フアン・ディエゴ・フローレスら世界のトップ歌手たちが登場 NBSが贈る『旬の名歌手シリーズ2024』開催

ニュース
クラシック
舞台
2023.10.7
フアン・ディエゴ・フローレス(C)Gregor Hohenberg

フアン・ディエゴ・フローレス(C)Gregor Hohenberg

画像を全て表示(3件)


2024年1月から5月にかけて、NBSが贈る『旬の名歌手シリーズ』3公演が開催される。

『旬の名歌手シリーズ』は、その名の通り、いま世界のトップに立ち、最も輝きを放っている歌手たちによるコンサート。まずは、1月、誰もが認めるオペラ界の大スター、フアン・ディエゴ・フローレスが昨年に続き登場する。

ペルー生まれのフアン・ディエゴ・フローレスは、20代前半にセンセーショナルなデビューを果たして以来、常にトップ・テノールとして世界中で活躍してきた。当初からの魅力は、高音域の細やかな音型を俊敏に歌う技法=アジリタの精確さ。人間技とは思えないほどの歌唱で聴く者を驚かせてきた。今回のプログラムには、十八番のロッシーニからの究極の難曲『ギョーム・テル』のアリアとともにモーツァルトとヴェルディが並ぶ。モーツァルトのアリアは 40 代なかばを迎えた頃、フローレス自身が「ベルカント・オペラで経験を積んだ私がようやく表現できる時期がきた」と語ったもの。ヴェルディ・オペラについても、すでにメトロポリタン歌劇場をはじめとした世界各地で近年成功をおさめており、声の成熟に伴ったフローレスの歌手人生において「時期が来た!」と自他ともに認められているものだ。『フアン・ディエゴ・フローレス テノール・コンサート』は1月31日(水)東京文化会館で開催。

フアン・ディエゴ・フローレス(C)Gregor Hohenberg

フアン・ディエゴ・フローレス(C)Gregor Hohenberg

さらに2月には、メトロポリタン・オペラから世界に羽ばたいた気鋭のソプラノ、プリティ・イェンデとのデュオ・コンサートを開催する。

南アフリカ出身のソプラノ、プリティ・イェンデは、今回が日本デビューとなる。イェンデが国際的な評価を勝ち得たのは、2013年のメトロポリタン歌劇場『オリー伯爵』で、フローレスとの共演だった。さらにフローレスとは、2018年にペーザロのロッシーニ・フェスティバルの『リッチャルドとゾライデ』、2021年にウィーン国立歌劇場の新演出『椿姫』、22 年には『連隊の娘』などで大絶賛されている。フローレスが現代最高のスーパー・ベルカント・テノールであることは誰もが認めるところだが、イェンデもまた、フローレスに勝るとも劣らない完璧なテクニックの持ち主。超絶技巧に加え抜群の表現力をもっている二人のデュオに注目だ。『フアン・ディエゴ・フローレス&プリティ・イェンデ オペラ・デュオ・コンサート』は2月4日(日)東京文化会館で開催。

プリティ・イェンデ

プリティ・イェンデ

さらに5月には、昨年、演奏会形式の『サロメ』のタイトルロールで鮮烈な日本デビューを飾り、圧倒的な実力で客席を熱狂させたアスミク・グリゴリアンの登場も決定した。

リトアニア出身のグリゴリアンの名を世界中に知らしめたのはシュトラウスの生み出した難役のサロメ。“ザルツブルクのサロメは今後もうこれ以上はない!”と評されたのは2018年ザルツブルク音楽祭でのこと。以来、彼女は“ザルツブルクの女王”となっただけでなく、ウィーン、ロンドン、ミュンヘン、スカラ座、バイロイトなどで活躍する“世界の新女王”となっている。「驚くべき多才さ」(タイムズ紙)という言葉は、グリゴリアンを表す最適なもの。求められるものがまったく異なる役のすべてに、完璧なテクニックと美声、そして究極の表現力を発揮する。「私は限界に挑むことが好き」と語るグリゴリアンは、日本で初めてとなるアリア・コンサートにあたりそれを証明するかのような2つのプログラムを用意した。第1部に『ルサルカ』『エフゲニー・オネーギン』『スペードの女王』からのアリア、第2部にプッチーニの名アリアの回と『サロメ』を含む R.シュトラウスの曲を組み合わせた回だ。「キャラクターに入り込むことは難しくない。難しいのは自分自身をほんの少し残しつつ自分をコントロールして歌うこと」という彼女が全身全霊をかけたコンサート。『アスミク・グリゴリアン ソプラノ・コンサート』は5月15日(水)(Aプロ)、17日(金)(Bプロ)東京文化会館にて開催。各プログラム詳細は公式サイトにて確認してほしい。

