内田雄馬・古川慎ら登壇　2021年1月10日放送開始『スケートリーディング☆スターズ』先行上映会のレポートが到着

2021年1月10日放送開始のアニメ『スケートリーディング☆スターズ』の先行上映会が、2020年12月12日（土）に新宿バルト9にて開催された。前島絢晴役の内田雄馬、流石井隼人役の古川慎、福島利規監督、谷口悟朗総監督が登壇した先行上映会のレポートをお届けする。

先行上映会レポート

まずは第1〜2話を上映。謎に包まれていたアニメ『スケートリーディング☆スターズ』が初めて披露された後は、バンダイナムコアーツの遠藤直子プロデューサーの司会でアフタートークがスタート。ゲストの4人が登壇した。

団体のフィギュアスケートである“スケートリーディング”という架空の競技に取り組む、男子高校生たちの青春を描くオリジナルアニメ『スケートリーディング☆スターズ』。この企画は、遠藤プロデューサーが、「男子高校生のスポーツものをやりたいと谷口さんに持ちかけました」とのこと。

谷口氏曰く、「最初はもっとマンガチックにやるという案もあったんです。『リンク上で選手が高速回転をして炎の竜巻が起こる……みたいなのはどうですか』と言ったら、それはやめてくださいと（笑）。写実的な描写も入れたいということで、それを描くには一人だけではキツイ。そこで福島さんを呼びました」と、のっけから谷口さんらしい発言で会場は笑いに包まれます。福島監督も、「谷口作品ということで、僕もそういう（バトル系の）作品なのかと思って入ったら、フィギュアスケートもの。さらに団体競技ということで、これはどうしたものかと思いましたね」と企画当初を振り返る。

企画当初は1対1の戦いを描くため、シングル競技を想定していたそう。しかし「部活なので団体競技の方が向いているんです。チーム戦なら、高校生の無謀さや後先考えずにやれちゃうところも描けるし」と谷口氏が語ると、内田も「アフレコをしていても、1話からキャラ同士がバチバチしているなと感じましたね。ライバル意識やキャラ同士の対抗心がたくさん出てくるなと思いました」と納得の表情。

アフレコがスタートする前に、谷口氏は主要キャストを集めて説明会を行ったという。そこでどんな説明があったのかというと……。「『流石井は女子に嫌われます』と言われました」と古川。そして内田も、「開口一番、そう言われましたよね（笑）。前島についても、『男子に嫌われます』と言われました」と笑う。谷口氏は作品ごとに説明会を行っているそうで、自分が演じるキャラクター設定だけではなく、キャラクター同士の関係性も事前に理解して演じてほしいという思いからなんだとか。

内田は、「もう一つ谷口さんから言われて印象的だったのは、『誰が主役とかは関係ありません。お芝居で周りを食ってしまっていいです』という言葉でした。僕も（主演として）奮い立ちましたし、それぞれのキャラクターがしっかり立つことが作品には大事。アフレコ前に火をつけてもらえてありがたかったです」と語った。

また、演出面でのこだわりもたっぷりと語らた。振付師に振り付けを作ってもらい、それをダンサーに踊ってもらった映像から画を起こしているのはもちろん、スケーターとしての動きも徹底的に研究。深夜に制作スタッフがスケートリンクに集められ、スケーターに滑ってもらうところを撮影、取材したりと、リアルな動きを表現するために最大限のエネルギーを使っているそう。谷口氏、福島監督から語られる制作裏話に、内田と古川も感心しきりだった。

最後に4人から、この作品を楽しみにしている方々へのメッセージが届けられ、1時間近くにも及んだトークショーは大盛況のうちに幕を閉じた。

■谷口悟朗総監督

「この作品はタイトルにもあるように、“スターズ”な作品です。いろいろなキャラクターが出てきますが、どのキャラを中心に見てもらっても問題ありません。お気に入りのキャラクターを見つけていただいて、楽しんでいただければ何よりです」

■福島利規監督

「かなりハードルの高い作品を作っているなと思います。今日はスタッフ代表としてここに立たせていただいていますが、スタッフ一同、精一杯作っていますので、ぜひ放送を期待してほしいです」

■古川慎

「アフレコはすでに全話録り終えているのですが、作品やキャラクターへの自分の想いや、台本から感じ取った
熱を声に込めました。本当に楽しく、熱くやらせていただきました。これからじっくりゆっくりと全話見てほしいです」

■内田雄馬

「高校生たちがスケートリーディングという競技に熱く向き合うことで、その輝きが見ているみなさんのエネルギーにもなるような作品だと思っています。見終わると前向きになれる作品です。どうぞ最後まで楽しんでください！」

アニメ『スケートリーディング☆スターズ』は2021年1月10日放送開始。