『レオナルド×ミケランジェロ展』に約65点 素描に優れた2人の作品を対比

2017.6.4
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アート

レオナルド・ダ・ヴィンチ『少女の頭部/「岩窟の聖母」の天使のための習作』  1483-85年頃 トリノ王立図書館 ©Torino, Biblioteca Reale

『レオナルド×ミケランジェロ展』が6月17日から東京・丸の内の三菱一号館美術館で開催される。

絵画だけでなく建築、科学、解剖学の分野にも関心を広げ、「万能人」と呼ばれたレオナルド・ダ・ヴィンチと、『ダヴィデ像』『ピエタ』などの彫刻や、絵画や建築も手掛け、高い評価を獲得したミケランジェロ・ブオナローティ。『レオナルド×ミケランジェロ展』は共にルネサンス期に活躍し、素描に優れた2人を対比する展覧会となる。

展示作品は素描に加え、油彩画、手稿、書簡など、イタリア・トリノ王立図書館やカーサ・ブオナローティの所蔵品を中心に約65点。互いを強く意識していたという2人の作品を、「顔貌」「絵画と彫刻のパラゴーネ」「人体表現」「馬・建築」「レダと白鳥」「手稿」「書簡・詩歌」「肖像」の8テーマに沿って対比する。会場では、レオナルドによる『少女の頭部/「岩窟の聖母」の天使のための習作』と、ミケランジェロによる『「レダと白鳥」の頭部のための習作』を間近で見比べることができる。