メリー 「開けたメリーを見せたい」――不器用な4人が辿り着いた結成25周年の現在地

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メリー

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13枚目のフルアルバム『Urbanstyle Circus』をひっさげ、全国ツアー『メリー 25th Anniversary LIVE -Many Merry Days- ONEMAN TOUR「Urbanstyle Circus」』を開催中のメリーが、いよいよ11月7日(土)、東京・ヒューリックホール東京で、本ツアーのGrand Finale公演を行なう。結成25周年に向けて、昨年から通年企画「メリー 25th Anniversary LIVE-Many Merry Days-」を掲げ、本ツアーを始め、東京・Zepp Hanedaに2000年代初頭のヴィジュアルシーンの“御三家”と言われていたメリー、MUCC、蜉蝣の元メンバーを集めた『大佑祭り!!』を主催するなど様々な企画を展開してきた。ここではメンバーのなかから、現在話題の新人ガールズバンド(?)=GUMMYのメンバーとしても注目を集めているガラ(Vo)と、バンドのメインコンポーザーである結生(Gt)に、メリーの現在地、今後について話を訊いた。

――「メリー 25th Anniversary LIVE -Many Merry Days-」を掲げてやってきた年通企画も残りあと少しとなりました。

ガラ:はい。今回は今年の元旦に、2026年11月7日にヒューリックホール東京でやるということを最初に発表して、その着地点に向かって25周年をみんなでやっていこうということで、アルバムを作ったり、メリーにいままで関わってくれた人たちとの対バンであったり、『大佑祭り!!』もそうですけど。25周年という冠に僕も背中を押されて、とにかくいろんなことをやってみようっていう1年にしたいなと思って。俺らもそうですし、ファンの人たちにも、この1年をメリーに下さい、そして忘れられない濃い1年にしましょう、という思いでやってきてます。

――25周年に向けての通年企画で意識されていることは?

結生:特にセットリストの面で“ベスト・オブ・メリー”みたいなものは意識してます。そういう曲を今回のツアーでも、新曲以外のところに意識的に散りばめてます。『大佑祭り』とかのイベントでは、さらにそこを色濃く出して、これぞメリーというセットリストで演ったんですよ。そうしたら、10年ぶりにライブに来たというお客さんたちも「あの曲が聴けてよかった」って楽しめるじゃないですか。そう思えるようなセットリストを今年は意識して作ってます。

ガラ:それが、俺らが25年やってきたという歴史でもあるので。いまのツアーはアルバムのツアーではあるんですけど、地方に行けば行くほど、例えば「首吊りロンド」を演奏したとき。「20年ぶりに初めてライブで聴けました」と言われると、俺らも「やってきてよかった」、「ちゃんと曲、残せてるんだ」っていうのを実感するんですよね。それこそ先輩のライブとか観に行って、昔の曲が聴けるとその当時の自分に戻れたりするじゃないですか。そういうものを俺らもちゃんと残せてるんだから、みんなが知ってる曲をどんどん出していこうよって話をメンバーにしたのは覚えてます。

結生:去年、一昨年ぐらいは、よく来てくれるファンに向けたセットリストだったんですけど、いまは10年ぶり、15年ぶりに来た人も楽しめるセットリストを意識して作ってます。

ガラ(Vo)

ガラ(Vo)

――なるほど。では、ここまで25年間メリーが続いてきた要因って、お2人はなんだと考えていますか?

ガラ:これしかないからじゃないですか? みんな他のことができない人なんで。良くも悪くも。

結生:不器用で、これしかできないメンバーが集まってるからだと思います。人生のなかで一番長く続けてやってるのがメリーですから。

■いまはGUMMYをやってるからこそ、メリーに全力で向き合えてる。だから、いま一番いいガラを出せてると思うんです。(ガラ)

――その発言に水を差すようで申し訳ないのですが、いまガラさんはGUMMYとしても精力的に活動をしてらっしゃる。これは、どう考えればいいのですか?

ガラ:GUMMYに関しては、結構前からプロジェクト自体は動き始めてて。動きだしがちょうどメリーの25周年とかぶっちゃったんですよ。このプロジェクトの活動は時代的にいまの自分に必要だなと思ったんで、メンバーにも会社にも話をして。

――反対する人はいなかったのですか?

