2人の芸術家から「記憶」と「生命」を対比 『神山明・濱田樹里展』が平塚市美術館にて開催に

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2017.6.2
神山明《経験と世界の交わり》2000年

神山明《経験と世界の交わり》2000年

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『神山明・濱田樹里展』が、2017 年9 月30 日(土)~ 11 月26 日(日)にかけて、平塚市美術館にて開催される。

本展は、没後5年となる湘南ゆかりの彫刻家、神山明(かみやまあきら、1953 ~ 2012)と、近年画境の進展著しい日本画家、濱田樹里(はまだじゅり、1973 ~)の大作を紹介するもの。

神山明は長く横浜市に住んだ彫刻家。三日月や星の形、さらに小屋や塔、階段などを組み合わせた風景彫刻ともいうべき作品を制作したことで知られる。その作品世界からは人間の気配が感じられ、どこか懐かしくわれわれの記憶を呼び起こす。

神山明《僕が空へ行く夜》1987年-

神山明《僕が空へ行く夜》1987年-

一方、濱田樹里はインドネシア生まれ。愛知県立芸術大学および大学院で日本画を学び、2012 年には愛知県芸術文化選奨の文化新人賞を受賞。日本画の画材で描かれた草花からは、大地を覆う生命力が感じられる。

濱田樹里《流・転・生》部分 2011年

濱田樹里《流・転・生》部分 2011年


濱田樹里《起源の詩》2012年 撮影:末正真礼生 提供:コバヤシ画廊

濱田樹里《起源の詩》2012年 撮影:末正真礼生 提供:コバヤシ画廊

本展では、神山明の作品およそ12 点と、濱田樹里の幅16 メートルを超える作品4 点を紹介。作品を通じて、それぞれの記憶と生命、内省と動勢を感じさせる対照的な作品世界を紐解いていくことを目指すとのこと。気になる方はぜひ足を運んでみては。

イベント情報
神山明・濱田樹里展

開催期間:2017 年9 月30 日(土)~ 11 月26 日(日)
会場:平塚市美術館
開館時間:9:30 ~ 17:00( 入場は16:30 まで)
休 館 日:月曜日(ただし10 月9 日は開館、翌火曜休館)
観覧料金:一般400(320) 円/高大生200(160) 円
※( ) 内は20 名以上の団体料金
※中学生以下、毎週土曜日の高校生は無料
※各種障がい者手帳の交付を受けた方及び付添1名は無料
※65 歳以上で平塚市民は無料、市外在住者は団体割引(年齢・住所を確認できるものをご提示ください)
公式サイト:http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/20162006_00005.html

■同時開催
片岡球子・面構展
2017 年9 月30 日(土)~ 11 月26 日(日)
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