薮 宏太「一回りして変わった薮 宏太が見せるジョージをぜひ楽しんで」~ミュージカル『She Loves Me』が開幕 囲み取材の模様と舞台写真が公開

レポート
舞台
2023.5.2
ミュージカル『She Loves Me』囲み会見より (左から)綺咲愛里、薮 宏太

ミュージカル『She Loves Me』囲み会見より (左から)綺咲愛里、薮 宏太

画像を全て表示(10件)


2023年5月2日(火)シアタークリエにて、ミュージカル『She Loves Me』が開幕する。初日にあたり、薮 宏太綺咲愛里が登壇した囲み取材が行われ、また舞台写真が届いた。

『She Loves Me』は1963年にブロードウェイで初演され大絶賛を浴びた名作で、日本では1995年に初演、1997、1998年と続演された人気作品。作曲・作詞は希代の名作ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』のジェリー・ボックとシェルドン・ハーニックのコンビ。クリスマスを舞台に繰り広げられる優しいストーリーと温かな音楽が観る者の心を癒す、キュートでロマンティックなミュージカルだ。

ミュージカル『She Loves Me』舞台写真

ミュージカル『She Loves Me』舞台写真

ミュージカル『She Loves Me』舞台写真

ミュージカル『She Loves Me』舞台写真

ジョージ役の薮 宏太(Hey! Say! JUMP)は2009年公演でも同役を務めており、薮自らが熱望した約13年ぶりのジョージが今回、実現する。共演には元宝塚歌劇団星組トップ娘役の綺咲愛里、『レ・ミゼラブル』マリウス役でデビューした若手注目株の竹内將人、幅広い作品に出演し確かな存在感が光る岡田亮輔、力強い歌声で硬軟問わず演じる実力派の岸祐二、圧倒的な歌唱力で作品を支える坂元健児らが顔を揃える。

囲み取材で、薮は13年ぶりにジョージを演じることについて聞かれると「シアタークリエには、観劇をしに何度かは来ていたんですけど、楽屋に入るのは13年ぶりでした。これだけ時間が経ったなかで、ジョージとして『She Loves Me』をできるということにすごく喜びを感じました。当日は19歳で、その時もHey! Say! JUMPではありましたが、長くこうやってお仕事を続けさせていただくこともですが、13年ぶりに同じ役に巡り合わせていただくこともあるんだな、この仕事を続けてやっていくとこんなご褒美もあるんだな、と日々感じております」と答えた。

ミュージカル『She Loves Me』舞台写真

ミュージカル『She Loves Me』舞台写真

ミュージカル『She Loves Me』舞台写真

ミュージカル『She Loves Me』舞台写真

13年前と変わったところを問われると、薮は「年齢はもちろんですが、19歳からひと周り、プラス1、干支が一周しました。もちろん見た目は十代のころとは違いますし、13年のなかで様々なお芝居をしてミュージカルの経験もさせていただく機会があったので、自分のなかにある表現の幅みたいなものは少し広がったのかな、と思います」と言う。

稽古を重ねるうえで、お互いの印象が変わったりしたか、と聞かれた綺咲は「お稽古はぎゅっと濃い時間だったんですけども、(薮は)いつもニュートラルな状態で稽古場にいらっしゃったというのが印象的でした。自然体で、飾ることもなくいてくださったのが、役としてもご一緒させていただいて、明るい雰囲気でお稽古ができたかなと思います」。薮演じるジョージの恋の相手役ということもあり、キュンするエピソードという質問には「ものすごく思ったのが稽古はマスクをしていたのですが、それでも笑った目が見えて、笑顔がかわいらしいというか……失礼だったらごめんなさい。かわいいなぁ……と」と綺咲が答えると、薮は「笑っていますよー、というのをマスクがあってもわかりやすくしていました。小さいころから変わらないんです、笑顔だけは」と笑いを誘う。

(左から)綺咲愛里、薮 宏太

(左から)綺咲愛里、薮 宏太

綺咲との共演について薮は「堂本光一くんの『Endless SHOCK-Eternal-』を観劇していたので、あのリカが僕のお相手なのかとすごくびっくりしました。稽古がタイトですごく忙しかったんですが、そのなかでもしっかりセリフを覚えていらして、稽古場ではほとんど台本を持っていなかったのでさすがだなと思いました。二人の掛け合いがすごく多い作品なので、稽古場でどちらかがブツブツ話し出すとそれにのっかるということもありました。もちろん歌声も素晴らしいですし、すごいなって見とれたりしていました」とコメント。

最後に「当時は19歳だったので。まだあどけなさの残る薮 宏太だったと思うのですが、そこから13年たって、大人としてというか、一回りして変わった薮 宏太が見せるジョージをぜひ楽しんでいただけるといいなと思います。よろしくお願いいたします」と薮、そして、「今回「『She Loves Me』に初めて出演させていただきますが、こんなにもハッピーでこんなに気持ちが暖かくなる作品に携われることが本当に幸せで。薮さんはじめ皆さんと楽しく公演をできたらいいなと思います」と綺咲が公演への意気込みについて答えた。

ミュージカル『She Loves Me』舞台写真

ミュージカル『She Loves Me』舞台写真

ミュージカル『She Loves Me』舞台写真

ミュージカル『She Loves Me』舞台写真

また、今回、ジョージが香水店で働いているという作品の設定にちなんで、薮をイメージしたオリジナル香水の制作も行われた。薮は「シアタークリエのロビーに皆様が香りを楽しんでいただくブースがあります。その香りで『She Loves Me』の世界にどっぷりとつかっていただければ。僕をイメージした香りでもあるので、その匂いをかいで僕を感じでいただければ……って自分で言っていて恥ずかしいですね」ということもあった。

なお、シアタークリエでは来場したお客様に向けてキャスト(薮 宏太、綺咲愛里、宮澤佐江、竹内將人、岡田亮輔、岸祐二、坂元健児)からお客様へ宛てた直筆手紙が展示されるので、観劇とともにチェックしてみてはいかがだろうか。

ミュージカル『She Loves Me』舞台写真

ミュージカル『She Loves Me』舞台写真

ミュージカル『She Loves Me』舞台写真

ミュージカル『She Loves Me』舞台写真

本公演は5月30日(火)までシアタークリエにて上演。その後、6月3日(土)、4日(日)大阪・東大阪市文化創造館、6月8日(木)~10日(土)愛知・御園座にて行われる。

公演情報

ミュージカル『She Loves Me』
 
日程・会場:
<東京>2023年5月2日(火)~30日(火)シアタークリエ
<大阪>2023年6月3日(土)、4日(日)東大阪市文化創造館
<愛知>2023年6月8日(木)~10日(土)御園座
 
台本:ジョー・マスタロフ
作曲:ジェリー・ボック
作詞:シェルドン・ハーニック
翻訳・訳詞・演出:荻田浩一
 
CAST:
ジョージ:薮 宏太(Hey! Say! JUMP)
アマリア:綺咲愛里
イローナ:宮澤佐江
アルパッド:竹内將人
コダリー:岡田亮輔
マラチェック:岸 祐二
シーポス:坂元健児
 
港 幸樹
 
小原悠輝
折井洋人
福永悠二
天野朋子
樺島麻美
笘篠ひとみ
藤咲みどり
製作:東宝
シェア / 保存先を選択