ガラ:いなかったですね。だから、いまはGUMMYをやりだしたことで、メリーが実家。一つの自分の家で。GUMMYは本当に大人の遊び場という感じなんですよ。

――そういう住み分けをしている訳ですね。

ガラ:はい。いままでの僕は実家しか知らなくて、そこから一歩も出ない人間だったんですけど。それが、一歩外に出てみたら、こんな素晴らしい別世界が見えてくるんだ、こんなやり方もあるんだとか。ものすごく自分にとっては新しい発見だらけで。25年やってきても、まだこんなに知らない世界があったのかって、すごい刺激的なんですよ。その反動で、多分いまの僕は情緒が安定した状態でメリーをやれてるんじゃないかと思うんです。

――逆に言うと、外に出ないで、メリーだけに閉じこもっているときは、情緒不安定になりがちだったということですか?

ガラ:そうですね。メリーの場合、ボーカルとしてもそうですけど、どういう活動をしていこうとか……背負うものが……勝手に背負ってるんですけど、やっぱ大きいんですよ。メリーのボーカルとしてこうしなきゃダメとか、メリーはこうあらなきゃ、みたいなことをいろいろ考えるんですけど、GUMMYに行ったらなにもそういうものがないんです。大人の遊びだから、ノリ一発でやっちゃうんですよ。でも、メリーはノリではできないんです。こういうことを思ってるんだけど、というのをどんどんみんなで形にしていくのがメリーだから。ライブ環境も、メリーは同期を使ってる部分があるので、カチッとしてるところがあるんですけど、GUMMYは高校生が“バンドやろうぜ!”って集まってる感じだから、まったく真逆なんですね。だから、そういうギャップが楽しくもありますし、刺激にもなって。メリーでもいまはすごく楽しく歌えてるんです。

結生(Gt)

結生(Gt)

――結生さんはGUMMYをやりだして以降のガラさんの変化というのは感じていますか?

結生:めちゃくちゃ感じます。メリーだけだとピリピリしてますからね。自分は外の世界を知ることは賛成派なので、こうしてメリー以外でいろんな景色を見たり刺激をもらうことで、メリーを客観視できるようになって、いい方向にいけばいいなと思ってるので、その効果が生まれてるなと僕は思ってます。

――ガラさんが変化したところを具体的に挙げるとしたら?

結生:明るくなりました。

――GUMMYをやるようになって?

結生:はい。性格が少し変わりましたね。GUMMYにいるときはもっと明るいのかもしれないんですけど、その感情をメリーに持って帰ってくれてるんだと思うんですよ。

――それ、すごい変化じゃないですか?

結生:だと思います。

ガラ:ファンのなかには、メリーが周年なのにGUMMYをやってって心配している人もいるかもしれないんですけど、いまはGUMMYをやってるからこそ、メリーに全力で向き合えてるんですね。だから、いま一番いいガラを出せてると思うんです。

――おぉ~! 凄いですね。

結生:いい意味で、ちょっと肩の力が抜けてて、いい感じなんですよ。自分も色々サポートでメリー以外の場所でやると、新しい気付きとかすごくあったので、どのメンバーに対しても外でやったほうがいいなと思ってます。ただ個人的には、メリーのアルバムを制作しながら、その間にGUMMYもやってて。GUMMYもめちゃくちゃハイペースで音源を出してたから、1年に何曲歌詞書いてるんだろう? すげぇなとは思いましたけど。

ガラ:余裕です! いままでだったらありえないんですけど。これまでは、メリーでアルバムを作るってなったら、歌詞書かなきゃってことをずっと考えてて、その一点しか見えてなかったんですよ。でも、GUMMYをやり始めてからは自分を客観視できるようになったので、ライブの作業、レコーディング、歌詞を書いたりってことの切り替えが自分でできるようになったんです。そうしたら、全然歌詞も余裕で書けたんです。

――「なんだ、俺、すげぇな」と自分でも驚いた感じ?

ガラ:ですね! まだまだいけますよ。歌詞を書かなきゃって、家に籠ってるだけでは、テレビ見たりYouTube見たりだけの世界になりがちじゃないですか。だけど、外に出てみたらいろんな人と会話して、いまこんなものが流行ってるんだとか、ものすごいいろんなことがインプットされていく。それを出すだけだから、まだまだいけますね。これまでのメリーって、実家にずっと籠って甘やかされっぱなし。そんな感じだったんですよ。冷蔵庫開ければ食べ物があって、ご飯も炊けてて掃除もしてくれる。みたいなところでずっと育ってきてたんです。

テツ(Ba)

テツ(Ba)

