グレート-O-カーン アニサマのステージに降臨する!本人書き下ろしの3DAYSレポート&潜入動画を遂に公開

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2023.9.19
 (c)新日本プロレス

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世界最大のアニソンライブイベント『Animelo Summer Live 2023 -AXEL-(以下アニサマ)』が2023年8月25日から27日にかけて、さいたまスーパーアリーナで開催された。SPICEでは昨年に引き続き新日本プロレスの支配者、”ドミネーター”グレート-O-カーン様にイベントレポートを依頼。快く3日間のレポートを引き受けて頂いた。

その内容を遂に公開。加えて今回は3DAYSの二日目に「サプライズレスラー」として史上初の出演を果たしたグレート-O-カーン様の動画取材も敢行した。

アニサマの裏側、そしてオーカーン様の目には「声出し解禁」となった今年のアニサマはどう映ったのだろうか?独占でお届けする。まずは動画をチェックしてもらいたい。


2023.8.25『Animelo Summer Live 2023 -AXEL-』@さいたまスーパーアリーナ DAY1

新日本プロレスの支配者グレート-O-カーン。そして世界一のアニソンライブイベント『Animelo Summer Live 2022 -Sparkle-』のライブレポートを書き上げたアニサマの支配者グレート-O-カーンである。

バズりまくった記事だったとは言え、余のことを知らぬ者もおるだろうから軽く自己紹介をしてやろう。 アニメグッズを買うならここしか無い「ジーストア・アキバ」のアンバサダーであり、日本初のメイド喫茶「キュアメイドカフェ」でコラボメニューをプロデュースしたり、VTuberの鷹嶺ルイ、大空スバル、因幡はねるのチャンネルに登場したり、アニメ『りばあす』の声優だったりする。

そう、アニメ界とプロレス界の架け橋たる存在じゃ。今年もさいたまスーパーアリーナで3日間開催された【Animelo Summer Live 2023 -AXEL-」のライブレポートを書き上げた。

プロレスラーならではの視点で、アニメオタク、プロレスオタクが大歓喜涙ちょちょぎれの記事ゆえ心して読め。

さて、アニサマ定番のWe Will Rock You/QUEENが鳴り響いてきた。前フリの大橋彩香のアナウンスもスパイスのように効いて盛り上がりが右肩上がりだ。ファンをカメラに映して音楽に合わせて振るカメラワークも最高。 遊び心を最初から隠さない。

次のVertigo/U2から徐々に立ち始めるファン。 分かるぞ、新日本プロレスでも試合開始の前に「The Score」が必ずかかり、それが始まりの合図で気持ちのスイッチにもなっている。定番。プロレス用語で定食ともいうが、味の濃いものばかりじゃなくて定食、いつもの味が食べたい時もある。結局、基本基礎が1番大事ってのはどこも変わらない。

しかし一気に定番じゃ無くなる。文字通りアクセルの映像と共に出演者の発表。ここで巻き起こる"声援"だ。 日常であり、今は非日常。それを取り戻した、声がした。それに応える曲が聞こえた。

TRUE×ReoNa(DAY1) (c)Animelo Summer Live 2023

TRUE×ReoNa(DAY1) (c)Animelo Summer Live 2023

1曲目Independence/ReoNa×TRUEのコラボ。

アクセルを止める気が無いのだろう。 ReoNaは昨年のアニサマにてその所作、【静】の姿を教科書にさせてもらった存在であるが熱くもできるのか…プロってやつは侮れねぇな。

麻倉もも(DAY1) (c)Animelo Summer Live 2023

麻倉もも(DAY1) (c)Animelo Summer Live 2023

5曲目ピンキーフック/麻倉もも。

「みんな、いっくよー」という、まさに定番アイドルの掛け声に対して、まさかのセンター画面にMVという新しさ。バックダンサーのファッションにも目が張るものがある。アイドルらしさがあるが大舞台感の無い、日常に近しい雰囲気。そんな二律背反の雰囲気が新しい。

ここでじっくりとしたマイクパフォーマンス。会場もピンク一色。6曲目の発表でオタクどもの悲鳴にも似た歓声が巻き起こる。これでソロ初めてか。これが声優アーティストか!オタクは最後までテンション持つか?まぁ杞憂に終わるだろう。そう確信できたのはアニサマが作り上げた歴史があるからじゃ。

島津亜矢(DAY1) (c)Animelo Summer Live 2023

島津亜矢(DAY1) (c)Animelo Summer Live 2023

9曲目、新時代。

イントロが流れた舞台で驚きの大声、数秒後笑い声が起きる。答えは明白だ、島津亜矢が出てきたのだから。な、何を言ってるかわからねーと思うがありのまま今起こってることを話している。 Adoが出て来ても超ビッグサプライズじゃが、島津亜矢が出て来ても超ビッグサプライズだよ。固定概念はいつも足を引っ張ってくる。

そしてここに来て会場が揺れた!!!!

