菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール、キャリア初のサントリーホールで記念公演を開催
菊地成孔
2020年11月18日(水)東京・サントリーホールにて、に菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラールによる公演『菊地成孔とぺぺ・トルメント・アスカラール コンサート2020』が開催されることが決定した。
菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラールは、菊地のサックス、ボーカル、コンダクトに加えて、バンドネオンやストリングスが入っている総勢11名編成のバンド。菊地のソロアルバム『南米のエリザベス・テーラー』の世界観をライブで再現するために結成され、世界でも類例のない超混血系オルケスタだ。結成15周年を迎えた今年、キャリア史上初となるサントリーホールで、一夜限りの公演を行う。
菊地成孔 コメント
私がこの楽団を結成したのは2005年の事です。私の2枚目のソロアルバム『南米のエリザベス・テーラー』は、今は亡き「エスクァイア日本版」のジャーナリストとして、ブエノスアイレスにアルゼンチンタンゴの取材に行き、世界三大オペラハウスのひとつ「コロン劇場」でジャケット撮影をし、アルバムの着想を得てからパリに移動し、いくつかのトラックをパリで録音してから、東京に戻り、録音、編集を繰り返して制作された、つまりは3大陸をまたいだ混血的な作品でしたが、ステージでアルバムの再現的な演奏をするには、グランハープ、弦楽四重奏団、パーカッション2式、グランドピアノ、ウッドベース、バンドネオンが必要なことから、楽団として恒常的に活動できるなどとは露とも思わず、一度限りのお披露目用、特別編成のオルケスタとして、代官山のリキッドルームというクラブで初演を果たしましたが、幸いなことに御高評を賜り、気がつけば正式な楽団としての活動は15年が経っていました。世界中が混乱し、特に我が国のGDPが戦後最低にまで堕ちたその時に、クラシック界の殿堂、サントリーホール公演が決定した時には、嬉しいというより、世の混乱ぶりに舞い上がるような興奮を覚えました。混乱の産物とはいえ、サントリーホール様の舞台に立てることを誇りに思い、乱世に感謝を捧げたいと思います。
<プロフィール>
1963年生まれの音楽家/文筆家/大学講師。音楽家としてはソングライティング/アレンジ/バンドリーダー/プロデュースをこなすサキソフォン奏者/シンガー/キーボーディスト/ラッパーであり、文筆家としてはエッセイストであり、音楽批評、映画批評、モード批評、格闘技批評を執筆。ラジオパースナリティやDJ、テレビ番組等々の出演も多数。2013年、個人事務所株式会社ビュロー菊地を設立。
公演情報
【会 場】サントリーホール 大ホール
【出演者】菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール
【代金】7,000円(全席指定/税込)※未就学児入場不可
【先行受付期間】2020年9月26日(土)10:00
イープラス :https://eplus.jp/kikuchi_pepe/
※先行受付は、先着販売となります。
※お一人様二枚まで。
【一般発売日】11月7日(土)10:00
【主 催】サンライズプロモーション東京
【企画・制作】ビュロー菊地
【後 援】J-WAVE
【お問合せ】サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日 12:00~15:00)