第5回目を迎える『ミノカモ学生演劇祭』。今年は「日本昭和村」を舞台にしのぎを削る!
『第5回ミノカモ学生演劇祭』チラシ表裏面
「ミノカモで書いて」「ミノカモで発表する」がコンセプト。過去最大の大会で大賞を手にするのは?
昨年も当サイトで紹介した『ミノカモ学生演劇祭』は、〈日本劇作家協会東海支部〉のプロデュースによって毎年この時期に開催されているが、5回目となる今年は規模を拡大。全国からの公募による出演団体は昨年の倍の8団体、会場も岐阜県美濃加茂市の「美濃加茂市文化会館」から「日本昭和村」へ移し、今週末の3月18日(土)と19日(日)の2日間に渡って開催される。
初回からの一貫した企画主旨として、参加団体が美濃加茂市に滞在して取材し、そこで得た着想をもとにオリジナル戯曲を作成するというスタイルで行われてきたが、今回は「日本昭和村」の全面協力を得て、創作合宿も同村内で実施された。審査員長の刈馬カオスら東海支部メンバーが指導にあたって各団体が戯曲を練り上げ、演劇祭当日に20分間の短編演劇として発表するのだ。
今年は参加8団体がAプログラムとBプログラムに分かれ、第1日目にそれぞれ4作品を連続上演。各プログラム終演後に観客と審査員による投票が行われ、決勝進出者が決定される。そして2日目には敗者復活戦で昨日の敗退者からも1団体が決勝進出へ。その3団体による決勝上演が行われ、投票の結果、得票数の最も多かった団体がグランプリ【ガクゲキ大賞】(賞金5万円を授与)に輝くのである。
ちなみに、過去の優勝団体は以下の通り。
第1回◆劇的テロ集団《新》(早稲田大学/東京)『ツアー・スター・ピープル』
第2回◆金星ロケット(名古屋学芸大学/愛知)『いってきます』
第3回◆赤いスリッパ企画(名古屋学院大学ほか/愛知)『ビサイド』
第4回◆劇団獅子(名城大学/愛知)『海水浴とか行ってみたい。』
さて、地元はもとより東京、沖縄からの参戦者も迎える今回、見事【ガクゲキ大賞】を手にするのはどの団体か? 昭和30年代の里山をイメージしてつくられた「日本昭和村」の散策なども楽しみつつ、若き演劇人たちの奮闘ぶりを見に足を運んでみては?
『第5回ミノカモ学生演劇祭』チラシ中面
■審査員長:刈馬カオス
■審査員:はせひろいち(18日(土)のみ)、平塚直隆、中屋敷法仁、渡山博崇
■日時:2017年3月18日(土)11:00~・14:30~、19日(日)11:00~・13:00~
■会場:日本昭和村 昭和座(岐阜県美濃加茂市山之上町2292-1)
■料金:無料(別途、日本昭和村入場料が必要。中学生以上830円、65歳以上600円、4歳~小学生400円)
■アクセス:名古屋駅からJR東海道本線で約20分、岐阜駅下車。高山本線に乗り換え約40分、美濃太田駅下車、バスまたはタクシーで約10分。または名鉄名古屋駅から犬山線で約25分、犬山駅下車、広見線に乗り換え約20分、日本ライン今渡駅下車、タクシーで約15分
■問い合わせ:日本昭和村 ミノカモ学生演劇祭実行委員会 0574-23-0066
■公式サイト:
ミノカモ学生演劇祭 特設サイト http://gekioh.web.fc2.com
日本昭和村 http://www.nihon-showamura.co.jp
■タイムスケジュール
11:00 Aプログラム ※各作品20分以内の短編作品を連続上演、上演順は未定
◆桜美林大学 かまどキッチン
◆愛知淑徳大学 野坊主
◆ヒューマンアカデミー那覇校 劇団快適システムJr.
◆中部大学 劇団とらの穴
14:30 Bプログラム ※各作品20分以内の短編作品を連続上演、上演順は未定
◆多摩美術大学 くらやみのいろ
◆名城大学ほか 劇団ひとひらり
◆南山大学 喜劇のヒロイン
◆東海学園大学 なんとなくの集い
●3月19日(日)
11:00 敗者復活戦 会場/どんぐり広場(雨天時は別会場)
A、Bプログラムの中で敗退した作品を1分間のダイジェスト版にして再上演。ここで勝ち残った1団体が決勝へ進出
13:00 決勝戦
各プログラム最優秀団体+敗者復活戦で勝ち残った1団体の計3団体による決勝戦
講評会 表彰式