【全日本プロレス記者会見】チャンピオン・カーニバルに出場の10選手が揃い踏み!“暴走専務”諏訪魔が三冠王者としての優勝をアピール!

レポート
スポーツ
2021.4.5

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1日、都内某所にて全日本プロレスが『2021 Champion Carnival』についての記者会見を行い、出場全10選手が並び立った。

チャンピオン・カーニバル(以下:CC)は、全日本プロレスで春の風物詩として行われるシングル最強の選手を決めるリーグ戦。

昨年はコロナ禍による大会自粛により延期となり9月~10月にかけて開催されたが、今年は例年通り“春の風物詩”として復活。今月9日のエディオンアリーナ大阪大会より開幕し、5月3日の後楽園ホール大会で最終戦を迎える。

今年は全10選手が参戦し、内6名がベルト保持者。さらに全日本に誕生した新ヒールユニット“TOTAL ECLIPSE”から土肥こうじが初参戦、そして大谷晋二郎、佐藤耕平がついにCC初出場を果たすなど、豪華メンバーが揃った。

まずは各選手が意気込みを述べ、その後はマスコミからの質疑応答の時間が設けられた。

▼土肥こうじ(フリー/初出場)

芦野の“Enfants Terribles”に新加入する形で全日本プロレスへのレギュラー参戦を勝ち取った土肥。ふてぶてしい態度やラフファイトが目立つものの、全日本の大型選手に真っ向から打ち勝てるそのパワーは本物であり、“TOTAL ECLIPSE”の用心棒として君臨。初出場の今季CCでのダークホースと目されている。

「CC初出場。やはり俺が今までやってきたことが通用しないとかっていうことは微塵も思わねえから。1つ1つやっていくだけだよ。もちろん手段は選ばない。以上」

▼芦野祥太郎(フリー/2年連続2度目の出場)

元WRESTLE-1王者であり、団体の活動休止から自らのユニット“Enfants Terribles(アンファン・テリブル)”をそのまま率いて全日本に外敵として襲来した芦野。諏訪魔との三冠戦など“王道”のプロレスに触れたことで次第に感化されていき、今年2月には絆に亀裂が生じたアンファンの仲間たちから追放される憂き目に。自身のユニットを乗っ取る形で“TOTAL ECLIPSE”を結成したジェイクへの復讐も含め、1人でEnfants Terriblesを継続していく決意を固めた芦野の飛躍にも期待が持たれている。

「Enfants Terriblesの芦野祥太郎です。2020年のCCも出させていただいたんですけど、結果が振るわず。今年は必ず“結果”というところにこだわって挑みたいと思っております。以上です」

▼青柳優馬(3年連続3度目の出場/現世界タッグ王者)

青柳はアジアタッグ戦線でその存在感を発揮し続けてきたが、正パートナーであった野村直矢、兄貴分であった宮原との決裂もあり伸び悩む時期が続いた。しかし昨年2月に宮原の持つ三冠王座に挑戦したことを契機にみるみるその力を増していき、前代未聞の“陰湿レスラー”の側面を押し出しプチブレイク。復縁した宮原との世界最強タッグ優勝&世界タッグ王座戴冠を果たし、シングルでの結果も出すべく今季のCCには人一倍意気込んでいる。

「青柳優馬です。タッグチャンピオンですけど、チャンピオンとしてこのCCに出場しますので、世界タッグチャンピオンの名に恥じないような闘いをして優勝したいと思います。とにかくお客さんには、青柳優馬には期待していただかないように宜しくお願いいたします。以上です」

▼石川修司(5年連続5度目の出場/2017年優勝/現GAORA TV王者)

今年3月に葛西純と“王道マットでのデスマッチ”という禁断の王座戦を行いGAORA TV王座を奪取し勢いに乗っている石川。2017年のCC優勝後には初の三冠王座奪取を実現しており、今シリーズでの爆発力に期待が持たれている。

「葛西純から獲ったこのGAORA TVのチャンピオンとして、このGAORA TVのチャンピオンがこのCC優勝したら面白くなるし、このベルトの地位を上げることで全日本プロレスが面白くなると思うんで、優勝して帰ってきたいと思います。宜しくお願いします」

▼諏訪魔(5年連続16度目の出場/2008年優勝/2006年、2012年、2015年準優勝/現三冠ヘビー級王者)

