朗報!アンナ・ネトレプコ11年ぶりの来日リサイタル開催決定!

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クラシック
2015.9.1

世界を魅了するスーパーディーヴァ、11年ぶりの来日リサイタル実現!

世界No.1ソプラノ歌手、アンナ・ネトレプコの来日が遂に決定した。2016年3月、名古屋と東京でおこなわれる。前回の来日リサイタルは、世界的大ブレイクを果たす前の2005年、つまり今回11年ぶりの開催となる。

圧巻のステージパフォーマンスとその美貌で、「21世紀の真のスーパースター」(ミュージック・アメリカ誌)、「21世紀初期に君臨するディーヴァ」(AP通信)と称され、「タイム」誌が選ぶ「世界で最も影響力のある100人」にクラシックの音楽家として初めてに選ばれたネトレプコ。年間70本以上のオペラやリサイタル活動を務めながら、病気の子供を対象にしたチャリティ活動も精力的に行い、2010年には世界経済フォーラムが彼女を「世界の若きリーダー」に選んだ。一万人収容のアリーナ・コンサートや、ソチ冬季五輪の開会式で「オリンピック賛歌」歌ったことなどは記憶に新しいところ。

1971年ロシアのクラスノダール生まれ、名門サンクトペテルブルク音楽院で声楽を学ぶ。指揮者ゲルギエフに見出され、1994年にマリインスキー劇場でデビュー。以後、2002年にザルツブルク音楽祭でモーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」のドンナ・アンナを歌い大成功を収めてからは、瞬く間にスターダムへとのしあがり、「ネトレプコが歌えばソールド・アウト続出」が当たり前となった。メトロポリタン歌劇場、ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場、ベルリン州立歌劇場、パリ・オペラ座、英ロイヤル・オペラなど世界中の最高の主要歌劇場から迎え入れられるようになった。

彼女が学生時代にマリインスキー劇場で掃除婦のバイト(床磨きとも便所掃除とも言われる)をしていた時、たまたまそばを通りかかったゲルギエフがその歌声を耳にして感動した、というまことしやかな伝説が流布している。バイトを二年間していたことは本当だが、ゲルギエフが通りかかったくだりのほうは誰かの作り話のようだ。とはいえ、苦労人から世界の頂点にまで登り詰めたオペラ歌手という、今太閤というか、シンデレラストーリーの体現者として、そのカリスマ性にますます磨きがかかっていることは誰も否定できない。クラシック音楽ライターの小田島久恵氏は好著『オペラティック!』の中で「猥雑で濃口なところも含めて“オペラのすべて”を体現している21世紀のオペラの女王といえるでしょう」と評している。

現在発表されている来日公演の概要は次の通り。近年日本で生の声を聴くことのできなかったネトレプコだけに、東京2回(予定も含む)、名古屋1回という数の少ないリサイタルに相当に激しいの争奪戦が予想される。

イベント情報
アンナ・ネトレプコ ソプラノ・リサイタル2016

2016年
3月15日(火)18:45 愛知県芸術劇場 コンサートホール
3月18日(金)19:00 サントリーホール
3月21日(月・祝)18:00(予定) サントリーホール

【出演】
アンナ・ネトレプコ(ソプラノ)
ユーシフ・エイヴァゾフ(テノール)
ヤデル・ビニャミーニ(指揮)
東京フィルハーモニー交響楽団

【プログラム】(予定)
ヴェルディ:《マクベス》、《オテロ》より
プッチーニ:《マノン・レスコー》より アリア 他

料金】 未定
発売】 11月発売予定

【招聘】KAJIMOTO http://www.kajimotomusic.com/

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