L'Arc-en-Ciel 『25th L'Anniversary LIVE』東京ドーム2daysで刻んだ未来に残る歴史
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L'Arc-en-Ciel『25th L'Anniversary LIVE』2017.4.9 東京ドーム 撮影=今元秀明 / 岡田貴之 / 緒車寿一 / 加藤千絵 / 田中和子
L'Arc-en-Ciel 『25th L'Anniversary LIVE』
2017.4.8、4.9 東京ドーム
pieceは揃った。
hyde、ken、tetsuya、yukihiro。この4つのpieceが揃うこの瞬間を、どれだけの人が待ち望んでいたことだろう。
1年7ヶ月ぶり。結成から25年という歴史を築き上げてきたL'Arc-en-Cielは、8年10ヶ月ぶりに13、14回目の東京ドームのステージに立ったのである。
L'Arc-en-Ciel『25th L'Anniversary LIVE』2017.4.8 東京ドーム 撮影=今元秀明 / 岡田貴之 / 緒車寿一 / 加藤千絵 / 田中和子
2017年4月8日 18時17分――。
ライヴはオープニングムービーからの幕開けとなった。
映像は西暦9125年の未来。それは、未来において、L'Arc-en-Cielに関する情報が消えてしまったことを告げられるもの。その歴史を取り戻すために課せられた『Mission:L'Arcollection』は、“世界中に散らばったL'Arc-en-Cielのピースを集め歴史を取り戻す”ことであった。
オープニング映像が流された後、少しの静けさがそこに流れた。なんとも言えぬ心地良い緊張感の中、会場にkenの奏でるアルペジオが響き渡った。そのイントロにオーディエンスは悲鳴にも似た歓喜の声を上げた。
始まりは「虹」――。
久しぶりの再会の瞬間が「虹」であることを、いったい何人が想像していたことだろう。この瞬間の喜びは、一言で言い切ることは困難だったであろう。この時オーディエンスが上げた言葉では表しきれぬほどの歓呼の声は、再会の感動はもちろんのこと、この日のライヴに込めた彼らからの想いが、この始まりでしっかりと伝わっていたからこそに違いない。
自らのバンド名をタイトルに用いたこの曲は、彼らの代表曲の一つでもある。今から約20年前にリリースされ、L'Arc-en-Cielというバンドの存在を多くの人に知らしめた曲であることから、この曲の中にL'Arc-en-Cielというバンドの音と共に過ごした、自分たちの“青春”と呼ばれる時代を重ねた人も多かったに違いない。
kenのつま弾く透明なアルペジオ、tetsuyaの歌う様なメロディラインのベースフレーズ、楽曲の軸でありながらも主張し過ぎず、心地の良いリズムを曲の中に置くyukihiroのドラム。独特の憂いを宿したhydeのヴォーカル――。
我此処に在り。と言わんばかりの唯一無二なメロディと独創的なサウンドとその佇まいは、既にこの時点で絶対的な存在感を放ち、一瞬にしてオーディエンスを抱いた。
L'Arc-en-Ciel『25th L'Anniversary LIVE』2017.4.8 東京ドーム 撮影=今元秀明 / 岡田貴之 / 緒車寿一 / 加藤千絵 / 田中和子
L'Arc-en-Ciel『25th L'Anniversary LIVE』2017.4.8 東京ドーム 撮影=今元秀明 / 岡田貴之 / 緒車寿一 / 加藤千絵 / 田中和子
L'Arc-en-Ciel『25th L'Anniversary LIVE』2017.4.8 東京ドーム 撮影=今元秀明 / 岡田貴之 / 緒車寿一 / 加藤千絵 / 田中和子
L'Arc-en-Ciel『25th L'Anniversary LIVE』2017.4.8 東京ドーム 撮影=今元秀明 / 岡田貴之 / 緒車寿一 / 加藤千絵 / 田中和子
8日9日と両日合わせ、60万にも及ぶ申し込みがあったというほど彼らの音を待つ人が居る。オープニングは、その現実を改めて納得させられた瞬間でもあった。
続いて届けられた「Caress of Venus」では、再びの大きな歓声とハンドクラップが沸き上がり、軽やかなリズムと晴れやかなメロディはより鮮やかに色づいていった。「the Fourth Avenue Café」で魅せた5万5千人のジャンプと両手を高く掲げてのハンドクラップは、東京ドームという場所に相応しい圧巻の景色を見せてくれた。