現三冠ヘビー級王者であり今年3月から専務執行役員となった諏訪魔。三冠王者として臨んだ昨年のCCでは、開幕戦から負傷した左腕に集中攻撃を受けて連敗し優勝戦線から一番最初に脱落するなど苦杯を喫した。昨年3月に最多戴冠記録更新となる7度目の戴冠を果たしてから1年以上三冠王を守り続けている諏訪魔は今年のCCで雪辱を果たすことが出来るのかに注目が集まっている。

「今年のCCはですね、三冠王者として優勝したいですね。完全制覇したいですよ。個人的に優勝も2008年から無いということなんで、久々に優勝したいと思いますね。頑張らせていただきたいと思います。ハイ!」

▼佐藤耕平(フリー/初出場)

耕平は昨年7月にZERO1を退団してフリーとなり、今年1月から全日本に参戦。2月にはいきなり諏訪魔の持つ三冠へ挑戦を果たし、惜しくも敗れたものの日本人大型選手同士の重厚な肉弾戦を展開し全日本ファンに強い印象を残した。世界ヘビー級王座を最多タイの5度戴冠した実力を全日本マットでも発揮できるのかどうかに期待が集まっている。

「今回、初出場するんですが、それ以上にシングルで初の選手がほとんどなので、楽しみです」

▼大谷晋二郎(ZERO1/初出場/現インターコンチネンタルタッグ王者)

“熱血プロレスティーチャー”大谷晋二郎がついにCC初参戦。現在のZERO1の象徴として団体を牽引し、今年3月には全20団体、総勢54選手が参戦した靖国神社奉納プロレスも大成功に導いた。その魂から発する灼熱が王道のリングにどのような化学反応を起こすのかに注目が集まっている。

「ZERO1、そしてホットジャパンの大谷晋二郎です。歴史のあるCCに出場できること、本当に嬉しく思います。このCC、大谷晋二郎の名を残せるよう、一生懸命頑張りたいと思います!宜しくお願いします!」

▼ジェイク・リー(3年連続5度目の出場/2019年準優勝)

恵まれた体格と才能を持ちながら伸び悩んでいた“悩める天才”ジェイクは、闇落ちし“TOTAL ECLIPSE”を結成したことでそのカリスマ性を開花。絶対的な強さと独特の色気を醸し出すようになり、今シリーズでの優勝候補筆頭との呼び声も高い。

「やることは1つ。優勝だけです。以上です」

▼宮原健斗(8年連続8度目の出場/2018年、2020年準優勝/2019年優勝/現世界タッグ王者)

昨年3月に諏訪魔へ三冠王座を明け渡してから王座戦戦より遠ざかっていた宮原だが、青柳優馬との世界最強タッグ優勝から世界タッグ王座戴冠を果たし再点火。2019年以来のシングル頂点獲りを宣言している。

「宮原健斗です。今回のCCですね、僕自身のテーマをずっと考えていたんですけど、ここ1年、チャンピオン、三冠ベルトから遠ざかっていまして、自分自身に問いただしたところですね、この1年、マスコミへの露出も減り、非常に僕自身、ちょっと忘れ去られてるし、この自分自身、“全日本プロレスのエース”という地位にちょっと落ち着いているなと僕自身感じたので、ここ数年、『全日本プロレスが盛り上がればいいかな』と、僕自身の気持ちの中で少しあったんですけど、ここ最近の全日本プロレスの動きを見てたら、その時代は終わったなと。全日本プロレス、弱肉強食の時代がやってきたと思ってるんで、本気で僕はこのCCでまずは、“全日本プロレスのエース”というものを、名乗るのを今回でやめようと思います。このCCが終わる頃にファンの皆さんがまた“エース”と呼んでくれるのであれば、それはそれでいいでしょう。ただ、このCC開幕戦から、“全日本プロレス”のエースを名乗るのを止めます」

▼ゼウス(8年連続8度目の出場/2016年準優勝/2020年優勝/現アジアタッグ王者)

昨年のCCでジャンボ鶴田、スタン・ハンセンに次ぐ3人目の全勝優勝を達成したゼウスは“PURPLE HAZE”の最前線でその豪腕を振るいアジアタッグ王座戴冠を果たすなどその勢いを増している。CC連覇から再び三冠戴冠を為すことができるのかに期待が持たれている。

