スフィアロングインタビュー 「一日でも長く居心地のいい場所でいられたら」 サインプレゼント企画も
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それぞれから見た四人の姿はー
――それぞれからみた皆さんというのをお聞きしたいと思います、まずは他のお三方が豊崎さんをどう思われているか。
寿:年々お世話になっている感じがします。
高垣:本当。
寿:愛生ちゃんがいなくて3人で何かやってると、最終的なオチがつかないことは最近よくわかるようになって(笑)。愛生ちゃんが突っ込んでくれたりとか、まとめてくれたりってるんですよ。我々三人だと楽しくなっちゃって、打ち合わせそっちのけで脱線していく方向にいっちゃうんです。そういうところを愛生ちゃんが笑顔で聞いてくれつつ、で、それは置いといて……って言って、ちゃんと本題に軌道修正してくれるっていう(笑)。お世話になりっぱなしです。
高垣:意見が出すぎたことを、全部まとめていってくれる感じ!
――そうなんですね。
高垣:みんなをすごくよく観てくれて、フォローをしてくれるというか。
寿:フォロー豊崎!
高垣:それは出会った時から変わらないのですが、でも、よりそのありがたみを感じて。
寿:それぞれのスフィアに対する気持ちってみんな一緒だと思ってるのですが、愛生ちゃんが、いつもちゃんとお客様の笑顔のことを考えてくれるから。ショーとしてイベントやライブをいいものにしようとするところの大前提を愛生ちゃんが話をしてくれたりすると、そうなんだよ、根本はそこなんだよっていうのを改めていつも再確認させてくれるなっていう。
――受けてご本人はいかがですか。
豊崎:てへ、ぺろ(一同爆笑)
――では、高垣さんに対してははいかがですか。
寿:ドラマチックだよね。
戸松:ドラマチック。
豊崎:エンターテイナーですね。こういうインタビュー一つとっても、なんか伝えたい気持ちがすごいあるので、いかに面白く自分の気持ちを、ドラマチックにストーリー仕立てに伝えるかって考えられる人。お話をする時に物語調になる人って、聞き手の人が楽しめるようにっていう思いやりのもとに話す人が多いと私は思っていて。彩陽ちゃんまさにそういう人なので、まあ話が長いこともあるのですが(笑)。それもサービス精神の塊だなっていう風に、私は思います。
寿:ライブの打ち合わせをみんなでやっている時に、自分で実際役を演じて、こう思う人もいるかもしれないし!って5パターンぐらいやってくれる(笑)。こうやるとこうなるでしょっていう。
一同:劇団彩陽。
豊崎:一人でね。ミュージカル。
寿:でもすごく丁寧で謙虚だっていうところはずっと変わってないんですよ、四人でダンスの振り付けをする時とかに、例えば手の位置はどのあたりとか覚え方っていうか、私達3人はニュアンス型っていうか、感覚型なんですね。こんな感じ!で覚えるタイプなのですが、彩陽が丁寧に先生に聞いてくれたことにより、彩陽が聞いてくれてたからここ!ってみんなで同時に認識して覚えられるっていう。ちゃんと細かいところまで気にしてくれるから、スフィアが成り立っているような感じがしますね。
――そういう人がグループには必要ですよね。で、この意見を受けてなんですが。
高垣:てへ、ぺろ~!だね(笑)。みんなが色々言ってくれるから、スフィアの活動でもプライベートでも、家族以外にこんなに自分のことをわかってくれて、いい意味で受け止めて、受け流してくれる人たちの存在っていうのはなんてありがたい存在なんだろうって、本当に貴重な存在。こんなことないだろうなって思います、ありがとうね。
――では寿さんです。
高垣:美菜ちゃんは最年少なんですよ。当時はみんな同期ではあって、2~3年は一緒にいたけれども、4人でユニットになるっていうと、やっぱりちょっとテンションが変わるというか……多分最初の頃は美菜ちゃんの中でも思っていること色々あったかもしれないけれど、今のスフィアは美菜ちゃんなしには、乗り越えられなかったライブや出来なかったことがあるなって思うぐらいの存在ですね。ダンスもそうだし、パフォーマンス面でも、歌もそうだし。大人の人と交渉してくれたりとかもしてくれて、私達がふわっと思っていることを的確に指摘してくれて、まとめてくれる。本当に核だなって思います。スフィアの芯だなって。
戸松:スタッフさんも含めてすごく全員のことを見ていて、一緒に踊りながらも全員をチェックしてたりだとか(笑)。
高垣:ダメ出しをくれるんですよ、先生。
戸松:それもわかりやすく、それぞれにあった指導をしてくれたりとか、あとはなんか、エンターテイメントや芸術とか、いろんなものを見ているんですよね。これが面白かったとか教えてくれたり。例えばMVとかでも「今度はるちゃんこういうのやりなよ!」とか教えてくれたり。本当に沢山のモノを見てるなって思ってて。だからこそアイデアも出てくるし、今後もライブだったりとか何か表現することに対しても、これは4人でやりたいとか、ソロでやりたいっていうのもきっと浮かんでくるし。なんか最近では、スタッフさんに「照明の方に言行ってくる」って行っちゃったり(笑)。
高垣:そうなんです。
――演出家みたいですね。
高垣:スフィアにはもちろんプロデューサーさんもいるし、いろんな方がスフィアを作ってくださるのですが、セルフプロデュースという点では、美菜ちゃんがもう私たちの指揮をとってくれてるんで。
戸松:だから舞台監督さんとかも、四人に言いつつも、まず美菜子のところにっていう(笑)。みんな美菜子を信頼していますね。
――で、いかがですか。
寿:てへ、ぺろ!(笑)
戸松:待ってました~!