そして。hydeはステージ後ろの巨大LEDスクリーンに光る“L'Arc-en-Ciel”のロゴをバックに、この日最初のMCを取った。
「25th L'Anniversaryへようこそ! L'Arc-en-Cielです! 会いたかった? 会いたかったよね。いや、ちょっと待たせたよ東京。こんなにたくさんの人たちに集まってもらえて本当に幸せ者です」
L'Arc-en-Ciel『25th L'Anniversary LIVE』2017.4.8 東京ドーム 撮影=今元秀明 / 岡田貴之 / 緒車寿一 / 加藤千絵 / 田中和子
今回のライヴは、国内では50会場、海外でも10地域13都市でライブビューイングが開催されていたこともあり、hydeはカメラに向かってスクリーン前のオーディエンスや、
「そして。肝心なメンバーが集まりました! どうよ? 天然記念物みたいなものですから(笑)。なかなかお目にかかれないという(笑)。L'Arc-en-Cielおかげさまで25歳になりました。25歳というのもすごいですけど、25年間愛されてるのは、もっとすごいと思います。四半世紀ですよ」
hydeの言葉にオーディエンスが大きな歓声と拍手を送る中、ステージ上では東京ドームでのMCとは思えないほど和やかな話題が行き交った。しかし。本当に東京ドームという場所が相応しく、その場所が特別になっていないL'Arc-en-Cielだからこそ、この空気感すら似合うのだ。そんな気負わない彼らの空気感にも、さすがと言うべき25周年の歴史を感じた。
さらに話を広げようとするkenの言葉をhydeが「もう大丈夫です」とバッサリ打ち切るシーンもみられ、オーディエンスを笑わせた。そんなやりとりすらもオーディエンスには、待ち焦がれた瞬間だったに違いない。
しかし、L'Arc-en-Cielが本当に素晴しいバンドであることを証明したのは、ここから繋げたhydeの問いかけの中に在った。それは、25歳以下のオーディエンスがどれだけ居るかと挙手させたものだったのだが、その数は結成当初からL'Arc-en-Cielと共に歳を重ねてきたオーディエンスに負けないほどの数を占めていたのである。
「あのね、君たちが生まれる前から居るんですよ、僕たち」(hyde)
その数の多さは、時代の中に彼らの音が埋もれてしまっていないことを示すものでもあった。当時から独自性が強く、真似することの出来ない“L'Arc-en-Cielという音楽”を創造して来た彼ら故、思い出の中だけに存在する過去の音ではない、“此処でしか聴けない音楽”として、新たな世代も魅了し続けているのである。
絶対的なスキルを持ちながら、そのスキルをひけらかすこと無く気負いのない自然体で存在し続ける。これこそ本物の証である。
hydeはここで、会場をさらに一つにするために、『鋼の錬金術師』の主人公であるエドワード エルリックのごとく“錬成”ポーズで、客席最前列から順にウェーブを起こした。
ウェーブはL'Arc-en-Cielのライヴの恒例でもあると言ってもいいと思うのだが、今回も両日共に5万5千人が一つになるのをこの目にしっかりと焼き付けることが出来た見事な景色となった。
観るだけではなく、“参加した“という1人1人の体感が、より深い思い出をそれぞれに残す。共に歌い、共に笑い、共に飛び跳ね、彼らの音にクラップを重ね、一つのライヴを作り上げていく。聴き手にとって彼らは、決して手の届かない場所に存在する対象ではあるが、そんな“憧れの距離感”というアーティストとしての威厳を保ちながらも、聴覚的、視覚的な感動を与えてくれつつ、とても近いところに心の距離を置いてくれるL'Arc-en-Cielというバンドの在り方は、SNSの普及によって、様々なモラルが崩壊しつつあるこの世の中で、とても貴重な存在であると私は感じる。
だからこそ。この感動をオーディエンスはずっと持ち続けていられるのだろうというのが私の持論。彼らとオーディエンスが共有するこのかけがえのない空間に、とても心地良く身を置くことが出来たことにも、L'Arc-en-Cielというバンドの偉大さを感じるのである。
L'Arc-en-Ciel『25th L'Anniversary LIVE』2017.4.8 東京ドーム 撮影=今元秀明 / 岡田貴之 / 緒車寿一 / 加藤千絵 / 田中和子