アスミク・グリゴリアン(C)Algirdas Bakas

アスミク・グリゴリアン(C)Algirdas Bakas

公演情報

〈NBS 旬の名歌手シリーズ 2024 -Ⅰ〉
『フアン・ディエゴ・フローレス テノール・コンサート』

日時:2024 年 1 月 31 日(水) 19:00
会場:東京文化会館(上野)
指揮:ミケーレ・スポッティ
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
入場料(税込)
S 席:¥25,000 A 席:¥22,000 B 席:¥18,000 C 席:¥14,000 D 席:¥12,000
※未就学児童のご入場はお断りします。
 
■予定されているプログラム ★はオーケストラ演奏。演奏順不同
【第一部】
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト作曲
―歌劇「皇帝ティートの慈悲」
序曲★
“皇帝の主権にとって、親しい神々よ”
“比類この上ない玉座の唯一の果実がこれなのだ”
—歌劇「イドメネオ」
バレエ音楽より“シャコンヌ”第三幕★
―歌劇「ドン・ジョヴァンニ」
“わたしの恋人を慰めて”
ジョアキーノ・ロッシーニ作曲
―歌劇「イタリアのトルコ人」
序曲★
―歌劇「ギヨーム・テル(ウィリアム・テル)」
“私を見捨てないでおくれ、復讐の希望よ~
“先祖代々の住処よ”~友よ、復讐に手を貸してくれ”★
 
【第二部】
ジュゼッペ・ヴェルディ作曲
―歌劇「シチリア島の夕べの祈り」
序曲★
—歌劇「リゴレット」
“あれかこれか”
―歌劇「仮面舞踏会」
“今頃は家に到着し、ようやく落ち着いたことだろう~永遠に君を失えば”
前奏曲(第一幕)★
―歌劇「二人のフォスカリ」
“生まれ故郷の微風よ~委員会へはやく出て真実を明かすように~憎しみだけが、それも凄まじい憎しみだけが”
―歌劇「椿姫」
前奏曲 第 1 幕★
―歌劇「アッティラ」
“おお、苦しみよ!私は生きてきた”
―歌劇「ルイザ・ミラー」
“ああ!自分の目を信じるにいることができたら!~穏やかな夜には~用意されているのが祭壇であろうと墓であろうと”

〈NBS 旬の名歌手シリーズ 2024 – II〉
『フアン・ディエゴ・フローレス&プリティ・イェンデ
オペラ・デュオ・コンサート』
 
日時:2024 年 2 月 4 日(日) 15:00
会場:東京文化会館(上野)
指揮:ミケーレ・スポッティ
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
入場料(税込)
S 席:¥29,000 A 席:¥26,000 B 席:¥23,000 C 席:¥19,000 D 席:¥15,000
※未就学児童のご入場はお断りします。
 
■予定されているプログラム ★はオーケストラ演奏、演奏順不同
【第一部】
ジョアキーノ・ロッシーニ作曲
―歌劇「ラ・チェネレントラ」
序曲 ★
“そう、誓って彼女を見つけ出す” (フローレス)
―歌劇「セビリアの理髪師」
“今の歌声は” (イェンデ)
―歌劇「オリー伯爵」
オリー伯爵とアデル伯爵夫人の二重唱 “ああ!なんと言うあなた様の高徳への” (フローレス&イェンデ)
ガエターノ・ドニゼッティ作曲
―歌劇「ロベルト・デヴェリュー」
序曲 ★
―歌劇「ランメルモールのルチア」
エドガルドとルチアの二重唱 “裏切られた父が眠る墓で~そよ風にのって” (フローレス&イェンデ)
 
