「わからない何か」を扱う3名の現代美術家の展覧会『アンキャッチャブル・ストーリー』が開催に

2017.6.6
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牛島光太郎、田中秀介、阿児つばさによる展覧会『アンキャッチャブル・ストーリー』が、2017年6月11日(日)~ 7月17日(月・祝)にかけて京都市北区の古民家・瑞雲庵にて開催される。

牛島光太郎は、1978 年福岡県生まれ。数年にわたって、路上に落ちているボタンやキーホルダーなどの「モノ」を拾い集め、配置する試みを続けてきた。それらの「モノ」と一見無関係な言葉と組み合わせることで、意味や機能から離れた、そのもの自体の存在を見出すことを目指している。

牛島光太郎《みちのもの(部分)》 

田中秀介は、1986年和歌山県生まれ。仕事に従事する人々や光を浴びる建物の姿など、一見何の変哲もないながらも、どこか印象に残る場面を描きだす。

田中秀介《一刻の主役》97×130cm(2017)

また、本展最年少・1991年生まれである阿児つばさは、ふと出会った「わからない」言葉やイメージを出発点とし、ドローイング、写真、旅やリサーチ、パフォーマンスと、さまざまな方法で思考を展開する作家だ。

阿児つばさ《花路里と花路里》(3331 アーツ千代田、東京、2016)パフォーマンスの様子

彼らは、過去・現在・未来における、「わからない」ものを扱いながらも、それらを簡単に「わかる」ものにしようとしない点で共通している。本展では、そんな彼らのわからない何かをどこまでも逃がそうとする試みを紹介するもの。気になる方はぜひ足を運んでみては。

イベント情報
アンキャッチャブル・ストーリー(uncatchable story)

会 期:2017年6月11日(日)~ 7月17日(月・祝) ※火水木 休み・入場無料
開場時間:(金/月)14:00 ~ 20:00 (土日祝)12:00 ~ 18:00
会 場:瑞雲庵(京都市北区上賀茂南大路町62-1)
出展作家:牛島光太郎、田中秀介、阿児つばさ
企画:武本彩子
公式Facebook:https://www.facebook.com/uncatchable2017/
HP:https://www.n-foundation.or.jp/current-exhibition​
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