ナショナル・シアター・ライブ2017年の物凄いラインナップがキタ---(゜∀゜)---!!!!

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2017.3.1


今年(2017年)で4年目を迎えるナショナル・シアター・ライブの2017年新作と公開日が決定した。今年は昨年より1作品多く、厳選7作品の新作。オリヴィエ賞受賞作あり、マーティン・マクドナーあり、ブレヒトあり、ラティガンあり、ハロルド・ピンターあり、シェイクスピア喜劇あり、ジェイムズ・コーデンあり、イヴォ・ヴァン・ホーヴェありと、すべてが見応え十分、見逃すと後悔必至な傑作揃いである。


【2017新作ラインナップ】

 『ハングメン』

 『ハングメン』

『ハングメン』


■上映日程:4/14(金)〜4/20(木)
■上映時間:約165分
■初演劇場:ロイヤル・コート劇場
■原題:Hangmen
■作:マーティン・マクドナー(ローレンス・オリヴィエ賞受賞作家)
■演出:マシュー・ダンスター(『1984』翻案・演出)
■出演:デヴィッド・モリッシー(「ウォーキング・デッド」)、アンディ・ナイマン(『アサシンズ』)、ジョニー・フリン(「ブルックリンの恋人たち」)
■概要:イギリス北西部の街オールダム。元死刑執行人でパブ経営者ハリーは、街では有名人。死刑執行制度が廃止になるというニュースが出て、ハリーの反応を関心がある記者たちがパブにやって来るが??。『ビューティ・クイーン・オブ・リーナン』(96年)などで知られる鬼才マーティン・マクドナーによる最新戯曲。彼の書き下ろしは2005年にブロードウェイで初演された『スポケーンの左手』以来、ロンドンでは2013年にナショナル・シアターで初演された『ピローマン』以来となり、待望の新作。2016年ローレンス・オリヴィエ賞最優秀プレイ賞受賞作。

『三文オペラ』

『三文オペラ』

『三文オペラ』


■上映日程:6/16(金)〜6/22(木)
■上映時間:約200分
■初演劇場:ナショナル・シアター
■原題:Three Penny Opera
■作:ベルトルト・ブレヒト
■脚色:サイモン・スティーヴンス(『夜中に犬に起こった奇妙な事件』)
■演出:ルーファス・ノリス(『ロンドン・ロード』、『エヴリマン』)
■出演:ロリー・キニア(『ハムレット』『オセロ』)、ロザリー・クレイグ(『お気に召すまま』)、ヘイドン・グウィン(『ビリー・エリオット』『ザ・オーディエンス』)
■概要:戴冠式を目前に控え、街中が沸き上がるロンドン。そんな中、乞食の総元締めピーチャム夫妻は一人娘のポリーが貧民街の顔、メッキー・メッサー(=マック・ザ・ナイフ)に見初められたことを知り、警察を利用しメッキーを葬ろうと画策するが??。資本主義社会の矛盾を痛烈に皮肉ったベルトルト・ブレヒトの代表作を、ナショナル・シアター芸術監督ルーファス・ノリスが演出。主演のキニアは、『当世風の男』(07年)と『オセロ』(13年)でそれぞれローレンス・オリヴィエ賞の最優秀助演俳優賞と最優秀主演男優賞を受賞した実力派。

『深く青い海』

『深く青い海』

『深く青い海』


■上映日程:7/7(金)~7/13(木)
■上映時間:約180分
■初演劇場:ナショナル・シアター
■原題:The Deep Blue Sea
■作:テレンス・ラティガン
■演出:キャリー・クラックネル(『人形の家』、『メディア』)
■出演:ヘレン・マックロリー(「ハリー・ポッターと死の秘宝」)、トム・バーク(「マスケティアーズ/三銃士」)
■概要:第二次世界大戦後のロンドン。何不自由なく夫と暮らしていたへスターだったが、若い元空軍パイロットのフレディに心を奪われ、駆け落ちしてしまう。しかし、フレディの愛の物足りなさに失望した彼女は??。20世紀イギリスを代表する劇作家テレンス・ラティガンの1952年初演作。過去に二度も映画化され、ヴィヴィアン・リーとレイチェル・ワイズといった実力派女優が演じたへスター役に挑むのは、NTによる舞台『メディア』(14年)での熱演が記憶に新しいヘレン・マックロリー。

『誰もいない国』

『誰もいない国』

『誰もいない国』


■上映日程:9/22(金)〜9/28(木)    
■上映時間:約150分 初演劇場:コート劇場 原題:No Man’s Land
■作:ハロルド・ピンター(ノーベル文学賞受賞者)
■演出:ショーン・マサイアス(『ベント』)
■出演:イアン・マッケラン、パトリック・スチュワート、オーウェン・ティール(「ゲーム・オブ・スローンズ」)、ダミアン・モロニー(『ハード・プロブレム』)
■概要:ある夏の午後、パブで飲んでいた年老いた作家ハーストとスプーナーは酒が進むにつれ会話が誇張され、事実と空想の境がわからなくなっていく。やがてパワーゲームと化した彼らのやり取りは、二人の若者の登場でより複雑になっていく??。ノーベル文学賞に輝いた劇作家ハロルド・ピンターの1975年初演作。過去の背景や現在の関係性、力関係の分からない男たちの会話劇で、“イギリスの宝”ともいうべき名優イアン・マッケランとパトリック・スチュワートが共演。超豪華な二人の演技対決は必見だ。


