」と連打。キャストたちを笑わせた。志々雄に寄り添う駒形由美役は仙名彩世。仙名は綺咲の宝塚歌劇団の先輩だが、綺咲が「仙名さんはいつも優しくて。今回ご一緒できるのがとても嬉しいです」と話すと、仙名は「私が2期上なんです。初めての共演です!」と喜んだ。剣心の師匠・比古清十郎役の山口馬木也は、IHIステージアラウンド東京で芝居の経験があり「今、徹平くんの後ろに見えている劇場を見るだけで汗が止まらない!」とコメント。本条鎌足役の奥野壮は「ジェンダーレスの役は初めてで、難しいとは思いますが、しっかり役作りをして頑張りたいです」と意気込んだ。そして、相楽左之助役の岐洲匠は、稽古中の別作品でコロナウイルス感染者が出た為に大事を取って欠席。「僕は元気です! 自宅待機をしながらYouTube配信を楽しんでいます。ミュージカル初挑戦なので、不安もたくさんありますが、共演者の方々に助けてもらいながら、精一杯左之助を演じたいと思っています」とコメントを寄せた。

また、キャストはフリップで意気込みを発表。

黒羽が書いたのは【悪の美学】「志々雄真実は原作の和月先生が『悪の美学の集大成』とおっしゃっているんですね。さまざまな悪役の中でも、ここまで悪に徹して自分を『極悪人』と言える男はなかなかいないなと思います。包帯で顔を隠している役なので、中身で勝負しないとけないなと思っています」

綺咲は【初舞台】「昨年、宝塚歌劇団を卒後業して以来、初の舞台となります。喜びも緊張もありますが、頑張りたいと思います」

松下は【剣の道】「『るろうに剣心』に出てくるキャラクターは何かを背負って“剣の道“を生きてる人ばかりなので、僕も含めて全員のそういうお芝居を楽しみにしてもらえたらと思います」

加藤は【瀬田宗次郎=加藤清史郎】「宗次郎と僕は、身長が同じで体重もほとんど変わらない。宗次郎はいつもニコニコしてるんですけど、僕もそういうところがあるので。あとは宗次郎の凄腕剣士という名を汚さないように殺陣を頑張ります」

鈴木は【体幹を鍛える】「初めてのミュージカルなので緊張していますが、体幹を鍛えて頑張ります!」

章平は【トイレでヨッシャ】「出演が決まった時、嬉しすぎてトイレに行き、ヨッシャ!と叫びました」

仙名は【華やかに、鮮やかに!!!】「由美の華やかな存在感。そして生き様が潔くてかっこいいので、その生き様がお客様に鮮やかに残ったらいいなと思っています」

山口は【若返り】「役の年齢は近いですが、バッキバキですし、剣心の師匠でしょう?なんとか若返らないとこの役はできないなと思っています」

奥野は【美しさ、強さ】「『るろうに剣心』ならではの大胆な殺陣の中で、鎌足ならではの美しさやしなやかさを表現したい。ただその中にも力強さがありますし、プラス志々雄真実への愛という強さを表現できればと思っています」

盛り沢山な配信に小池は「斬新な発表で楽しかったです。早く皆さんと直接会いたい」と感想を語り、最後に「キャスト一同劇場でお待ちしています!」と呼びかけた。若手からベテランまで個性豊かな実力派が顔を揃える本作を楽しみにしよう。

今回のYouTubeライブ配信を見逃してしまった方は、「公式YouTubeチャンネル」 にアーカイブが残っているので、今からでもチェックしてみてはいかがだろうか。

公演情報

ミュージカル『るろうに剣心 京都編』
 
【日程・会場】
2020年11月3日(火・祝)~12月15日(火) IHIステージアラウンド東京
 
【原作】
和月伸宏 「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」(集英社ジャンプ コミックス刊)
【脚本・演出】小池修一郎(宝塚歌劇団)
【出演】
小池徹平 黒羽麻璃央 松下優也 加藤清史郎
岐洲 匠 奥野 壮(男劇団 青山表参道X)
綺咲愛里 鈴木梨央
仙名彩世 章平 山口馬木也
 
吉田メタル 猪塚健太 松浦 司 キャッチャー中澤 梶原 颯 城妃美伶 阿部 裕
 
藍 実成 浅川文也 飯作雄太郎 伊藤寛真 鹿糠友和 黒沼 亮 笹川慎一朗 寒川祥吾
鮫島拓馬 柴原直樹 清水 錬 楢原じゅんや 西村 聡 早川一矢
熊澤沙穂 彩月つくし 杉浦小百合 美翔かずき 横関咲栄 吉田 繭
 
【料金】全席指定 14,000円 (税込)  ※未就学児のご入場はお断りいたします。 
一般発売日】
前期 11月3日(火・祝)~11月25日(水)公演:9月5日(土) am10:00より発売
後期 11月27日(金)~12月15日(火)公演:後日発表す
 
イープラス https://eplus.jp/rurokenstage/  
ファミリーマート店内(Famiポート)でも購入可
 
【お問合せ】ステージアラウンド専用ダイヤル 0570-084-617(11:00~16:30)
 
【主催】TBS 梅田芸術劇場 ディスクガレージ ローソンエンタテインメント 電通
【企画】梅田芸術劇場 TBS
【制作】TBS 梅田芸術劇場
【協力】
宝塚歌劇団
Produced by TBS Television, Inc., Imagine Nation B.V., and The John Gore Organization, Inc.
 
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