――外に出なければ、実家で甘やかされ放題だったことにも気づけなかった。

ガラ:まさにそうです。それで、ポッと外に出てみて、周りを見たら、それこそ同期の人たちはみんな独り立ちしてて、ちゃんと1人で生活してるんですよ。だけど、僕らだけは相変わらずニートみたいな生活をしてて。俺らもいい年齢なのにこれで大丈夫? と思って。それで僕は外に出てみようと強く思ったんです。そこが一番デカいですね。

――そうでしたか。

ガラ:この先、いつまで歌っていけるんだろう?っていうのをリアルに思うようになってきたのもあります。僕らが憧れてバンドを始めるきっかけになった人たちが、天国へ行ってしまったりというのが立て続けにあって。当たり前ですけど、永遠にはいないんだというのがはっきりと分かって。終わりを意識するようになったら気持ちも変わってきたんですよ。ファンの人たちが求めてるであろうこともやってあげたいし。そのなかで自分たちの新しいところを見せていけばいいって。

――以前はそこの考え方も違ってたんですか?

ガラ:昔は“俺らはいまこうだぜ”というのを押し付ける感じでした。でもいまは、ファンが求めるところもやってあげて、これまでいろんなことをやってきたことを踏まえて、たくさんの人にメリーを知ってほしいというモードになってます。だから、アルバム(『Urbanstyle Circus』)も、ファンの人たちにありがとうって言えるような、これぞメリーというもの。メリーがずっとやってきた“レトロック”がテーマでいいんじゃないかっていうことは、メンバーと話しました。

ネロ(Dr)

ネロ(Dr)

■今回のツアーは進化していくというのが一つのテーマだから、アルバムの曲たちはもうすでに進化していて、ライブアレンジが施されていますね。(結生)

――レトロックにCircus、メリーお得意のテーマを使った割には、今作はねっとりしたアングラっぽさを感じなかったんですよ。

ガラ:そうかもしれないです。メリーのCircusって、見世物小屋風だったんですけど、今回は洋風なんですよね。

――そこが大きく違いますよね。同じレトロックでも。

結生:あと、前作(『The Last Scene』)、今作と自分がアルバム制作の舵取りをしたんですよ。多分、そこがデカいんじゃないかと思います。

ガラ:役割分担ができたんです。いままでは僕がこうしたい、ああしたいっていろいろ言ってたんですけど、前作から僕は口をはさんでないんです。僕がぼんやりとしたこと言えば、結生くんが阿吽の呼吸でそれをしっかりとまとめてくれる。そういう安心感がいまはあります。だから「曲は結生くん頼むわ、俺は歌詞を書くわ」っていう役割分担がはっきりできてるので、僕も歌詞は好きなことを書いて。出来上がったアルバムに関しては、前作も今作も“作品”っていう色合いが強いかもしれないですけど、ライブを観るとギャップを結構感じると思います。

 

――ツアーで曲が変化してきているということ?

結生:今回のツアーは進化していくというのが一つのテーマなんですよ。だから、アルバムの「平凡」や「夢売りサーカス」はもうすでに進化していて、ライブアレンジが施されていますね。

ガラ:ツアーのコンセプトはサーカスで、セットとかもサーカスっぽい旗を飾ったり小物とかを置いて。今回アルバムにはなかったSEを結生くんに作ってもらって。曲間のBGMもサーカス調にしました。

――アルバムのなかでは、どんどん日常へと視線が注がれていく「Last Destination」、「黄昏の花」、「きらり」の流れはすごく新鮮でした。

結生:そのなかの1曲はまだツアーでやってないんですけどね。

ガラ:「きらり」なんですけど。東京で、すごいでっかい虹がめちゃくちゃ綺麗に見えた日があって、たまたま外にいるときにそれが見えて、温かい気持ちになってすぐに家に帰って書いたのが「きらり」なんです。だから、これまでみたいに、なにかテーマを探さなきゃって書いたんじゃなくて、普段生活してるなかで「わー、こんな虹見たことない。めちゃくちゃ綺麗!」って思って書いた歌詞なんですよ。

――だからなのか、ある意味ガラさんっぽくないなって。

結生:そこがいいじゃないですか。いまだからこそ書けた歌詞だと思います。

ガラ:ホントっすか?

結生:うん。

ガラ:歌詞もそうですけど、ライブに関してももうNGがないんですよ。昔は自分のなかにここまでやったらダメっていうのがあったんですけど、いまは、やってみてダメなら変えりゃいいしって。あんまり気にならなくなりました。メリーでいろいろやりたいっていう思いばかりで25年やってきたんですけど。やっぱり外を見るのは必要だなと思いましたね。

2026.9.12(土) HEAVEN’S ROCK さいたま新都心 

2026.9.12(土) HEAVEN’S ROCK さいたま新都心 

■できることをできるときにやっとかないと後悔してしまうなと思って。そういう思いで動きだしたら“第二の人生の扉”が開いて。いま僕、めちゃくちゃハッピーなんですよ。(ガラ)

――本当にGUMMYで外に出てよかった。

ガラ:よかったです。

――GUMMYで外に出てみようと思ったときに、ガラさんの背中を一番押したものは何だったんですか?