豊崎:すごい人の話を聞く人だよね。なんかたまに目を見ると吸い込まれそうになるんですよ。「この人、こういうところあるよね、こういう性格だよね?」っていうのが寸分狂いなく的確に指摘することが多くて、一見そうじゃないように見える人でも見抜いたりしていることもあるから、それはすごい聞いて、見てるんだろうなって。それは能力だなって思います。
高垣:なかなかすごいよね。
豊崎:30歳になった時に、どうなるんだろうっていう、ポテンシャルを秘めすぎていて、今も溢れ出ている。昔からそうだったけれど、なんかそこに思いやりが足されたような気がするから。
寿:こそばゆい感じですけど、嬉しいですね。いやー、みんながそう言ってくれるから!(笑)。先生みたいに言ってくれる人がいますけど、みんなが聞いてくれる柔軟性があるから、伝えられるというところががあるなっていうか、仮に私が言っても、フンッていう感じのみんなだったら、なんか言ってもしょうがないなっていう風になっちゃうところを、「わかった」ってそのまま聞いて、それこそその場で対応してくれることもあるし。
高垣:美菜ちゃんがいないとダメだっていう。
――あはは(笑)。
高垣:一回美菜ちゃんがいなかった時とか……。
戸松:本番前日にいなかった時に……。
高垣:ライブのね。
戸松:なんか美菜子をがっかりさせないように。
高垣:頑張ってくれた美菜子のために頑張ろうみたいな(笑)。それで振り付けたんだけど結構間違えてる(笑)。私たち頑張ったよ、どう!でも間違ってた~!みたいな(笑)。
戸松:熱意があって、優しいですねみんな。
――それでは最後に戸松さんですが。
高松:切り込み隊長。
豊崎:唯一無二です。カリスマですよね。本当に。
寿:みんなそれぞれにカラーがあるし、輝いてはいるのですが、ほんとにとびっきりの太陽であり、輝いているの!スフィアはこの輝きがなかったら整わなかったかもしれませんね。
高垣:とんでもないことを平気でやってのけたりとか。なんかハプニングを起こしちゃったりした時も、戸松遥という存在だから許されるし、みんなが愛を持って接せられる。衣装が白いから、ご飯食べるんだったら気をつけてねと言われて、はーいって言ったそばからぼたぼたっ!とか!(笑)そういうことをやるのですが、それがすごい愛嬌になるというか。
戸松:やばい(笑)。
高垣:すごいカリスマ性というか。
豊崎:でも、はるちゃんがいる周りって、みんな誰か笑っているんですよ。逆にはるちゃんがブルーになってる時とかって、やっぱ雰囲気が変わりますし。
高垣:結構世間でのイメージとのギャップはあるかもしれない。
豊崎:実は人見知りだったりとか、私たちはそういうのを知っていたりもするので。
高垣:その人見知りの部分を見ていても楽しめちゃうっていう。「今、めっちゃ頑張ってる遥!めっちゃ無理して笑顔になってるー!」みたいな。
――確かにあんまり人見知りの印象ないですね。
高垣:ムードメーカーというか。なんかユニットで何かを動かす時も、もちろん美菜ちゃんが発信してくれたり、愛生ちゃんがまとめて伝えてくれたりとかもあるのですが、なんかはるちゃんが突き進んで止まってたものを動かしてくれたりすることもあったりとかするので。
寿:熱量がほんとにある、本当は熱い想いがあるんだって。
豊崎:そうそう。
寿:ほんとに熱くて思っていることがあるんだよ!っていう。
――めちゃくちゃいい話ですね。
戸松:やばいですね私。なんかすごいぶっ飛んでる人だって気づく感じ。
高垣:わからないから大丈夫だよ。
戸松:なんか、本当に年々ひどくなってて自分が。
高垣:自由度が?
戸松:もともとそうなのですが、人前とかステージに立っても、楽屋にいた時のテンションで出ちゃうみたいな感じだったりとか、もっと暴走しちゃったりだったりとかもあって。ちょっとやりすぎちゃったかなって思っても、あんまり反省してなかったり(笑)。そういう部分も受け止められる三人だからこそ、多分これだけ自由にいられるんだろうなって思ってて。多分私が4人いたら崩壊しているから。
一同:あはははは!(笑)
戸松:みんなが全部知ってくれて、それを上手に返してくれるからこそ、今の自分がいるなってことを感じました。