東京の新たなアートタウン「天王洲」 おすすめアートスポットをご紹介
東京・天王洲といえば運河沿いにオフィスビルや高層マンションが建ち並ぶ再開発地区として知られているが、こちらに近年続々とギャラリーがオープンしているのをご存知だろうか。
今回は、こちらの地区でお勧めしたいギャラリーを紹介する。初めて訪れる方には入り口がわかりにくいギャラリーもあるので、目印も含めてガイドしたい。
T-Art Gallery/倉庫空間を利用したギャラリー
アーティストの発見・育成、活動の支援から、日常生活の中でアート作品に気軽に触れる機会を提供しているのがT-Art Galleryだ。山手通り沿いの寺田倉庫本社ビルの2階にある。
YAHAGI's SENSE展(会期:2017年2月1日(水)〜2月12日(日))
山手通り沿いを歩いて、この看板が見えたら左に曲がると入口がある
建築倉庫/国内唯一の建築模型専門ミュージアム
T-Art Galleryと同じビルの1階にある建築倉庫。模型を「展示しながら保存する」という、新しい発想のミュージアムだ。
寺田倉庫本社ビル
日本人建築家や設計事務所による建築作品の模型を豊富に展示
T-Art Galleryと同じ入口
児玉画廊、山本現代、URANO、ユカ・ツルノ・ギャラリー
天王洲には、日本を代表する現代アートのギャラリー4つが集結している。これらのギャラリーは湾岸通り沿いの「TERRADA Art Complex」のビル3階の同一フロアに位置しているので、はしごして回るのことも可能だ。ビル1階のENTRANCEの表示の先にエレベーターがあるので、それを目印にして3階を目指そう。
展示の様子(※写真は撮影時に開催していたもの)
矢印の先がエレベーター
業務用エレベーターに乗って向かう
「湾岸通り沿いのパン屋・MIYABIの看板を見つけたら隣のビル」と覚えればわかりやすい
寺田倉庫G1ビル/『DAVID BOWIE is』展が開催中
山手通り沿いにあるこちらのビルでは2017年4月9日(日)まで『DAVID BOWIE is』展が開催されている。本展は、世界9都市を巡回して行われており、アジアでは日本が唯一の開催地だ。会期中はビル壁面にポスターが掲出されているので、これを目印にするとよいだろう。
PIGMENT/画材を美しくディスプレイ
山手通り沿いのビル1階。壁一面にディスプレイされた画材はさながらアート作品のようで一見の価値あり。筆、和紙、絵の具などの基礎的な画材から、世界的に希少性の高い伝統的な画材までを取り扱う画材ラボ。プロの技法を学ぶ講座やアートの展示も。
天王洲は東京の新たなアートスポットとして、どのような発展を遂げるか楽しみなエリアである。現在であれば、上野や渋谷の美術館ほど混み合うことはないし、銀座や青山のように迷ってしまうほどギャラリーの数も多くはない。ぜひはしごして訪れることをお勧めしたい。
http://art.terrada.co.jp/ja/gallery/
建築倉庫
https://archi-depot.com
児玉画廊
http://www.kodamagallery.com/index_jpn.html
久保ガエタン『僕の体が僕の実験室です。
あるいはそれを地球偶然管理局と呼ぶ。』
2017年1月21日(土)~3月4日(土)
山本現代
http://www.yamamotogendai.org/japanese/
『Malformed Objects − 無数の異なる身体のためのブリコラージュ』
2017年1月21日(土)~2月25日(土)
URANO
https://urano.tokyo/info/
渡辺豪『光差 -境面Ⅲ-』
2017年1月21日(土)~2月25日(土)
ユカ・ツルノ・ギャラリー
http://yukatsuruno.com
狩野哲郎『a tree as a city』
2017年1月21日(土)~2月25日(土)
寺田倉庫G1ビル
http://davidbowieis.jp
『DAVID BOWIE is』
2017年1月8日(日)~4月9日(日)
PIGMENT
https://pigment.tokyo/ja