「ハイ!皆さんこんばんは!ゼウスです!昨年度はね、優勝したんですけれども、今年も新たな気持ちで、こういう時期にこのような濃いメンツでCC、できるのが本当に楽しみですね。今年は去年と違ってリーグが1つということで。9試合あるんで、皆さんと当たれるのがすごい楽しみなんでね、一戦必勝の気持ちで挑みたいと思います。以上です!」

<質疑応答>

――今年のCCは1リーグで10人総当りとなります。皆さんそれぞれ気になる選手はいらっしゃいますか

土肥「シングルで初めて闘うっていう人間が多いから全員だけど、あとは前列に座ってる(諏訪魔、石川、宮原、ゼウス)この全日本プロレスの顔と言われる奴らと戦って、手段を選ばず勝つ」

芦野「シングルで初めてやる選手もたくさんいますので、まずはそこが自分の中でも山場になってくるのかなと思うんですけど、あとは、やはり諏訪魔さん。三冠に2回挑戦して2回とも完敗してるので、今回またシングル、三冠戦ではありませんが、やりますので勝ちたいなと強く思っています。以上です」

青柳「4月9日の開幕戦で当たる大谷晋二郎さんが気になるかなと。最近、後楽園ホールとかの会場でも出場選手がバーンバーンバーンって(スクリーンで)発表されるじゃないですか。最後の最後に『大谷晋二郎!』って出たときに、『マジかよ』って思いましたね、正直。『あぁ、全日本プロレスもついにCCにネタ枠を呼んだんだなぁ』と思って。まあ、初戦がネタ枠なんで、1本はもらったかなって感じなんで、ありがたいですね。以上です」

石川「初対戦の人も多いんですけど、佐藤耕平選手と“ツインタワーズ”でずっと組んだりしてきて、まだ1回もシングルマッチやったことがないんで、非常に楽しみです。どっちが破壊力あるか試したいと思います」

諏訪魔「気になる選手っていうと、全員気になってるんですけどね、特に気になるのは大谷選手ですね。この間、佐藤耕平との三冠戦もあったんですけど、そこから、なんかこう、気になるものがあるんですよね。その先にまた大谷さんの匂いというかね、何かを感じるんですよね。そこは闘ってみて確かめてみたいなと思いますね。なにか自分にとってプラスになるものがあるのかも知れない。そういう気持ちでいます」

耕平「まあ、ほとんどが初なんで、全員っちゃ全員なんですけど、強いて挙げるとジェイク選手ですかね。ちょっと掴み所がないと言うか。ハイ」

大谷「CC、“ネタ枠”の大谷晋二郎です。みんなが言う通り、初めて当たる選手がほとんどなので、みんなと言えばみんななんですけど……先程から皆さんのコメントを聞いていると、『皆さん冷静な選手が多いんだなあ』『ギャーギャー騒ぐ人いないんだな』っていう気持ちと同時に、僕ねぇ、臭うんですねえ。プンプン臭うんですよ。熱い臭いが!冷静な顔からプンプンプンプン臭ってくるんですよねぇ!このCCが終わったときに、ホットジャパンを名乗る選手が全日本プロレスから出てきてるんじゃないかと、そう思います。臭うんですよねぇ~!今の所、恐らく、2人から臭ってます。もっと増えるかも知れません。楽しみです!」

ジェイク「特にいません。以上です」

宮原「やはりですね、もう僕ね、CC開幕戦で記憶の中では勝ったこと無いなじゃないかなって。優勝候補は開幕戦で負けるっていうジンクスがあるんで、隣にいるね、大阪といえばゼウス。開幕戦で、ゼウス。間違いなく身の削り合いのような試合になるのは今までの戦いを見たらわかると思うんですけど……大阪・ゼウス・開幕戦。ねぇ、この3つをとっても僕が負ける要素プンプンするので、ここがポイントになるでしょうね。ファンの皆さんもこれを見て、『誰と誰が闘うのが楽しみ』とかSNSで盛り上がっているのを見て、また僕も開幕まで楽しもうと思ってますけどね」

ゼウス「ハイ!今回出場する選手、みなさんそれぞれに実は思い入れがある選手ばっかりなんで、すべての試合が楽しみで、1つ1つ課題を持ってやろうと思っているんですけれども、隣で、健斗さんがすごい熱い思いを語ってくれたんで、自分も熱い思いを申し上げると、初戦、開幕戦、この宮原健斗。全力で試合をして、最高の試合をして、必ず勝ちたいと思います!いつもね、宮原健斗選手とは熱い試合ができるんでね、その中でもベストと言われる試合を大阪でして、勝ちたいと思います!」