【第二部】
シャルル・グノー作曲
―歌劇「ロメオとジュリエット」
第二幕 ジュリエットの家の庭園 間奏曲 ★
“恋よ、恋よ!ああ、太陽よ昇れ” (フローレス)
“私は夢に生きたい” (イェンデ)
ジュリエットとロメオの二重唱 “わたしは、貴方をお許しいたしました~ああ、結婚の夜” (フローレス&イェンデ)
ガエターノ・ドニゼッティ作曲
―歌劇「連隊の娘」
序曲 ★
“富も栄華の家柄も~フランス万歳!” (イェンデ)
マリーとトニオの二重唱 “何ですって?あなたが私を愛している?” (フローレス&イェンデ)
“ああ!友よ!、なんと楽しい日!~僕にとっては何という幸運” (フローレス)

〈NBS 旬の名歌手シリーズ 2024 – Ⅲ〉
『アスミク・グリゴリアン ソプラノ・コンサート 』

【A プロ】2024 年 5 月 15 日(水) 19:00
【B プロ】2024 年 5 月 17 日(金) 19:00
会場:東京文化会館(上野)
指揮:カレン・ドゥルガリャン
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
入場料(税込) ※未就学児童のご入場はお断りします。
S 席:¥18,000 A 席:¥15,000 B 席:¥13,000 C 席:¥11,000 D 席:¥8,000
 
■予定されているプログラム ★はオーケストラ演奏。演奏順不同
Aプロ ロマンティック・アリアの夕べ
【第一部】
アントニン・ドヴォルザーク作曲
―歌劇「ルサルカ」
序曲 ★
“月に寄せる歌”
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー作曲
―弦楽のためのエレジー
「イワン・サマーリンの思い出」★
―歌劇「エフゲニー・オネーギン」
タチアーナの手紙の場 “私は死んでも良いのです”
ポロネーズ ★
―歌劇「スペードの女王」
“もうかれこれ真夜中...ああ、悲しみで疲れ切ってしまった”
アルメン・ティグラニアン作曲
―歌劇「アヌッシュ」
“かつて柳の木があった”
 
【第二部】
ジャコモ・プッチーニ作曲
―歌劇「マノン・レスコー」
“捨てられて、ひとり寂しく”
間奏曲 ★
―歌劇「蝶々夫人」
“ある晴れた日に”
―「菊」★
―歌劇「ジャンニ・スキッキ」
“わたしのお父さま”
―歌劇「トゥーランドット」
“心に秘めたこの愛は“~“氷のような姫君の心も”
 
B プロ ドラマティック・アリアの夕べ
【第一部】
アントニン・ドヴォルザーク作曲
―歌劇「ルサルカ」
序曲 ★
“月に寄せる歌”
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー作曲
―弦楽のためのエレジー
「イワン・サマーリンの思い出」★
―歌劇「エフゲニー・オネーギン」
タチアーナの手紙の場 “私は死んでも良いのです”
ポロネーズ ★
―歌劇「スペードの女王」
“もうかれこれ真夜中...ああ、悲しみで疲れ切ってしまった”
アルメン・ティグラニアン作曲
―歌劇「アヌッシュ」
“かつて柳の木があった”
 
【第二部】
アラム・ハチャトゥリアン作曲
―「スパルタクス」
スパルタクスとフリーギアのアダージオ ★
リヒャルト・シュトラウス作曲
―楽劇「エレクトラ」
クリソテミスのモノローグ “私は座っていることもできないし、飲んでいることもできない”
―楽劇「サロメ」
七つのヴェールの踊り ★
サロメのモノローグ “ああ! ヨカナーン、お前の唇に口づけをしたわ”


【一般発売】
シリーズ I、II・・・10/13(金)10:00 より
シリーズ III・・・・2024. 1/19(金)10:00 より

I・・・フアン・ディエゴ・フローレス テノール・コンサート
II・・・フアン・ディエゴ・フローレス&プリティ・イェンデオペラ・デュオ・コンサート
III・・・アスミク・グリゴリアン ソプラノ・コンサート

※セット券、U25シート等他席種もございます。詳細は公式サイトにてご確認ください。
NBS 公式ホームページ https://www.nbs.or.jp/
 
※表記のプログラム、出演者は 2023 年 9 月 13 日現在の予定です。やむを得ない事情により変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。曲目・指揮者変更によるの払い戻し、日にち変更はお受けできません。
シェア / 保存先を選択