松尾スズキ書き下ろしの『ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン』が豪華キャストで上演!
松尾スズキの書き下ろし新作『ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン』が、7月に東京・Bunkamura シアターコクーン、8月に大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演されることが決まった。
シアターコクーンでの松尾の新作は、08年上演の『女教師は二度抱かれた』以来で8年ぶりとなる。今回の物語は、国境も性別も生死も越えて“居場所とは何なのか?”を問う、社会派ボーイズラブ道中譚(ロードムービー)だ。
寺島しのぶ
阿部サダヲ
岡田将生
吹越満
とある国で非合法の男性売春が横行していると情報を得たベストセラー作家・永野は、実態調査のため現地に潜入する。観光客や地元好事家たちの前で踊り、その目を楽しませている美しい少年ダンサーたち“ゴーゴーボーイ”が怪しいという噂だ。永野は調査を続けるうちに“ゴーゴーボーイ”の一人、トーイの危険な美しさに魅了され、様々なアクシデントに巻き込まれていく。
一方、日本で永野の帰りを待つ元女優の妻ミツコは浮気をしているが、夫が行方不明になった悲劇のヒロインとして現地に向かうことを余儀なくされる。ジャーナリストの亡霊、いい加減な通訳、少年たちの運命を握るゲイのインテリアデザイナー…。様々な面倒くさい人々や、異国のアウェイ感に阻まれ、お互いに探し続けるのに決して出会えない夫婦の間に永遠のような時間が流れる。探すことは愛なのか?そしてゴーゴーボーイたちの運命は?
ベストセラー作家の永野役を阿部サダヲ、美しきゴーゴーボーイのトーイ、そして永野の妻ミツコと愛人関係にある元マネージャーのオカザキという2役を岡田将生、夫を思いつつ浮気に走る妻ミツコ役を寺島しのぶ、永野の先輩であるジャーナリスト八木役に吹越満、少年たちの運命を握るインテリア・デザイナーのアンディ・ジャーを松尾スズキが自ら演じる。さらに大人計画の皆川猿時や池津祥子、ハイバイから主宰の岩井秀人や若手の阿部翔平そのほかオーディションで選ばれたフレッシュなキャストも加わる。
音楽は伊藤ヨタロウで、女性邦楽ユニットの「綾音」とのコラボに期待が集まる。
満を持して松尾スズキがペンを奮うこの『ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン』、間違いなく衝撃の問題作となるはずだ。
〈公演情報〉
シアターコクーン・オンレパートリー2016
『ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン』
作・演出◇松尾スズキ 出演◇阿部サダヲ、岡田将生、皆川猿時、池津祥子、宍戸美和公、村杉蝉之介、顔田顔彦、近藤公園、平岩紙、岩井秀人、阿部翔平、井上尚、伊藤ヨタロウ
松尾スズキ、吹越満、寺島しのぶ 他
邦楽演奏◇綾音
●7/7~31◎Bunkamuraシアターコクーン
〈料金〉S席10,500円 A席8,000円 コクーンシート5,000円(全席指定・税込)
〈公式HP〉http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/