8日はhydeのハーモニカとtetsuyaのコーラスとの美しいハモリが印象的だった「flower」、9日はkenの個性を感じる澄み渡ったギターフレーズと、yukihiroの細やかなドラムフレーズが印象的な「Vivid Colors」から、そのブロックは始まった。そこから、過去の映像のコラージュと大きな歯車のグラフィック映像をバックに「Lies and Truth」が届けられていったのだが、時おり火花を散らし、回ることに困難をきたす歯車の映像が、彼らの25年の歩みの中にあった困難と重なった。
そして。ダークなL'Arc-en-Cielの世界観を見せつけたブロックでは、1日目が、ベースがリードする「fate」、2日目が刹那的なピアノの同期にkenが重く艶のあるギターフレーズを絡ませ、ゆっくりとその場の空気を侵食していった「真実と幻想と」から幕を開けた。yukihiroのマーチングドラムのようなドラミングの上に、憂いのあるhydeのヴォーカルが乗った「forbidden lover」は、スクリーンの中に風を起こし、波を呼び、雨を降らせ、炎に包まれながら届けられた。そのヘヴィかつダークな流れは、個人的にとても惹き込まれたブロックだった。
L'Arc-en-Ciel『25th L'Anniversary LIVE』2017.4.9 東京ドーム 撮影=今元秀明 / 岡田貴之 / 緒車寿一 / 加藤千絵 / 田中和子
「Shout at the Devil」で加速を付けると、少しのインターバルを挟み無骨なリズムが響き渡った。次の瞬間、オーディエンスの目に飛び込んできたのは、客席の上を縦断するムービングステージの中央でパーカッションを叩くhydeとken、そして、その両脇でギターをかき鳴らすtetsuyaとyukihiroの姿だった。4人はオーディエンスが真っ赤に照らすLEDの海を渡り、「REVELATION」を放ちながらゆっくりと後方へと辿り着いた。半狂乱で喜ぶ後方スタンドのオーディエンス。さらに、5万5千人が放った“REVELATION”のコーラスは圧巻だった。
「みんないっぱいリクエストしてくれてありがとうね。25周年だから、この曲がL'Arc-en-Cielの原点だなって曲を選びました」というhydeの言葉から繋がれたのは、「Voice」。当時、この曲をkenが持って来たときの情景を振り返った言葉の後に届けられた「Voice」(9日は「風の行方」)は、1990年代前半のインディーズ時代の旧曲とあって、オーディエンスは微動だにせずその曲に聴き入っていたのだった。
L'Arc-en-Ciel『25th L'Anniversary LIVE』2017.4.9 東京ドーム 撮影=今元秀明 / 岡田貴之 / 緒車寿一 / 加藤千絵 / 田中和子
次に届けられたのは、シングルとしてはとても冒険曲でもあったと思う「X X X」。この曲を表題曲として選んだ攻めの姿勢と、この時代のありのままのL'Arc-en-Cielを感じたことを、とても印象深く覚えている「X X X」は、妖しく艶やかな照明とオーディエンスの照らす光の中で放たれた。軍帽を斜に被り、艶めかしく歌うhydeの姿は、とても妖艶なものだった。「X X X」を届け終わると、彼らは再びムービングステージで客席を横断してメインステージへと戻っていった。
ここからのインターバルでは、初期のオフショットやミュージッククリップの裏側の未公開映像や、当時のCMを流しオーディエンスを楽しませたのだった。
そこから、「花葬」「浸食 -lose control-」「HONEY」といった1998年の楽曲たちが続けて届けられた。黒でまとめられた衣装を身に付けたhydeとkenとyukihiro。対照的に白い衣装に身を包んだtetsuya。暗めな照明に赤く染上げられた客席。そんなコントラストの中で、ツインズのダンサーが「花葬」ではポールダンスを、「浸食 -lose control-」では機械的な激しいダンスを、実にエロティックに演出していた。その研ぎすまされた感性に、改めてL'Arc-en-Cielというバンドのセンスの高さを感じたのは私だけではないはず。深い闇の底に押し沈められるかの様な感覚は、何故か不思議と心地良い快楽感へと誘ってくれたのだった。
hydeのギターヴォーカルが記憶に深い「HONEY」を挟み、 いつものように煙草をくゆらしながらブルージーなギターをつま弾くkenのソロへと時は流れた。吸い込まれるような音色を放つkenのギターにオーディエンスが聴き入っていると、やがてそのギターフレーズは「MY HEART DRAWS A DREAM」へと繋がれていった。