――大谷選手、最近の全日本プロレスの印象、CCの印象を教えて下さい

大谷「ファンの時代から大のプロレスファンですから。このCC、確か1973年スタートじゃないですかね。ジャイアント馬場さんが優勝されて。恐らく、間違ってるかも知れないですけど、CCが始まった年、73年、僕72年生まれなんで。CCが始まった年にこの世に生まれたのはこの中で僕だけじゃないですかね?それほど僕の中で勝手に思い入れを持っていますので。CC……ジャイアント馬場さん、アブドーラ・ザ・ブッチャーさん、ジャンボ鶴田さん、ブルーザー・ブロディ!数々の名選手がCCで熱い戦いを繰り広げました。多しか80年代に数年間なかった時代があったと思うんですけど、90年代に入って、91年、ジャンボ鶴田さんが優勝されて、そこから四天王時代ですかね。どうですか、詳しいでしょ?(笑)めちゃくちゃCC大好きですからね、僕!この中で恐らく、プロレスラーでありながら、ダントツで僕がプロレスファンだと思うので、そういった勝負もしていきたいなと思います!」

――大谷選手、今の全日本プロレスの選手の評判で伝わってくるものはありますか

大谷「もちろん、これは強がってもしょうがない。皆さんから聞くところによると、本当に熱い戦いで全日本プロレスのリングは盛り上がってる。それは僕も重々承知しています。でも僕はプロレスファンの気持ちで、ある意味CCに出るんですから、四天王がいて、ジャンボ鶴田さんがいて、スタン・ハンセンがいて、ブルーザー・ブロディがいて、ジャック・ブリスコがいて、そういった名レスラーがひしめき合っているリングに上がるんだと。そういった気持ちで僕はリングに上がりたいと思います。プロレスファンがCCに挑戦していきたいと思います!」

――ゼウス選手、今年はCC連覇がかかっていますが、CCに向けたなにか特別な練習などはされていますか

ゼウス「まず、連覇ということは全然正直意識していないです。『今年のCCを優勝するぞ!』と。去年優勝したとか、そういうことは頭から一つ離して。今年は新たなCCに挑むと、そういう気持ちでやっていきます。毎年1月にタイトルマッチが終わるとCCに向けて準備を進めるんですけど、これまでやってきたとおりに僕は努力を欠かさずやって、その結果を出したいと思います」

――宮原選手、先程『エースを名乗らない』と語られていましたが、なぜそのような心境に至ったのでしょう

宮原「全日本プロレスが変化していく中で、僕は客観的に見ていても、全日本プロレスの歴史を見た中で、恐らく大きく変化しているときだと思うんですよ。最近の流れを見ていても、分かりやすく言えば、ポスターに宮原健斗、諏訪魔が大きく載っていると。もしかしたらそのCCで、その当たり前の景色が変わっちゃうんじゃないかっていう危機感をここ数ヶ月で感じているんですね。当たり前が変わる。だから僕はこのCCで横一線になっちゃう可能性が大だと思ってるんですよ。だからこそ僕がエースを名乗っていても、ファンには響かないかも知れないし、そういう意味でまず僕はエースの名を取って、ここからまた1からのつもりで僕は全日本プロレス……さっき言った弱肉強食ってのは、ここ一番でポスターに一番デカく載るだろうし、大田区でチャンピオンシップに挑戦できるかもしれない。この大一番で全日本プロレスでの立ち位置が決まるんですね。あと、ちょっとね、大谷晋二郎さんを、多分僕は10年前くらいにタッグマッチで闘って会ったことあると思うんですけどね、今画面で見たら、だいぶ老けましたね。そのへんびっくりしてますね。名古屋で当たるんですけどね」

――大谷選手、宮原選手からは『老けてる』、青柳選手からは『ネタ枠』と言われてしまいました

大谷「なんて言うんでしょう、メチャメチャ気持ちが楽になったと言うか。僕はこの全日本プロレスのそうそうたるメンバーの中で、ちょっと浮いてますよね。僕と耕平ぐらいじゃないですかね。『CCを大谷が盛り上げてくれ!』って意味で選抜されたと思ってたのよ。今聞いたら、“ネタ枠”みたいなんで、すごい気持ちが楽でリングに上がれるなと思いましたね。楽しみたいと思います!」

