メディアアートで「未来の再創造」探る ICC『オープンスペース』展が開催
『ARKHITEKTOME/アルキテクトーム』2015年 参考図版 ©慶應義塾大学SFC松川昌平研究室
展覧会『オープン・スペース 2017 未来の再創造』が、5月27日から東京・初台のNTTインターコミュニケーション・センター[ICC]で開催される。
今年に20周年を迎える同センターが毎年開催している同展。12回目を迎える今回は「未来の再創造」をタイトルに掲げ、メディアアートを中心とした新作を含むアート作品や、教育機関による研究成果としての作品などを展示する。また新進アーティストやクリエイターを紹介するコーナー「エマージェンシーズ!」も設けられる。
出展作家には緒方壽人(Takram)、evala、三原聡一郎、ユェン・グァンミン、岩井俊雄、徳井直生+堂園翔矢(Qosmo)、鈴木昭男、オーラ・サッツ、スグウェン・チャン、nor、グレゴリー・バーサミアン、カイル・マクドナルドらが名を連ねているほか、慶應義塾大学松川昌平研究室、SBC合同研究会、archiroidのコラボ作品、昨年の『グッドデザイン賞』で大賞に輝いた「オーサグラフ地図」の開発者・鳴川肇の研究室による研究成果を展示。「エマージェンシーズ!」では具志堅裕介、小林椋、和田夏実が紹介される。また会場では映像アーカイブ「HIVE」によってICCの歩みを辿ることができる。
期間中には出品作家によるイベントや、学芸スタッフによるギャラリーツアーなどを開催予定。詳細はNTTインターコミュニケーション・センター[ICC]のオフィシャルサイトで随時発表される。なお開館20周年ロゴを矢萩喜從郎がデザインしている。