真っ白な衣装に着替えたhydeが歌を乗せると、オーディエンスはその曲に向かって高く手を掲げた。曲中でhydeがオーディエンスにマイクを委ねると、hydeから5万5千人へと歌のバトンが渡された。美しく重なる歌声にファルセットを被せるhyde。スクリーンに未来の街が映し出され、ステージ下手側から車型の飛行船がドームの空を飛ぶ中で「NEO UNIVERSE」は届けられた。
L'Arc-en-Cielのライヴはいつも、純粋にバンドのライヴとしても楽しめるのは言うまでもないことだが、いくつかの異なるヴィジョンを次から次へと楽しませてくれるエンターテイメントな空間でもある。今回のライヴも、いつものように趣向がこらされた様々なヴィジョンと共に届けられたSHOWではあったのだが、そんな流れの中で、hyde、ken、tetsuya、yukihiroという4つのpieceが、特にまぶしく輝いていた気がしてならなかった。
「STAY AWAY」への流れも、一つひとつのpieceの輝きを感じさせられた瞬間だった。ここでは、tetsuyaらしいグラフィックが施された5弦ベースで、ギターソロ並みの卓越したプレイを聴かせ、tetsuyaのシンボルでもあるトリコロールのスピーカーとベースを対面させてハウリングさせる形で「STAY AWAY」へと繋いだのだ。
hydeはステージ上手へ、kenはステージ下手へ。tetsuyaはyukihiroと共にステージ中央でオーディエンスを盛り上げた。「上げてこうぜ! もっと行こうぜ! 力を貸してくれ! 俺たちに会いたかったんだろ? ドエルのすごいとこ見せてくれ! やれるか! 東京!」。曲中でhydeが叫び、ライヴは最高の盛り上りを見せた「Driver's High」。8日と9日共に同じ流れで届けられたこのあたりのブロックだったが、2日目の「READY STEADY GO」の曲中、ステージ下手でベースを弾くtetsuyaの元へhydeが中央からゆっくりと近づいていき、そっとtetsuyaの右からtetsuyaの左肩に手を回して抱き寄せ、tetsuyaの口元にマイクを近づけ、共にその歌を歌ったのだった。tetsuya作曲のこの曲でこの絡みが見れたことに、心が大きく揺さぶられた。7色の銀テープが客席を彩り、オーディエンスの大きな歓声を受けながら締めくくられた25周年目の「READY STEADY GO」とこの景色を、オーディエンスは、この先もきっと忘れることはないだろう。
再びここで映像を使ったインターバルへ。 冒頭のオープニングムービーの中でL'Arc-en-Cielについて調べていた人物がスクリーンに登場し、自らの名前を告げた。その人物の名はEllie Cranc。彼女は、自分は“いつも、あなたの中にあるもの”なのだとオーディエンスに語りかけた。スクリーンに現れたEllie Crancの文字がゆっくりと移動し、並び替えられると、そこにはL'Arc-en-Cielの文字が浮かび上がった。
【未来を恐れないで――】。Ellie Crancが言い残したその言葉と、浮かび上がったL'Arc-en-Cielの文字は、4人からオーディエンスに向けられたメッセージだと受け取った。
L'Arc-en-Ciel『25th L'Anniversary LIVE』2017.4.9 東京ドーム 撮影=今元秀明 / 岡田貴之 / 緒車寿一 / 加藤千絵 / 田中和子
L'Arc-en-Ciel『25th L'Anniversary LIVE』2017.4.9 東京ドーム 撮影=今元秀明 / 岡田貴之 / 緒車寿一 / 加藤千絵 / 田中和子
L'Arc-en-Ciel『25th L'Anniversary LIVE』2017.4.9 東京ドーム 撮影=今元秀明 / 岡田貴之 / 緒車寿一 / 加藤千絵 / 田中和子
L'Arc-en-Ciel『25th L'Anniversary LIVE』2017.4.9 東京ドーム 撮影=今元秀明 / 岡田貴之 / 緒車寿一 / 加藤千絵 / 田中和子
彼らは再びステージに戻り、最新曲「Don't be Afraid」を届けた。最新曲は、進化を感じさせつつ、L'Arc-en-Cielという絶対的なポテンシャルを放つものでありながらも、過去曲たちと並んで届けられたときの馴染みが素晴しくなだらかだったことがとても印象的だった。そこに改めてL'Arc-en-Cielという一つのジャンルを感じたと言っても過言では無い。
「ほんまにみんなには感謝しています。26年経っても東京ドームに立ててるなんて。おおきに!」と語ったtetsuyaは、2日目のMCでは、自身の一人暮らしをし始めた記念日が4月9日であることを語った。