ガラ:同期のバンドですね。見たらみんな独り立ちしてて、バンドでもソロでも。それが大きかったですね。いまは同期のバンドもメンバーが脱退したりして、少なくなってきちゃったんですよ。昔は同期と言ってもバチバチで「アイツら早く解散しねぇかな(笑)」って思いながら活動してたんですけど。25年も経つと、もう戦友じゃないですけど。いろいろあったけどみんな頑張ってるよね、という仲間感が生まれてくるんですよ。

――『大佑祭り!!』にMUCC、蜉蝣のメンバーを集めたのはそういうことだったんですね。

ガラ:はい。いまみんながいて、やれるんだったらいまやっとこうよ、いつどうなるか分からないんだからって。じゃあ誰がやるの? って言ったら、もう俺しかいないんでやった感じです。自分が50歳近くになるまでバンドをやってるなんて思わなかったので、できることをできるときにやっとかないと後悔してしまうなと思って。そういうのが強いかもしれないです。そういう思いで動きだしたら“第二の人生の扉”が開いて。いま僕、めちゃくちゃハッピーなんですよ。

――ガラさん、25周年突入前に大変革期到来。

ガラ:そうなんです。

2026.9.12(土) HEAVEN’S ROCK さいたま新都心 

2026.9.12(土) HEAVEN’S ROCK さいたま新都心 

■これだけやっても飽きない。いまだに成長段階なんだと思います、メリーは。いまだにたどり着けない、それをずっと追ってる感じがあります。(結生)

――結生さんはこの年齢まで現役でバンドをやってると想像していましたか?

結生:まったく思ってなかったし、考えてもいなかったです。でも、やってることは変わらないんですよね。いまだにメリーをやり続けてるだけで。これだけやっても飽きないんですよ。だから、やり続けてんのかなって思います。いまだに毎年発見とかあるから。なので、いまだに成長段階なんだと思います、メリーは。レベルアップはしてるんですよ? 昔よりいまのほうがもちろんいいんですけど、いまだにたどり着けない。それをずっと追ってる感じがあります。

――たどり着けない場所とは、具体的にどんな場所ですか?

結生:明確にはないんですけど、これ以上はもうないだろうっていうところですね。

――そこにはまだ到達できそうにない?

結生:はい。全然ダメですね。自分も、バンドも。メンバーそれぞれ、みんな不器用なので、メリーは。それで一緒にやってるのが面白いんだろうなって思います。得意不得意の分野は違うんですけど、その関係性が絶妙なバランスで25年間成り立ってきてる。面白いバンドだなっていつも思いますね。今回ツアーが始まった初日のライブをやって、強くそれを思ったんです。

――どんなところで?

結生:アルバムの曲をやってみたら、想像してたものとは全然違うものになってるなというのをすごく感じたんです。すごい荒々しいライブで、それじゃあ全然ダメなんだけど。

――本来ならそこで修正する訳ですよね。

結生:はい。でも、何よりも楽しかったんですよ、それが。これからツアーでどうなるんだろう?っていうワクワクのほうが上回ってたから。本当に面白いバンドだなと痛感しました。

2026.9.12(土) HEAVEN’S ROCK さいたま新都心 

2026.9.12(土) HEAVEN’S ROCK さいたま新都心 

――出会った当時から、メリーはみなさん不器用な人の集まりだったんですか?

結生:そうですね。不器用なりに、家族よりも長く一緒にいるから、メリーは阿吽の呼吸みたいなのはすごく多くて。そこが嚙み合ってるんだと思います。

――家族よりも長く一緒にいるからこそ、ちょっと距離を置いたりという時期もあったりしたんでしょうか。

結生:距離感ができた時期もあったと思います。

ガラ:結局そこは、僕の精神状態がかなり影響してるのかなって思います。若い頃みたいに、楽しいだけではやっていけないですからね。自分たちだけじゃなく、会社だったりスタッフのことも歳を重ねれば重ねるほど考えることも多くなって。そのなかで、いかにメリーを楽しんでいけるかっていうことを考えると、正直すごい厳しくなって、みんなに強く当たっちゃったことも過去にはありました。でも、いまはそこも、最終的に僕らもそうですし、ファンの人たちもスタッフも、みんなが楽しくウィンウィンになれるようにって考えに変わったんです。誰かが嫌な思いをするんじゃなくて、みんなで「今日楽しかったね」、「また次も楽しもう」、それでいいんじゃないかって思えるようになったんです。そこも変わりましたね。