10曲目I CAN'T DO ANYTHING -宇宙よ-。

曲調のまっっったく違う曲で幅広さを見せつけてくる。もちろん、言う必要の無い歌唱力も。

細かい言葉の意味は知らんがライブとかコンサートとかよりはリサイタルって感じ。これ、ワンマンライブじゃ無いよな?そう本気で思わせて来やがる…。

遠藤正明×島津亜矢(DAY1) (c)Animelo Summer Live 2023

遠藤正明×島津亜矢(DAY1) (c)Animelo Summer Live 2023

11曲目勇者王誕生!/遠藤正明×島津亜矢。

島津亜矢と遠藤正明を合わせてくるとは、いくらアーティストが発表されているとは言え想像できるか!! シン・ゴジラみたいな笑わせるような演出でサプライズの発表も面白くて抜け目ないのに、イメージとしては遠くなかった。 聴いてみれば「ここを合わせるしか無いよな〜〜〜」と納得と関心してしまう歌唱力と迫力。2人が向かい合って「ガガガ、ガガガ、ガオガイガー」なんて歌いあってじゃよwww 絶対にアニサマでしか見れない姿、最高かよ。

「フルに使い回そう」と言う気概さえ感じるが、固定概念にハマらずできるのが凄い。それは大御所の島津亜矢もそうだし発想もできるアニサマ側もである。

遠藤正明(DAY1) (c)Animelo Summer Live 2023

遠藤正明(DAY1) (c)Animelo Summer Live 2023

12曲目ご唱和ください 我の名を!/遠藤正明。

恥ずかしながらこの曲は初聞だったが、目と耳を奪われてヘッドバンギングしていた。 普通知らない曲は乗り切れないと思うが、曲が良いのはもちろんだが、これは言葉では表せない遠藤正明のパフォーマンス力、かっこよさ、カリスマ性がものを言わせてくる彼だけの偉業。

ここで激しく会場が揺れる。オタクどもがジャンプしレスポンスを送っている。ちなみに遠藤正明属するJAM Projectは新日本プロレスのテーマソングを歌ってくれておりその際に同盟を結んでおる!

SCREEN mode(DAY1) (c)Animelo Summer Live 2023

SCREEN mode(DAY1) (c)Animelo Summer Live 2023

14曲目Wake up Decker!/SCREEN mode。

まさかの怪獣が現れたんじゃが!!?なんて言っていたらウルトラマンまで現れて、まさかのヒーローショーwww MC中にサイレンが鳴り、階段のライト、スポットライト、バックスクリーンの映像、出演者、舞台広場、生歌、全てを使った圧巻のパフォーマンス。 エンターテイメントの全ての技術、演出を注ぎ込んだこの1つの曲だけで多幸感がある。この1曲だけでを買って良かったと思わせるアニサマが凄すぎる…。 物販で買ったニューエラコラボのキャップも脱帽。 プロレスだけをやっているうちはアニサマに勝てないと思わされてしまった。良い刺激になるし、こういう舞台のプロデューサーがほしいと前向きに捉えられるし、何より単純に楽しいね。

Liella!(DAY1) (c)Animelo Summer Live 2023

Liella!(DAY1) (c)Animelo Summer Live 2023

15〜16曲目にLiella!。

いや構成が頭おかしいわアニサマ。 タイトルマッチやった後に、X同士のスペシャルシングル持って来た感じ。 しかもそのXが海外の大物とレジェンドレスラーだったみたいな感じ。そりゃ会場も揺れるし、オタ芸も悲鳴も大声も出てくるよな。 熱が最高潮に高まっているし、ファンを見てもあぁアニソンライブだ。コロナ前の。と懐かしい感じと安心感を得た。

構成ってのはもちろん大事で、この日で言うと前半は試行錯誤という名の遊びが凝られていたが驚くほどあっさりであった。逆に後半はアーティストを引き立てる構成だった。アクセルを最初にベタ踏みしてそのまま最高速度で乗り切ろうとしたのだろう。

プロレスはと言うと、最初に定食を見せ順々に派手で盛り上がることをやりメインイベンターがその全てを兼ね備えて締める。と言った斜め右肩上がり方法。 どちらがよいというわけでは無いが、アニサマは常に型破りで自由で常に先が読めず、次が楽しみで仕方ない。 ラブライブ特有の1人1人役とメンバーの紹介。デジャブかな?と思うような親の顔より見た実家に帰って来たかのような景色。

