「奇想の画家」長沢芦雪の大阪初回顧展開催、町田啓太の音声ナビゲートで重要文化財や愛しき動物たちの描写に迫る【観覧券プレゼントあり】

ニュース
アート
2023.7.31
『特別展 生誕 270 年 長沢芦雪』ポスタービジュアル

『特別展 生誕 270 年 長沢芦雪』ポスタービジュアル

画像を全て表示(6件)

10月7日(土)~12月3日(日)の期間、大阪中之島美術館 4階展示室にて大阪で初となる回顧展『特別展 生誕270年 長沢芦雪 ー奇想の旅、天才絵師の全貌』が開催される。音声ガイドのナビゲーターは俳優の町田啓太が担当する。

長沢芦雪 「梅花双狗図」  江戸時代・18世紀 個人蔵 展示期間:11月7日~12月3日

長沢芦雪 「梅花双狗図」 江戸時代・18世紀 個人蔵 展示期間:11月7日~12月3日

江戸時代中期に京都で活躍した画家で、写生画の祖、円山応挙の高弟にあたる長沢芦雪(1754〜1799)。卓越した描写力に加えて、奇抜な着想と大胆な構図、人を驚かせ楽しませようというサービス精神や面白みで独自の世界を展開し人気を博した。近年も伊藤若冲、曽我蕭白と共に「奇想の画家」のひとりとして、国内外から注目を集めている。同展では、代表作や初公開作品など、重要文化財4件を含む約100件を一堂に展覧する。

長沢芦雪 「龍図襖」(昇龍図) 松江市指定文化財 天明6年(1786)以前 島根 西光寺 展示期間:11月7日~12月3日

長沢芦雪 「龍図襖」(昇龍図) 松江市指定文化財 天明6年(1786)以前 島根 西光寺 展示期間:11月7日~12月3日

芦雪が得意とした障壁画(襖絵)8作品が展示されることも、同展のみどころのひとつ。天明6年 (1786)10月頃から翌年2月にかけて、芦雪は師である円山応挙(1733〜95)の代理で紀南地方(現在の和歌山県南部)に赴き、本州最南端の町・串本町にある無量寺をはじめとする寺院の襖絵を描き始めた。温暖な気候も手伝ってかそれまでとは異なる大胆な筆遣いによって多くの作品を残している。中でも西光寺 (島根) 、 無量寺 (和歌山) 、 高山寺 (和歌山) 、 薬師寺 (奈良) 、 大乗寺 (兵庫) の襖絵が出品されるのは23年ぶりとなる。

長沢芦雪 「降雪狗児図」 天明年間(1781-89) 公益財団法人阪急文化財団 逸翁美術館 展示期間:11月7日~12月3日

長沢芦雪 「降雪狗児図」 天明年間(1781-89) 公益財団法人阪急文化財団 逸翁美術館 展示期間:11月7日~12月3日

紀南滞在後の芦雪は、大火で消失した御所の襖絵制作への参加などで活躍すると共に、奈良や広島で制作していた。その頃に描かれた代表作「降雪狗児図」のように、芦雪の絵には愛しき動物が多く登場する。生き生きとした動きに会話が聞こえてきそうな、芦雪ならではの動物の描写は必見。

長沢芦雪 「西王母図」天明2年(1782) 個人蔵 展示期間:10月7日~11月5日

長沢芦雪 「西王母図」天明2年(1782) 個人蔵 展示期間:10月7日~11月5日

さらに同展では、芦雪の世界を大画面で紹介し、卓越した技法や繊細な筆遣いに注目するほか、俳優の町田啓太がナビゲーターを担当する音声ガイドでは、芦雪の人生と数々の優品を生み出した創作の背景が紹介される。町田は「記念すべき『特別展 生誕 270 年 長沢芦雪』の音声ガイドを任せて頂き、大変光栄に感じています。「奇想の画家」と名高い長沢芦雪の自由奔放な世界を皆様と一緒に覗き見し、楽しめるように務めたいと思います。よろしくお願い致します」とコメントしている。

長沢芦雪 「虎図襖」 重要文化財 天明6年(1786) 和歌山 無量寺・串本応挙芦雪館 展示期間:10月7日~11月5日

長沢芦雪 「虎図襖」 重要文化財 天明6年(1786) 和歌山 無量寺・串本応挙芦雪館 展示期間:10月7日~11月5日

10月6日(金)までイープラスほかプレイガイドにて、一般ペア券「ワクワク得割」や通常の前売り券を発売。またSPICEでは8月31日(木)23:59まで、記事内リンクのフォームからの応募で、3名に観覧券が当たるプレゼント企画も実施中。

プレゼント情報

『特別展 生誕 270 年 長沢芦雪』観覧券プレゼント!
<当選人数>3組6名様
<応募方法>下記の応募フォームページから、必要事項を記入してお送り下さい。
<応募期間>2023月8月31日(木)23時59分まで
<発表>プレゼントの発送をもって発表と代えさせていただきます。

イベント情報

『特別展 生誕270年 長沢芦雪 ―奇想の旅、天才絵師の全貌―』
◼会場:大阪中之島美術館 4階展示室
◼会期:2023年10月7日(土)~12月3日(日)
 [主な展示替え] 前期:10月7日(土)~11月5日(日)
後期:11月7日(火)~12月3日(日)
◼開館時間:10時~17時(入場は16時30分まで)
◼休館日:月曜日(10月9日(月・祝)除く)、10月10日(火)
◼観覧料:一般|1,800円(1,600円) 高大生|1,100円(900円)
小中生|500円(300円)
※( )内は前売・団体(20名以上)、いずれも税込
※障がい者手帳などをお持ちの方(介護者1名を含む)は当日料金
の半額(要証明)
※本展は、大阪市内在住の65歳以上の方も一般料金が必要です。
※事前予約制ではありません。展示室内が混雑した場合は、入場を規制する場合があります。
 
お得な、「ワクワク得割」を発売!
10月6日(金)まで、一般2枚をセットにした「ワクワク得割」を発売しております。
◎販売期間 : 7月7日(金)~10月6日(金)

10月28日(土)・29日(日)はファミリーデー!
小中学生は本展の観覧料が無料になります(ただし、保護者同伴に限ります)
 
◼主催:大阪中之島美術館、MBSテレビ、毎日新聞社
◼協賛:DNP大日本印刷
◼協力:ヤマト運輸
◼お問合わせ:06-4301-7285(大阪市総合コールセンター/なにわコール 年中無休 受付時間8:00~21:00)
◼公式サイト:https://nakka-art.jp/exhibition-post/rosetsu-2023/
巡回情報【福岡会場】 九州国立博物館 2024年2月6日(火)~3月31日(日)
*大阪会場と福岡会場では出品作品が一部異なります。
シェア / 保存先を選択