神木隆之介の「おおきに!」に大阪出身・清原果耶がお墨付き 映画『3月のライオン』大阪プレミアムイベント
4月1日、映画『3月のライオン』前編公開記念と後編大ヒット祈願を兼ねたプレミアムイベントが大阪・EXPOCITYで開催され、主演の神木隆之介、共演の清原果耶、加瀬亮が登壇。同所にある高さ日本一を誇る観覧車‟REDHORSE OSAKA WHEEL(オオサカホイール)”を桜色に点灯させた。
『3月のライオン』は羽海野チカ原作の同名コミックを、映画『るろうに剣心』シリーズなどで知られる大友啓史監督が実写映画化した作品。中学生という異例の若さで将棋のプロとしてデビューし、東京の下町にひとりで暮らす17歳の棋士・桐山零(神木隆之介)が、同じ下町に川本あかり、ひなた、モモの3姉妹と出会ったことから棋士として、人として成長していく姿を2部作で描く。現在、前編が公開中で4月22日(土)から後編が封切られる。
会場に登場した神木ら一行は、3,000人超の観客の声援を浴びながらレッドカーペットに登場。円形に配されたレッドカーペットを映画タイトルが書かれた特製のLEDフラッシュボールを投げつつ歩き、ファンとの交流を楽しんだ。
ステージに登壇した神木は「寒いっすね」ともらしつつ、春先とは思えぬ夜の寒さに縮こまりながら、艶やかワンピの清原に「寒そうだね」と声をかけて笑わせた。また、「大阪は何度か仕事で来ていますがいつも日帰りなので、いつかゆっくりできれば」とナニワを満喫したい様子。一方、大阪出身の清原は「この場所は観覧車が出来る前に来たことがあります」と懐かしそうだった。
同映画のイベント初参加の加瀬は「誤解を招くかもしれないが」と切り出すと「この映画は将棋の映画ではありません」と発言。観客から「え~!?」との戸惑いの声が上がると、加瀬は「将棋を題材にはしているけれど、本気で何かに打ち込んだことのある人、立ち止まって先に進めなくなった人とか、将棋に限らず何かに思いをかけたことがある人すべてに見てほしい」と語り、人間ドラマが核になっていることを強調した。
それに神木も同意する形で「僕が演じた桐山零という高校生のプロ棋士が、様々な人に会って孤独を溶かしていく成長の物語でもある。闘いの前編、愛の後編と呼ばれているけれど、2つで1つの作品です。皆さんを後押しするような、寄り添えるような存在の映画になれば」と思いを込めた。
一方、川本3姉妹の次女・ひなたを演じた清原は撮影を「休憩時間に神木さんがマジックを見せてくれたり、一緒にゲームをしたり和気あいあいでした」と和やかに回想。すると棋士のひとり、宗谷冬司・名人役の加瀬は「ビックリした!」と目を丸くし「将棋パートはカットがかかるたびに皆が凄く疲れたような表情を浮かべていた。まったく違う雰囲気でしたね」とテイストの違いに驚いていた。
イベントが観覧車の点灯式にさしかかると、神木の「俺一人じゃ寂しい」の発案から、点灯の合図は大阪らしく「おおきに!」と全員で声掛けすることに。清原から「大丈夫!」とイントネーションのお墨付きを得た神木と会場が一体となって、日本一の高さを誇る観覧車を桜色に染めた。
神木は「点灯式の経験があまりないので、いい思い出として残りました」と寒さも吹き飛んだ笑顔で「大阪の皆さんの温かさを実感しています。後編も、何かに悩んでいるような方に寄り添える作品になれば嬉しい。観客の皆さんが温かい気持ちになって『いい作品だった』と言ってもらえたら」と後編公開までのラストスパートに意気込んだ。
映画『3月のライオン』前編は公開中。後編は4月22日(土)2部作連続・全国ロードショー。
映画『3月のライオン』
(C)2017 映画「3月のライオン」製作委員会
監督:大友啓史
原作:羽海野チカ「3月のライオン」(白泉社刊・ヤングアニマル連載)
脚本:岩下悠子 渡部亮平 大友啓史
出演:
配給:東宝=アスミック・エース
中学生という異例の若さで将棋のプロとしてデビューし、東京の下町にひとりで暮らす17歳の棋士、桐山 零(きりやま れい)。彼は、幼い頃に両親と妹を交通事故で亡くし、孤独を抱え、来る日も来る日も、すがりつくように将棋を指し続けた。そんなある日、零は同じ下町に住む三姉妹・川本あかり、ひなた、モモと出会う。それは、将棋盤以外の“自分の居場所”との出会いでもあった…。激しい才能と激情がうごめく棋士たちの生きる将棋の世界と、陽だまりのような川本家の食卓。数々の対局とあたたかな人々との交流を通じ、零は棋士として、人として、ある覚悟を決めていく。
映画公式サイト 3lion-movie.com
(C)2017 映画「3月のライオン」製作委員会