少年忍者/ジャニーズ Jr. 織山尚大初主演、青木滉平出演 芥川龍之介『河童』原作 空想科学劇『Kappa』ビジュアル公開

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2021.3.26
空想科学劇『Kappa』ビジュアル

空想科学劇『Kappa』ビジュアル


芥川龍之介晩年の名著『河童』をインダストリアル・ロックと掛け合わせ、演劇として昇華する空想科学劇『Kappa』のビジュアルが公開された。

主演・「第二十三号」を演じる少年忍者/ジャニーズJr.の織山尚大、そして河童の「バッグ」を演じる青木滉平を写し、ロック調かつ小説カバーのような世界観のビジュアルとなっている。

出演者は他に木ノ本嶺浩、川口龍、市川しんぺー、コング桑田ら個性豊かな俳優陣が集結し、鈴木勝秀が上演台本・演出を手掛ける。

奇抜な発想・批評力で時代を超えた普遍性を生み出し、日本近代文学の不朽の名作のひとつとされている『河童』。大正時代に発表され時代を超えた今、近未来風かつポップな形でアレンジし、歌やロックバンドの演出も合わさり、今もなお通ずるメッセージを届ける。

東京公演を 2021年6月5日(土)~ 13 日(日)品川プリンスホテル ステラボールにて、京都公演を6月25日(金)~ 27日(日)ロームシアター京都サウスホールにて上演。2021年5月16日(日)10時より一般販売が開始され、公演の最新情報は、公式 HPにて随時公開予定だ。

<出演者プロフィール/役紹介>

織山尚大(少年忍者/ジャニーズJr.)

2003年10月27日生まれ、東京都出身。少年忍者/ジャニーズJr.のメンバー。
【第二十三号役(主人公)】河童のバッグを追いかけているうちに河童の国へ迷い込む。

青木滉平(少年忍者/ジャニーズJr.)

2001年12月25日生まれ、神奈川県出身。少年忍者/ジャニーズJr.のメンバー。
【バッグ役】漁師。第二十三号に追われた河童で、彼と最も親しくなる。

木ノ本嶺浩

1989年11月22日生まれ、滋賀県出身。
【ラップ役】学生。雌の河童に追われ、数週間第二十三号の部屋に隠れる。

川口龍

1986年1月23日生まれ、福島県出身。
【トック役】詩人で、超人倶楽部の会員。家族体制を軽蔑しているが、無政府主義とは思われたくない。

市川しんぺー

1964年6月12日生まれ、千葉県出身。
【ゲエル役】硝子会社の社長。資本主義者で傲慢だが人懐っこい性格で、第二十三号は好意を持つ。

コング桑田

1961年8月23日生まれ、大阪府出身。
【マッグ役】哲学者。唯一、メスに追いかけられたことがない。

公演情報

空想科学劇『Kappa』~芥川龍之介『河童』より~

【出演】
織山尚大(少年忍者/ジャニーズJr.)/青木滉平(少年忍者/ジャニーズJr.)/

木ノ本嶺浩、川口 龍、市川しんぺー、コング桑田

【原作】芥川龍之介 【上演台本・演出】鈴木勝秀

【東京公演】
2021年6月5日(土)~6月13日(日)
会場:品川プリンスホテル ステラボール

【京都公演】
2021年6月25日(金)~6月27日(日)
会場:ロームシアター京都サウスホール

※開場時間:開演60分前 ※未就学児童入場不可

【料金】全席指定 9,000円(税込)
※ご購入後の返金・クレーム及びお席の振替は一切お受けできません。予めご了承ください。

【発売日】2021年5月16日(日)10:00より一般販売開始!
(先行情報は追ってお知らせします。)

【企画】クオーレ 【主催】東京:エイベックス・エンタテインメント、クオーレ

【お問合せ】
東京:キョードー東京 0570-550-799(オペレーター平日11:00~18:00/土日祝10:00~18:00)
京都:キョードーインフォメーション:0570-200-888(平日・土曜 11:00~16:00)

【公式HP】https://kappa-stage.com/ 【公式twitter】@Kappa_Stage

【原作『河童』について】
『河童』は、芥川の晩年の代表作であり、芥川の命日も「河童忌」と呼ばれている。作品は、河童という架空の生き物に託して、当時の社会を痛烈に批判、風刺した小説であり、ある意味SF的手法を用いているとも言える。英米文学に精通し、英語を自由自在に操れた芥川ならではの、日本人離れした奇抜な発想・批評力が、時代を超えた普遍性を生み出し、日本近代文学の不朽の名作のひとつに数えられている。

【原作『河童』あらすじ】
物語は、精神病患者と認定されている、第二十三号が物語ったものとして進められる。 3年前、第二十三号は登山に行く。その途中で彼は河童に出会い、河童を追いかけているうちに河童の国に迷い込む。 河童の国では、あらゆることが人間社会とは正反対で、たとえば恋愛に関しても、メス河童がオス河童を追いかけ回すので あった。

第二十三号は、追いかけてきた河童、漁師のバッグと親しくなり、河童の国で暮らすことになる。 詩人のトック、硝子会社社長のゲイル、学生のラップ、哲学者のマッグなどと交流し、様々な体験をした。 哲学者マッグは、『阿呆の言葉』という著作で、「阿呆はいつも自分以外のものを阿呆と考えている。」、「我々は人間より不幸である。人間は河童ほど進化していない。」などと述べている。 とにかく河童の国では、人間社会の「常識」が通用しない。 それによって人間社会が逆照射され、「常識」「当たり前」に潜む「落とし穴」が浮かび上がってくる。 人間の世界に戻った第二十三号は、河童を人間より「清潔な存在」と振り返り懐かしむのだった。
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