CHiCO with HoneyWorksが魅せた“みんなで作り上げるライブ” Zepp Tokyo公演をレポート

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2017.5.22
CHiCO with HoneyWorks

CHiCO with HoneyWorks

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『今日もサクラ舞うZeppに』 2017.5.2(tue) Zepp Tokyo

CHiCO with HoneyWorksが、5月2日にZepp Tokyoにてワンマンライブ『今日もサクラ舞うZeppに』を開催。4月23日の大阪公演に続き、新曲や会場限定曲、素敵なゲストアーティストsanaとのうれしいコラボレーションもありで、とことん楽しませてくれた。

まずは中西(g)、Hiroki169(b)、Oji(g)、AtsuyuK!(dr)、cake(key)がステージ上で音を出し始めると、フロアからはクラップが自然発生。すると、ステージセンター後方から、ハットにイエローのジャケット、大柄のフワラープリントスカートと、春っぽいキュートな出で立ちでCHiCOが登場。1曲目の「恋色に咲け」から、高音がきれいでよく伸びる。会場の隅々まで広く見渡して手を振りながら歌ったり、ギターソロのときにはフロアにマイクを向けるCHiCOに、オーディエンスも大きくコールしたり、ペンライトを振って応えたり。「ハートの主張」では、合図するCHiCOにタイミングをバッチリ合わせてオーディエンスがジャンプをしたり、掛け声を出したりして、CHiCOが思わず指で「OKサイン」をする場面も。出だしから、なんという熱量だろうか。

2016年の1月からワンマンライブを行なってきたCHiCO with HoneyWorksにとって、この日は東京での今年初ワンマンライブ。「今年は、みんなでライブを作るというのが目標です。さっきの「ハートの主張」でも、私が合図をしたらジャンプしてくれてうれしかったです」とCHiCOが言うと、すかさず「楽しかった!」と叫ぶオーディエンス。1曲1曲、ステージとフロアで作っていくというライブの醍醐味が、CHiCO with HoneyWorksのライブには確かにある。また、今回のライブでは、フラットなライブハウスだとステージが見えにくい低身長の人のために前方ゾーンを確保するといった初めての試みも。ファンへの愛と感謝があればこそだ。

CHiCO with HoneyWorks

CHiCO with HoneyWorks

CHiCOがステージを右に左に軽やかに躍動して、オーディエンスの目線に合わせようとステージ際でしゃがんで歌ったりもした「恋のコード」。<君の頑張りは誰よりも側で観てるよ>という歌詞に合わせフロアを指さして歌ったり、フロアをしっかり見ながらの<好きだよ>というフレーズに大歓声が上がった、東京公演限定曲「恋ヲウチヌケ」。ラストのファルセットも美しく響いた「ロクベル」。当然、目も耳もとにかく楽しい。「みんな元気だね! 次は、あまりワンマンで歌っていない曲です」と前置きしたのは、これまた東京公演限定曲の「ヒストリア」。それまでとはガラっと異なる、ダークでロックなナンバーだ。ハンドマイクではなくスタンドマイクで歌う。その歌声も凛として力強い。カワイイだけじゃなくカッコイイ面もあるのが、CHiCOだ。

かと思うと、「「ヒストリア」の厨二感最高。弾きながら俺カッコイイ!ってなる(笑)」と言い出すcake。しゃべりたくてしょうがなさそうなAtsuyuK!は、次がバラードだというのにこらえきれずにオーディエンスとコール&レスポンス。ゆるっとしたMCタイムにはメンバーの仲のよさも滲んで、途端に和やかモードに。

「チコバラ」と呼ばれるバラードゾーンではドラマティックな「ユキドケ」、情景が見えるような「11月の雨」といったバラードでは、CHiCOの歌力に胸が震えたり。親への感謝の気持ちを載せて歌った「ママ」では、温かな心になれたり。歌にしろ演奏にしろ、さまざまに魅せる表情それぞれ、実に色鮮やかだ。

4月26日に発売されたばかりのシングル表題曲「今日もサクラ舞う暁に」では、CHiCOが“タオルが吹っ飛ばなくて済む方法”を自らレクチャーした上で、オーディエンスと一緒にぐるんぐるんとタオルを回したり、かけ合いをしたり。一体感がどんどん増していくと、「楽しすぎだろ!」とメンバーも満面の笑顔を見せる。

