下ネタ連発!過激な女子トークに佐津川愛美「事務所NGはないので」と本気!舞台『野良女』製作発表レポート

レポート
舞台
2017.2.10
 (左から)深谷美歩、菊地美香、佐津川愛美、芹那、沢井美優

(左から)深谷美歩、菊地美香、佐津川愛美、芹那、沢井美優

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恋愛、結婚、仕事、セックス。アラサー独身女子は常に何かに焦り、悩んでいる。

そんなリアルな女子ゴコロを放送コードNGの過激な台詞とともに、時に軽快に、時に痛快に描いたガールズ演劇が、このたび誕生する。それが、2017年4月5日(水)から新宿シアターサンモールで上演予定の舞台『野良女』だ。

原作は、石原さとみ主演でドラマ化し高視聴率を叩き出した『校閲ガール』で知られる小説家・宮木あや子の同名小説。演出は文学座が誇る気鋭の若手女性演出家・稲葉賀恵、脚本は『THE GAME OF POLYAMORY LIFE』で第61回岸田國士戯曲賞の最終選考にノミネートされたオノマリコが手がけ、舞台ならではの虚構的な演劇空間をつくり出していく。

その製作発表が2月9日、LOFT9 SHIBUYAで行われた。登壇者は原作の宮木、演出の稲葉に加え、佐津川愛美芹那沢井美優深谷美歩菊地美香の"リアル"アラサー女優陣。ここでは、その模様をレポートする。

(左から)深谷美歩、菊地美香、佐津川愛美、芹那、沢井美優

(左から)深谷美歩、菊地美香、佐津川愛美、芹那、沢井美優

物語の中心となるのは、DV彼氏に不倫、遠距離恋愛など、様々な事情から"どんづまり"状態のアラサー女子たち。彼女たちは今夜も小汚い居酒屋に集まり泡盛を傾けてはガールズトークを繰り広げる。当初、スタッフは本作のテレビドラマ化を検討していたそうだが、あまりに赤裸々な台詞の数々に全局NGをくらったそう。

しかし、スタッフの執念はそんな逆境にも屈しなかった。放送コードのない演劇の世界なら…と奇跡の舞台化が決定! 原作者の宮木も「なるほど、その手があったか」と膝を打ちつつ、「しかし、出てくれる女優がいるのかと思ったら、意外にもみなさん出てくれて…。ありがとうございますっていう気持ちです」と、下ネタ飛び交う”女子の魔窟”に飛び込む5人の英断に敬意を表した。

佐津川愛美

佐津川愛美

彼氏いない歴2年の派遣社員・鑓水清子役の佐津川は、最初に舞台化の話を聞いたときは「本音を言うと、『マジか…!?』って」と不安顔。しかし、その後、脚本を受け取ったところ「本当に面白くて。これに乗っかれば大丈夫だなと思いました」と心境も一転。「(宮木)先生にも『絶対面白くします!』って言っちゃたので。自分からハードルを高くしています(笑)」と茶目っ気たっぷりに自信を覗かせた。

ちなみに下ネタオンパレードの台詞については「全然大丈夫ですよ。特に事務所NGとかないので(笑)。何でも大丈夫です」とあっけらかん。普段のキュートな佐津川からは想像できないはじけっぷりに期待したい。

芹那

芹那

彼氏からDVを受けている桶川慶子役の芹那は、最初にアラサー女子5人がメインの座組みと聞いたときは「この5人で仲良くできるのかなって…」と本音がポロリ。5人は初共演だが、すでに顔合わせもすませたということで、現在の仲の良さについて聞かれると「今は…もう…」となぜか言葉につまる場面も。すかさず佐津川ら共演陣が「まだ途中なんですよ」「さっきLINEグループをつくったところ」とフォロー。芹那は「みなさんには今日のこの5人の空気感を覚えていただいて、当日どこまで仕上がったかを楽しみにしていただければ」と思わぬ見どころをアピールした。

沢井美優

沢井美優

5人の中で屈指のモテキャラである佐藤朝日役の沢井美優は、自らの役どころについて「このピンクの衣装を見てもらったらわかると思うんですけど、ちょっと浮いている感じ」と説明。朝日は5人のキャラクターの中で唯一30代だが、29歳と30歳の間にそびえたつ"30の壁"には「あるんじゃないかな」と共感しきり。「私はまだ30を超えていないのでわからないんですけど」と注釈を入れるも、オーバー30の芹那、深谷、菊地を前にして自らの発言の不用意さに気づき大慌て。「こういうのが響いてくるのかな(笑)」と、30歳というボーダーについてピリピリする女子同士の難しさを代弁した。

深谷美歩

深谷美歩

壺井頼子役の深谷は、新国立劇場演劇研修所卒。蜷川幸雄らの舞台を踏んできた実力派にとって、本作の世界は普段自分が立っている舞台とはまったくの別世界。当初から不安だらけだったが、「ビジュアル撮影のとき、みんなすごいキラキラしてて。フラッシュをたくたびにカッコよくポーズを決めるんです。畑が違いすぎて、会ったら余計に不安になりました(笑)」と告白。取材陣の笑いを誘った。

これまで年下の役を演じることの多かった深谷にとって、実年齢と近いアラサー役は新鮮なチャンス。「なおかつ下ネタを言う役も初めてなので、自分の新境地になるんじゃないかなと思います」と控えめに宣言した。

菊地美香

菊地美香

不倫に溺れ、情緒不安定からリストカットを繰り返す横山夏美役の菊地は、なんとウエディングドレス姿で登場。この衣装のチョイスについては「あえてなぜかは言わない方がいいかな」と意味深なコメント。「原作を読んでいる方には『なるほどな』っていう皮肉に近い意味がこめられている」と期待を持たせた。

「赤裸々に下ネタを言うシーンもあるし、『そこまで言うの!?』ってシーンも多い」と前置きしつつ、「それすらカッコよく、必死に生きているんだなってふうに見えたら」と抱負。「野良女が流行語になるような勢いでやりきりたいなと思います」と頼もしい言葉が飛び出した。

全女子のバイブル『SEX and the CITY』から、現在放送中の人気ドラマ『東京タラレバ娘』まで、年頃の女性の本音を描いた作品は名作の宝庫だ。本作も、その系譜に連なる一作となることだろう。

日々募るモヤモヤとした悩みも、ここに登場する5人の女子たちの本音トークを聞いていれば、きっと吹き飛ぶはず。悩める女性陣も、女ゴコロが知りたい男性陣も、必見の一本となりそうだ。

特別企画として、2月14日から佐津川愛美が50の質問に答える動画を毎日配信予定。公式Twitterアカウント(@noraonna_stage)にて配信されるとのことなので、こちらもぜひフォローしておきたい。

公演情報
舞台『野良女』

日程:2017年4月5日(水)~9日(日)
会場:新宿シアターサンモール
チケット料金:全席指定6900円(税込)

原作:宮木あや子
演出:稲葉賀恵(文学座)
脚本:オノマリコ(趣向)
音楽:オレノグラフィティ(劇団鹿殺し)
出演:佐津川愛美、芹那、沢井美優、深谷美歩、菊地美香 ほか

公式ホームページ:http://noraonna-stage.jp/

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