『お気に召すまま』

『お気に召すまま』

『お気に召すまま』


■上映日程:10/13(金)〜10/19(木)
■上映時間:約200分
■初演劇場:ナショナル・シアター
■原題:As You Like It
■作:ウィリアム・シェイクスピア
■演出:ポリー・フィンドレイ(『宝島』)
■出演:ロザリー・クレイグ(『三文オペラ』)、ジョー・バニスター(『炎のランナー』)、パッツィ・フェラン(『宝島』)
■概要:弟に領地を奪われ、アーデンの森で暮らす元侯爵。その娘ロザリンドもまた、現侯爵である伯父に追放され、従妹シーリアとともにアーデンの森へ。ロザリンドに恋をしていたオーランドも訳あってアーデンの森へ行き、そこで身を守るために男として生きるロザリンドと出会う??。男装した娘と騎士の恋の駆け引きを牧歌的雰囲気で描いた、シェイクスピアの人気喜劇。『三文オペラ』でロリー・キニアの相手役を務めたロザリー・クレイグが、“男装の麗人”ロザリンドに扮する。森を斬新に表現したリジー・クラチャンの舞台美術にも注目!

『一人の男と二人の主人』

『一人の男と二人の主人』

『一人の男と二人の主人』


■上映日程:11/10(金)〜11/16(木)
■上映時間:約195分
■初演劇場:ナショナル・シアター
■原題:One Man, Two Guvnors
■作:リチャード・ビーン(『グレイト・ブリテン』)
■演出:ニコラス・ハイトナー(『ミス・サイゴン』)
■出演:ジェイムズ・コーデン、トム・エデン
■概要:1960年、イギリス南東部の街。主人公フランシスは地元のギャング ロスコ?と、悪名高い犯罪者スタンリーの二人に雇われているが、その事実を主人たちは知らない。二人が鉢合わせしないように右往左往するフランシスだが??。伊の作家カルロ・ゴルドーニの戯曲がもとの抱腹絶倒のドタバタ・コメディー。2011年初演で大好評を博し、ウエストエンドでロングランを記録。ブロードウェイでは、2012年のトニー賞7部門(主演男優賞・助演男優賞(トム・エデン)・演出賞・楽曲賞・舞台デザイン賞・装置デザイン賞・音響デザイン賞)で候補に。ジェイムズ・コーデンが見事最優秀主演男優賞を獲得した。

『ヘッダ・ガーブレル』

『ヘッダ・ガーブレル』

『ヘッダ・ガーブレル』


■上映日程:12/1(金)〜12/7(木)
■上映時間:約210分
■初演劇場:ナショナル・シアター
■原題:Hedda Gabler
■作: ヘンリック・イプセン(『人形の家』)
■脚色: パトリック・マーバー(『ディーラーズ・チョイス』『クローサー』)
■演出:イヴォ・ヴァン・ホーヴェ(『橋からの眺め』『るつぼ』『ラザルス』)
■出演: ルース・ウィルソン(『欲望という名の電車』)、レイフ・スポール(『星ノ数ホド』)
■概要: 故ガブラー将軍の娘ヘッダは、美しく勝気な女性。自由奔放な彼女は、研究者のテスマンとの結婚生活に窮屈を感じ、かつての恋人レーヴボルグら自分を取り巻く人々の充実した生活への羨望や嫉妬から、ある行動に出る??。NTLive『橋からの眺め』で、世界に大きな衝撃を与えた鬼才イヴォ・ヴァン・ホーヴェがイプセン劇を演出。過去にイングリッド・バーグマンやイザベル・ユペール、マギー・スミス、ケイト・ブランシェットら名だたる女優たちが演じてきたヒロイン・ヘッダ役を、過去に2度ローレンス・オリヴィエ賞に輝く実力派ルース・ウィルソンが演じる。

【上映劇場】
TOHOシネマズ 日本橋、TOHOシネマズ 六本木ヒルズ、TOHOシネマズ 川崎、TOHOシネマズ 名古屋ベイシティ、TOHOシネマズ 梅田、TOHOシネマズ 西宮OS、TOHOシネマズ 二条、福岡中州大洋
※中州大洋のみ、全作品、公開日が他のサイトから1日後の土曜初日公開となります。
(例)「ハングメン」TOHOシネマズ7館は4/14(金)初日→中州大洋4/15(土)初日
【料金】一般3000円、学生2500円(学生証の提示が必要)
【NTLive日本公式HP】http://www.ntlive.jp

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