他に類を見ないストイックさ!?真剣佑の実態が明らかに

インタビュー
舞台
2016.3.19

いま、巷で「美少年すぎる」と話題の俳優・真剣佑をご存知だろうか。ロサンゼルスで生まれ育った彼は、近年日本に活動の場を広げ、『劇場版仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー』(15)や舞台「花より男子」に出演するなど、成長著しい。

今回、そんな彼の出演作『ちはやふる -上の句-』(3月19日公開)のタイミングでインタビューを敢行。共演した広瀬すずには「変わった人」と評されていたが、実際に会ってみると、とにかく真面目でピュアな性格だった!

彼が『ちはやふる』で演じたのは、広瀬演じる主人公の幼なじみ・綿谷新。将来のかるた名人になることが約束されている、登場人物の中で一番の実力を持つキャラクターだ。「一番強いという設定なので、実際に僕が共演者よりも強くならないといけないし、ちゃんとすべての札を覚えないといけない」。撮影が始まる前から、真剣佑の意志は固かった。

その言葉を実行するため行ったのが、2週間にわたる“かるた修行”。「福井の渚会(福井県かるた協会)に入れてもらって、渚会のかるたの取り方を覚えるために朝から晩までかるたを取ってました。それ以外は何にもしませんでしたね」。この修行自体は監督からの提案だったようだが、真剣佑に支給されたのはアパートの一室と自転車のみで、単身かるた漬けの日々を送っていたというから驚きである。

この修行でかるたの魅力に取りつかれたという真剣佑。「撮影の合間も、かるたの札100枚全部を40秒間以内で暗唱できるようにずっと頑張っていました。結局、何秒までいけたっけ…(笑)」と、修行後もひたすらかるたと向き合っていたようだ。その成果もあって「(実際に共演者で)かるたをやったら僕が一番強いと思います」と自信に満ちた表情をのぞかせた。

また真剣佑は「ずっと監督を追いかけて、演技についてたくさんお話をさせていただきました」と現場でも常にストイックぶりを発揮。さらに、出演シーンのない日でさえ現場に出向き、撮影を見学しながら勉強していたというから、その真面目さは筋金入りだ。

「『ちはやふる』はこれまで出演した中で一番大きな作品。自分自身とても成長できて、たくさんのことが学べました。スタッフさんと共演者の方には本当に感謝しています」とどこまでも謙虚な姿勢。

真面目すぎるがゆえに天然と評されてしまう彼だが、そのストイックさこそが役に説得力を持たせる唯一の手段だと考えているのかもしれない。色んな役柄に挑戦し、目の前の仕事に全力で取り組んでいきたいという彼の言動から、今後も目が離せない!?【取材・文/トライワークス】
 

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