――土肥選手、佐藤選手、CC初出場となりますが、CCへの印象は

土肥「CC、子供の頃から見てたしな。まあ、俺はキャリア10年で、10年やってきたことをすべてぶつけるって意味で、自分のプロレス人生の中でかなり大きな転機になると思ってるよ」

耕平「まあ、リーグ戦って基本的にはしんどい闘いだと思うんですけど、その中でもキツいというか。リーグ戦になるかなと思ってます」

――青柳選手、今年のCCでは唯一の20代です。優勝すれば最年少記録更新となりますが、これについてはどう思われますか(※最年少記録はジャンボ鶴田の29歳1か月)

青柳「今、記者の方から25歳と言っていただいて嬉しい限りですね。見た目が老けているのでどうしても若く見られないんですよ。それが悩みでして。まあでも、唯一の20代ということで、CCの歴史を塗り替えることができるのは僕1人ってことになりますから。それも今ちょっと言われたんで、後付けになっちゃいましたけど、意識しちゃいましたね。25歳で優勝して記録を塗り替えたいですね」

――諏訪魔選手、三冠王者でCCを制覇するというのは難しいことで、過去に達成した人も少ないのですが、今大会に三冠王として臨む意気込みは

諏訪魔「三冠チャンピオンでCC優勝するっていう高い目標を設定したいですよね。それはモチベーションですよね。常に追われる立場なんで。目標に向かっていく、そのモチベーションも一つ、大事だと思います」

――宮原選手、先程『エースとはもう名乗らない』と仰っていましたが、以降はなんと表記するのでしょうか

宮原「(※東京スポーツ記者の質問に対して)いや、まずね、東京スポーツに関しても、僕の記事の扱いが小さい。チャンピオンを降りてから。そういうところで追い詰められて、エースというものを名乗るのがちょっと自分自身心苦しくなってきた。あなたたちのせいでもあるんですよ。各マスコミの皆さんにも、やはりSNSをエゴサーチしてもちょっと色々言われるし、マスコミの皆さんの扱いも小さいし、『すごいいい試合したのに』と思うこともあったしね。そういう部分で、なんかこのCCでね、久しぶりの感覚なんですよね。ハングリーな感じですね。『大きく誌面に載りたい!』と、そういう感じ!」

――大谷選手、耕平選手、全日本プロレスのCCという舞台でシングルで闘うということについてどう思われますか

大谷「耕平がZERO1を離れて、僕もいつかまた闘うときが来ると分かってはいたんですけど、『こんなに早く来たのか!』という気持ちはありますね。もしかしたら耕平は、ZERO1のときの大谷晋二郎は優しいイメージかも知れないですけど、次耕平と闘うときは『お前の知ってる優しい大谷晋二郎じゃないぞ』という気持ちで、前に立ちたいと思います」

耕平「大谷さんと同じでまさかこんなに早いタイミングで試合をするとは思ってなかったですけど、会見のときとかに、こうやってイジられたあとの大谷さんって結構おっかないんで、気をつけます……」

――耕平選手、このCCでは石川選手とのツインタワーズ対決も実現しますが、これについてはいかがでしょう

耕平「強さだったりとかはもう十分わかってるんで。楽しみです」

――諏訪魔選手、『今回優勝して大田区での挑戦者を指名したい』という言葉もありましたが、今その相手は浮かんでいますか

諏訪魔「自分の中ではありますよね。イメージはバッチシあるんですけど、ただ、この場ではまだ言えないな。ナイショです!」

――ゼウス選手、大阪でのCC開幕は気持ちでプラスになるでしょうか

ゼウス「大阪で開幕っていうのはゲンがいいことで、正直、大阪で宮原健斗、次の日に名古屋で石川修司、次の試合は新潟で諏訪魔。この3つが初っ端の山場になるんかなと思って。こうやって集まるだけでその気持ちがふつふつとみなぎってくるんですけど、まずは大阪、宮原健斗。ここは自分の一番大好きな場所なんでね、その場所で、こんな時期でも応援しに来てくださる皆さんに対して恩義を返せるように、必ず熱い試合をして勝ちたいと思います!」

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