スターダンサーズ・バレエ団がデヴィッド・ビントレーによる3つのバレエを一挙上演 新制作『雪女』世界初演も

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2023.11.17

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英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団の芸術監督を24年間務め、英国のみならず世界の名だたるバレエ団に作品を提供するなど名振付家として知られるデヴィッド・ビントレー。日本では、2010年~2014年に新国立劇場舞踊芸術監督を務めたことも記憶に新しいビントレーによる3つの作品を上演する『ALL BINTLEY』が、2024年3月16日(土)17日(日)新国立劇場 中劇場にて開催される。

3作品の中でも注目は、小泉八雲原作の同名物語を題材に、ビントレーがスターダンサーズ・バレエ団のために新たに創り上げる新制作『雪女』。ビントレーが日本の怪談をどう描くのか注目だ。

「雪女」メインビジュアル

「雪女」メインビジュアル

ディック・バードによる舞台デザイン

ディック・バードによる舞台デザイン

そのほか、スコットランドの歴史を想起させるビントレーの秀作『Flowersof the Forest』。振付には民族舞踊のステップを取り入れ、光と影を象徴するかのような対照的な2つのパートで構成される。2017年にスターダンサーズ ・バレエ団が国内バレエ団として初演し、以来再演を望む声の絶えない人気作品。吉田都引退公演でも上演され話題となった。

そして、日本初演となる『The Dance House』。“死の舞踏”からインスピレーションを受け、親しい友人の死への哀歌として振り付けられた作品で、1995年にサンフランシスコ・バレエのために制作された。バレエダンサーを多く描き“現代のドガ”とも称されたロバート・ハインデルが手掛けた舞台美術も注目だ。

公演情報

スターダンサーズ・バレエ団公演『オール・ビントレー』
 
日時:2024年3月16日(土) ・3月17日(日)14:00開演(13:15開場)
※13:40~ 総監督 小山久美のプレトークを予定
場所:新国立劇場 中劇場 
公式WEB:https://www.sdballet.com/performances/2403_allbintley/

指揮:田中良和
管弦楽:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
ピアノ:小池ちとせ
トランペット:島田俊雄
 
:S席11,000円/A席9,000円(子ども6,000円)/B席6,000円(子ども4,000円)/C席3,000円/学生券2,500円(座席指定不可)
主催・制作:公益財団法人スターダンサーズ・バレエ団 
※未就学児入場不可、子ども料金は小学生〜 中学生対象。
 
上演作品(上演順):
『Flowers of the Forest』
音楽:マルコム・アーノルド「Four Scottish Dances 」、ベンジャミン・ブリテン「Scottish Ballad 」
美術:ジャン・ブレイク
 
『The Dance House』(日本初演)
音楽:ドミートリー・ショスタコーヴィチ「ピアノ協奏曲第1 番」
美術:ロバート・ハインデル
ピアノ:小池ちとせトランペット:島田俊雄

『雪女』(世界初演)
音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー「妖精の接吻」
美術:ディック・バード
〈あらすじ〉 身も凍るような大吹雪の夜、山小屋で一夜を越すことになった樵 きこり の巳之吉 みのきち は、仲間が雪女に殺されるところを見てしまう。「今見たことを決して話してはいけません。さもなければ 」そう言い残して消えた雪女の言葉通り、秘密を抱えて過ごしていた巳之吉は、ある日美しい娘・お雪に出会う 。
雪女/お雪:渡辺恭子(16日)、塩谷綾菜(17日)
巳之吉:池田武志(16日)、林田翔平(17日)
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