「寂しくて公衆電話から電話かけてた。俺、この日がなかったら、今、L'Arc-en-Cielやってないです」そう語ったtetsuyaの声に会場から“ありがとう”の声が飛び交った。そんな“ありがとう”を受け、tetsuyaもまた、“ありがとう”を返した。
「こんな素敵な景色見せてもらって。本当にみんなのおかげです。ありがとう」(tetsuya)
そんなやりとりは、25年という歴史の深さを改めて実感させられた瞬間でもあった。
「Link」では、hydeがメンバー紹介をする場面もあった。yukihiro、tetsuya、ken。hydeの声で呼び上げられた名前。その4つのpieceはL'Arc-en-Cielというサウンドで固く結ばれていると確信出来た時間となった。
「本当にありがとう。25周年で何が変わったんかな? って考えてたんですけど、昔は理想を追いかけてたんですよね。好きな音楽だったり、好きな先輩だったり。それが気が付いたら、可愛い後輩がたくさん出来て、“いつかその場所に行くから”っていう威勢のいい後輩もいて。そういう言葉を聞くと、L'Arc-en-Cielがやってきたことは間違いではなかったんだろうなと思います。でも、まだまだ負けるわけにはいかないんで。逃げ切るつもりでいきたいと思います。考えたら、人生の半分以上L'Arc-en-Cielで過ごしていることになるんですよ。これから、どんどんその月日が長くなっていくといいなと思ってます。ここまでの道のりはすごく長かったです、遠回りもいっぱいして、とっても長い道のりでしたけど、こうやってたくさんの人に愛されて、今日この場所にくることができました。楽しいこともいっぱいあったし苦しいこともたくさんありましたけど、今日のみんなの笑顔に報われます。みんなのこの笑顔に会うために、この長い道のりがあったんだったら、悪くない道のりだったんだなと思います。本当にありがとうございました」(hyde)
1日目のラストを飾った「あなた」の5万5千人の大合唱と、2日目のラストを飾った「瞳の住人」で4人と5万5千人が一緒に見たミラーボールが創り出した星空と、美しいサウンドとあの歌声を、4人とオーディエンスはずっと忘れることはないだろう。
ライヴ会場、ライブビューイングを合わせ、延べ約15万人が参加したこの『25th L'Anniversary LIVE』は、間違いなく9125年の未来に残る歴史を刻んだと言えるだろう。
取材・文=武市尚子
撮影=今元秀明 / 岡田貴之 / 緒車寿一 / 加藤千絵 / 田中和子
L'Arc-en-Ciel『25th L'Anniversary LIVE』2017.4.9 東京ドーム 撮影=今元秀明 / 岡田貴之 / 緒車寿一 / 加藤千絵 / 田中和子
2017年4月8日(土) 東京ドーム
01. 虹
02. Caress of Venus
03. the Fourth Avenue Café
04. flower
05. Lies and Truth
06. fate
07. forbidden lover
08. Shout at the Devil
09. REVELATION
10. Voice
11. X X X
12. 花葬
13. 浸食 -lose control-
14. HONEY
15. MY HEART DRAWS A DREAM
16. NEO UNIVERSE
17. STAY AWAY
18. Driver's High
19. READY STEADY GO
20. Don't be Afraid
21. Blurry Eyes
22. Link
23. あなた
L'Arc-en-Ciel『25th L'Anniversary LIVE』
2017年4月9日(日) 東京ドーム
01. 虹
02. Caress of Venus
03. the Fourth Avenue Café
04. Vivid Colors
05. Lies and Truth
06. 真実と幻想と
07. forbidden lover
08. Shout at the Devil
09. REVELATION
10. 風の行方
11. X X X
12. 花葬
13. 浸食 -lose control-
14. HONEY
15. MY HEART DRAWS A DREAM
16. NEO UNIVERSE
17. STAY AWAY
18. Driver's High
19. READY STEADY GO
20. Don't be Afraid
21. Blurry Eyes
22. Link
23. 瞳の住人