ジャコメッティの大回顧展が国立新美術館で開催 代表作含む130点超が集結
2017.3.20
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『マーグ財団美術館の中庭に立つジャコメッティ』 Archives Fondation Maeght, Saint-Paul de Vence (France)
『国立新美術館開館10周年 ジャコメッティ展』が、6月14日から東京・六本木の国立新美術館で開催される。
1901年に生まれ、1966年に没した彫刻家アルベルト・ジャコメッティ。細長く引き伸ばされた人物彫刻で知られ、アフリカやオセアニアの彫刻、キュビスム、シュルレアリスムなどの影響を受けた作品を制作した。哲学者の矢内原伊作をモデルにした作品も多く残されている。
日本で開催されるジャコメッティ展としては約11年ぶりとなる同展は、初期から晩年までの作品を紹介する回顧展。フランスのマーグ財団美術館のコレクションを中心に、代表的な彫刻作品をはじめ、油彩、素描、版画、記録写真など約135点を出品する。アメリカ・ニューヨークのチェース・マンハッタン銀行のためのモニュメントとして制作された晩年の大作『歩く男I』『女性立像II』『大きな頭部』も展示される。