しかし何よりも!!言いたいことはバックスクリーンに写ったアニメのライブ映像と、声優のダンスのシンクロ。これは絶対に会場で見てほしい。そしてオタクの歓喜を感じて欲しい。このワクワクを体感したらオタクだアニメだと、曲の構成が〜キャストにセンスが〜とバカにできるわけがない。 結局はこの熱と面白さを"知らない"から悪口や否定を言えるのだ。

Cö shu Nie(DAY1) (c)Animelo Summer Live 2023

Cö shu Nie(DAY1) (c)Animelo Summer Live 2023

17〜19曲目Cö shu Nie。

赤いペンライト越しに映るCö shu Nie、バックスクリーンに映るCö shu Nieを霞ませる等のカメラの技術。ライトもそうだが、耳だけじゃなくて目で感じるものがライブであり全てにおいて関係者がプロであり、プロとはどこまで細かいところにこだわりを持てるかだと改めて思った。

Cö shu Nieは淡々と3曲歌っている感じだが、そう言った脇と呼ばれるような、演出に関わる部分がよく感じられた。個ではなく全で1。目が会場全体を見るような広い視点で奪われた。

ReoNa(DAY1) (c)Animelo Summer Live 2023

ReoNa(DAY1) (c)Animelo Summer Live 2023

20〜22曲目ReoNa。

先ほどに続くようにReoNaはやはりカッコつける、目を惹きつけるのが上手い。めっちゃ細かい話だし、筋違いかもだが、髪型がライブ映えする。正確にはステージで抜かれるカメラ映え。正面から見ても綺麗なツラしてるが髪型の効果で斜めから抜かれる画が似合っているし、ステップを踏んで乱れる片方の髪が美しさと、爽やかさと、かっこよさを伝えられる。髪型は芸能人にとって鬼門である。なぜなら髪型によっては一発で覚えてもらえるし、キャラを伝えやすくしたり、カメラから伝わる情報を増やしてくれるので髪型を固定しなければならない。 顔はどうしようもなくても髪型は変えられるからな。 真剣な顔からたまに見せる笑顔も凄い。計算なのか知らんが、髪型のおかげでカメラが抜く方向、というのが定まっている。しかし、彼女側からはスクリーンは見えていないはずだがグッドタイミングで表情でも魅せてくる。ReoNaからは本当にライブ演出の何たるかを教えられるようだ。ピアノ奏者も凄かったな。ピアノってあんな風に弾けるんか!!?

27曲目前にドミネーターのナレーション。

余のキャッチコピーは「ドミネーター」で、必殺技は「エリミネーター」と言うんじゃ。それが『PSYCHO-PASS』とどう関係があるって?「シビュラシステム」に聞いてみろ。

三森すずこ×麻倉もも(DAY1) (c)Animelo Summer Live 2023

三森すずこ×麻倉もも(DAY1) (c)Animelo Summer Live 2023

29曲目ドキドキトキドキトキメキス♡/三森すずこ×麻倉もも。

歌詞によるトキメキスに合わせて投げキスするシーンは2倍のお得感。コラボによる効果が最大限発揮された場面である。

蒼井翔太(DAY1) (c)Animelo Summer Live 2023

蒼井翔太(DAY1) (c)Animelo Summer Live 2023

35〜36曲目蒼井翔太

やればいいってもんじゃない。やるのであればとことんやるべきだし、効果は最大限引き出さねば無駄に終わる。

バックダンサー、歌い方、曲も含めてだが、バックスクリーンの効果を最大限に発揮したのが蒼井翔太だった。この瞬間は、歌がただの歌で無くなった。トロッコに乗るのも凄いな。本人も言ってた革命が起きたが、そんなに革命感が無いのも凄いな…。

今日1日だけで何個トピックを作る気なのだアニサマは!?

Roselia(DAY1) (c)Animelo Summer Live 2023

Roselia(DAY1) (c)Animelo Summer Live 2023

この日のトリはRoselia。

ロゴの出し方→ピアノソロ→Aメロの流れが完璧。確かにトリがRoseliaであることに驚きはしたが、1曲終わった段階でトリである貫禄を感じた。 Roseliaもアニメとシンクロさせてパフォーマンス、オリジナルアニメ映像、アイドルらしい美しさ、バンドらしいかっこよさ、バンドであることによって(場所を動かない)生まれるカメラワーク、バンドであることによる流動、ライトの受け取り方、MCの喋り、声優であること、炎、爆発音、その全てで自分達の世界観という雰囲気を作り出せている。証拠はファンの熱気と一体感。トリに全てを集めて持って来たな。しかしそれこそ定食であり、王道である。 興業としてメインイベンターとして申し分なし!

ー次ページではDAY2レポ…というか史上初、出演レポートが!ー

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