大ヒットのマーベル映画、じつはリスクも大きかった!?“コールソン長官”が明かす裏話


『アイアンマン』(08)を皮切りに、毎度のヒットを飛ばしながら、その世界を拡張し続けているアメコミ映画シリーズ “マーベル・シネマティック・ユニバース(以下、MCU)”。いぶし銀の名キャラクター、フィル・コールソン役で『アイアンマン』~『アベンジャーズ』(12)、さらにTVシリーズ「エージェント・オブ・シールド」に出演しているクラーク・グレッグがインタビューに応じ、壮大なユニバースの裏側を語った!

すでに13本もの映画が公開され、「エージェント・オブ・シールド」をはじめとしたTVシリーズにまで波及したMCU。世界観を共有し、キャラクターやストーリーがクロスオーバーするMCUは、いまや映画・ドラマ界を牽引する一大シリーズになった。

「現在の状況を最初からそもそもできたかって?ノーノー。そもそも『アイアンマン』からしてとてもリスクのある企画だと思われていたんだ。スパイダーマンやX-MENと比べてコミックでも認知度が低いキャラクターだったし、演じたロバート・ダウニー・Jrも、当時は今とまったく違う状況に置かれていたし…。『マイティ・ソー』(11)も同様で、あまり期待されていなかったのに、あれだけの成功を収めたんだ」。

さすがはMCUを初期から見守ってきたグレッグ、「『ドクター・ストレンジ』(1月27日公開)みたいになじみの薄いキャラクターで映画が作れるのも、製作サイドがコミックという素材に対しての愛情と企画の開発力を持っていたからだよ」と、客観的にシリーズを分析している。

「もちろんすべてはコミックから派生しているんだけど、最近ではマーベル映画・ドラマのファンという人も出てきて、ファンはMCUという大きな“本”の中の異なる“章”という扱いで、個別の作品を楽しんでくれているんだ」。

そんな状況のなかで「エージェント・オブ・シールド」はどんな作品なのか。『アベンジャーズ』で殺された国際平和維持組織“シールド”のコールソン捜査官がじつは生きており、有能なエージェントたちと共に悪の超人や天才たちに挑む、というのが大枠のストーリーだが…。

「この作品の役割は、コールソンのように特別な力がない“普通の人間”の物語を描くことにあると思う。もちろん特別な力を持ったキャラクターも登場するけど、MCUの二次的なキャラクターたちの詳細まで、より掘り下げることができるんだ」。

超能力もなければ、パワードスーツも装着しないコールソンは、チームワークで問題を解決していく。エージェントたちのリーダーであり、理解者であり、父親でもあるコールソンは、本作をきっかけにますます人気を高めていった。

「こんなに人気が出るなんて、最初は自分でも不思議だった(笑)。でも、その後に分かったのは、コールソンはファンのアバター(分身となるキャラクター)なんだ、ということ。(『アベンジャーズ』監督の)ジョス・ウェドンが、コールソンを“キャプテン・アメリカの大のファン”という風に設定してくれたことも大きいけど、MCUファンにとって感情移入しやすい人物なんだと思う」。

1月21日(土)からBSテレビ局 Dlife(ディーライフ)で放送開始、2月3日(金)にはBlu-ray&DVDが発売される「エージェント・オブ・シールド」のシーズン3では、世界中に拡散されてしまった未知の物質“テリジェン”の影響によって人類が次々とインヒューマンズ(特殊能力者)として覚醒し、これまでにない脅威にシールドのエージェントたちが立ち向かう。

もちろん本シリーズでも大活躍のコールソン、そろそろ映画作品にカムバックしてもおかしくないのでは…?「それは僕自身が切に願っていることだね(笑)。楽しみに待つしかないよ!」。【取材・文/トライワークス】
 

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