――ガラさんの変化で、いますごく風通しがいい状況になったと。

ガラ:だと思います。若い頃だと、結生くんが曲作ってるのに他に何もしてない人がいたりすると「なんで何もしてないんだ」とか思うんですけど、できないことを押し付けちゃってもできないんですよ。ほんっとここ数年ですけど、できないことをいまからやるんじゃなくて、その人のできることを伸ばしていこうと。デジタルが苦手な人にいまから映像編集を勉強してやってくれっていうぐらいなら、できないことは外に投げて、お金を払って専門の人にやってもらったほうが早い。

結生:ある意味、組織的な考え方ですね。

ガラ:時間は有限ですから。無駄なことに時間を費やしてもしょうがない。

2026.9.12(土) HEAVEN’S ROCK さいたま新都心 

2026.9.12(土) HEAVEN’S ROCK さいたま新都心 

■ファイナルだからといって頑張りすぎて変に力が入ってしまうのが僕らの悪い癖。いまのまま、意識せずにやろうかなと思います。(ガラ)

――本当にいま、バンドとしては素晴らしくいい状態なんですね。この勢いで、爆発的に売れたいですね。

ガラ:そこなんですよ! それをね、待っててももう来ないんで。チャンスは自分でつかみに行くしかない。活動を続けていかないとチャンスも訪れないですから。アルバムも出し、ツアーもやって。だから、僕も本当に「いつ売れるんだろう?」って思います。そう思いながら70歳ぐらいで売れたらヤバいな(苦笑)。

――70歳で初の日本武道館とか、逆にエモいじゃないですか。

ガラ:杖をつきながら登場して、椅子に座って歌う、みたいな。面白いかも(笑)。SEも長くしてもらわないと、立ち位置にたどり着けない。

――だはははっ。

ガラ:これまで、武道館をやるならあそこだったよなっていうタイミングはあったんですよ。振り返ってみて。だけど、そこで誰もやらないところでやるほうがメリーっぽいっていうほうをとっちゃって。そういう身内ノリなところがありまして(苦笑)。今回のCDもそうじゃないですか? これ(初回限定盤は)飛び出す仕様になってるんですけど、こんなことやるぐらいなら、なんで宣伝にもっとお金かけないんだよっていう説もあるんですよ。でも、僕は今回これがやりたかった。しかも、初回盤にはライブ音源が付いてるんですけど、飛び出すジャケットのなかに一緒に収納できないっていう(苦笑)。もうね、こういうところがメリーなんですよ。でも、いまはどんどんそういうところも開けてきてるんで。25周年はさらに開いていこうと思ってます!

――そんなメリーが観られるツアーファイナルのヒューリックホール東京。どんな公演にしたいですか?

ガラ:いまライブがいい状態でやれてるし、歌えてるので、そのまんまヒューリックホールに行きます。ファイナルだからといって頑張りすぎて変に力が入ってしまうのが僕らの悪い癖。いまのまま、意識せずにやろうかなと思います。

結生:ツアーはライブハウス主体で、ここだけホールなんですよ。ファイナルは、開けたメリーを見せたいなと思います。

2026.9.12(土) HEAVEN’S ROCK さいたま新都心 

2026.9.12(土) HEAVEN’S ROCK さいたま新都心 


取材・文=東條祥恵
ライブ写真撮影=冨田味我

ライブ情報

メリー 25th Anniversary LIVE -Many Merry Days- 
ONEMAN TOUR「Urbanstyle Circus」

※終了公演は割愛
2026/10/24(土) 名古屋CLUB UPSET 
2026/10/25(日) OSAKA MUSE 
2026/10/31(土) 東高円寺二万電圧 
2026/11/1(日) 千葉LOOK 

メリー 25th Anniversary LIVE -Many Merry Days- 
ONEMAN TOUR「Urbanstyle Circus」 -Many Merry Days- Grand Finale 

2026年11月7日(土) ヒューリックホール東京
開場 16:30 / 開演 17:00
[料金] 
■COREプレミアムシート 前売¥13,000(前方指定席・記念品付・D別) 
■指定席 前売¥7,800(D別)

▼購入
イープラス 
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