グロすぎるMV公開、UNDER FALL JUSTICEがミニアルバム『死執着』発売

名古屋をベースに活動中、自らを“カルト教團”と名乗るUNDER FALL JUSTICE。以前から“猟奇/狂気/悲嘆/絶望/偏執”などなど、常軌と狂気の狭間を行き来しながら、彼らは黒く暗く激しく痛く病んだ楽曲たちを生み出し続けてきた。

今年に入りUNDER FALL JUSTICEはサポートメンバーにex.La'Mule/CELLのSIN(G)を迎え、『東京暗黒腐食』と題し4ヶ月連続で単独カルト(単独公演)を行い続けてきた(FINALは5月29日の高田馬場AREA)。そのカルト公演を通し新たな進化の手応えを覚えた彼らは、新しい作品の制作へと着手。作りあげたのが、6月28日に発売となるミニアルバム『死執着』になる。

「死んでも僕の腕を…掴んでて」、UNDER FALL JUSTICEは『死執着』を通し、「死してさえも、貴方はどこまで僕に執着出来ますか?」と問いかけてきた。嘆くように歌いあげる愛郎、その歌詞に認めた想いはあまりにも純粋ゆえに、常軌を超えた行動へと主人公を駆り立てていった。

「死執着」のMVには、愛しき人を殺し貪り喰らうシーンが映し出されている。他にも喉元に刺さる注射針のシーンや、断頭台に挟まれ口から汚物を吐き出す姿などグロいシーンが次々登場。刺激の強すぎる場面の連続のように、ホラー/スプラッター映画が苦手な人には、観続けるのに勇気がいる映像だ。それ以前に、愛郎演じるパラノイアな主人公がヤバすぎる。血塗れ系が苦手な人は、ジャケットの時点で目を背けてしまうかも知れない。むしろ、それくらい狂気じみた様がUNDER FALL JUSTICEにはお似合いだ。
 
この作品をいち早く手にしたい方に、朗報だ。全国流通に先駆け、5月29日に高田馬場AREAで行われる『東京暗黒腐食』シリーズの最終公演『60分限定無料単独カルト『〜僕を殺してください〜転生の儀式〜』』にて先行発売が決定した。流通販売よりも1ヶ月先に手に出来るのはファンにとって嬉しいこと。売り切れを心配する方も、会場へ足を運びいち早く手にするか、予約という形で手元に届く保証をしておいたほうが安心だ。

作品を重ねるごと猟奇さを増してゆくUNDER FALL JUSTICE。そのカルトぶりは、一体どこまで進んでいくのやら。何時かその先に見える偏執狂ぶりも、楽しみにしていて欲しい。

文＝長澤智典