CHiCO with HoneyWorks

CHiCO with HoneyWorks

さらに、ファンにお馴染みの大人気女性ボーカリスト・sanaをゲストに迎え、ドライブ感あふれるニューシングルのカップリング曲「ロデオ feat. sana」、エキセントリックポップな「これ青春アンダースタンド feat. sana」をコラボ。オーディエンスが全力でコールする中、歌声を見事に絡ませながら、肩を組んだり、歌詞通りお互いを指さしてみたり、ハイタッチしたり、同時にジャンプしたりと、息もピッタリなCHiCOsana。カッコカワイイ最強タッグだ。

楽器陣が隣り合ったり向き合ったりして演奏する姿にも高まった、ファンキーな「イノコリ先生」。オーディエンスの大合唱が巻き起こった「プライド革命」。オーディエンスのコールがとんでもないボリュームになった「ウルフ」「identity」「color」。ラストの「カヌレ」に至るまで、とめどなく昂り続けた。

そして、「チコハニ」コールで迎えられたアンコール。デビュー曲の「世界は恋に落ちている」で、まだまだ元気なオーディエンスのシンガロングにCHiCOも驚きの笑みを見せつつ、ラストはオーディエンスがミニフラッグを振る「ホーリーフラッグ」。そこに満ちていたハッピーな高揚感は、心地よい余韻として長く残っている。

2017年夏、追加公演として広島公演も発表された全国9か所のライブハウスをまわる2ndライブハウスツアー『LAWSON presents CHiCO with HoneyWorks 真夏の2ndライブハウス・ツアー「i LiVE you」』の開催が決定したCHiCO with HoneyWorks。ファイナル公演として8月26日に日比谷野外音楽堂にて行なう初の野外ワンマンライブは、サブタイトルに『ナツのシナリオ』と掲げ、スペシャルな内容になるのだとか。これはとびきり楽しい夏になりそうだ。


取材・文=杉江優花 撮影=小川舞

セットリスト
『今日もサクラ舞うZeppに』
2017.5.2(tue) Zepp Tokyo
1.恋色に咲け
2.ハートの主張
3.恋のコード
4.恋ヲウチヌケ ※東京公演限定
5.ロクベル
6.ヒストリア ※東京公演限定
7.ユキドケ
8.11月の雨 ※東京公演限定
9.ママ
10.今日もサクラ舞う暁に
11.ロデオ feat. sana
12.これ青春アンダースタンド feat. sana
13.イノコリ先生
14.プライド革命
15.ウルフ
16.identity
17.color
18.カヌレ
[ENCORE]
19.世界は恋に落ちている
20.アイのシナリオ
21.ホーリーフラッグ

 

ライブ情報
LAWSON presents CHiCO with HoneyWorks 真夏の2ndライブハウスツアー 「 i LiVE you 」
7/30(日)福岡 / BEAT STATION
8/1 (火)広島 / HIROSHIMA CLUB QUATTRO ※追加公演
8/3  (木)静岡 / LIVE HOUSE 浜松 窓枠
8/4  (金)愛知 / ダイアモンドホール
8/6  (日)北海道 / cube garden
8/10(木)新潟 / 新潟LOTS
8/11(金)宮城 / Rensa
8/13(日)大阪 / Zepp Namba (Osaka)


真夏の2ndライブハウスツアー 「 i LiVE you 」ツアーファイナル 日比谷野音スペシャルライブ「ナツのシナリオ」
8/26(土)東京 / 日比谷野外音楽堂

▼SPICE先行受付
5月22日(月)12:00~5月28日(日)23:59

 

リリース情報
6thシングル「今日もサクラ舞う暁に」
テレビ東京系アニメ『銀魂~よりぬけ!銀魂さん~』オープニングテーマ
発売中
初回仕様限定盤

初回仕様限定盤

【CHiCO with HoneyWorks盤】(初回仕様限定盤)
SMCL-474/¥1,241(tax in)
◆  HoneyWorksヤマコ描きおろしポスタージャケット
◆  超豪華特典! 特製オリジナル「CHiCO」バンダナ

 
期間生産限定盤

期間生産限定盤

【アニメ盤】(期間生産限定盤)
SMCL-475/¥1,241(tax in)
◆  TVアニメ「銀魂」描きおろしポスタージャケット
◆  超豪華特典! 特製オリジナル「エリザベス&定春」バンダナ
 
<収録曲>
1. 今日もサクラ舞う暁に
2. ロデオ feat. sana
3. 今日もサクラ舞う暁に(instrumental)
4. ロデオ feat. sana(instrumental)
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