シェリル・バーク、 高橋大輔らが情熱的なダンスを披露　『LOVE ON THE FLOOR』稽古場レポート

高橋大輔とシェリル・バークがW主演を務める『LOVE ON THE FLOOR 2017』が6月16日にいよいよ幕が開ける。開幕を直前に控え、稽古の様子が報道陣に公開された。囲み会見の模様とともにお伝えしたい。

人を愛することは、愛し合う二人にとって、何ものにも代えがたい至福の時をもたらす反面、時にはその「愛」ゆえに複雑で辛い感情をも引き起こす−−。『LOVE ON THE FLOOR』は「ときめき」「情熱」「とまどい」「嫉妬」「無償の愛」といった愛という感情の様々な面を、日本を代表するフィギュアスケート選手だった高橋大輔と、米国のリアリティー・ショー『Dancing with the Stars』で2度の優勝経験があるシェリル・バークと、米国のトップダンサーたちとが卓越したダンスの技術を通じて表現するショーだ。

公開稽古で披露されたのは、オープニングの『Glory』という高橋のソロダンスが多く盛り込まれたナンバーと、『The first date』というシェリルを中心にした男女の駆け引きを描いたナンバーの２曲。稽古の進捗を報道陣に問われたシェリルは「リハーサルは順調よ。新しいダンサーも増えてパワーアップしているわ」と答えた。高橋は「（前回に比べ）今回はガッツリ踊っています。同じ曲であっても、ダンサーも２人増えて、アクロバティックな部分など迫力が増している。同じストーリーではあるんですけど、ショーとしては昨年と比べて進化しています。特にシェリルさんの新しいナンバーは、リハーサルを見てみんなで泣いてしまうほどです」と話す。稽古場を見学できたのは約30分だったが、メンバーたちは終始笑顔で、互いのダンスを褒めあったり、冗談を言ったりしていて和やかな雰囲気だったのが印象に残る。

高橋大輔の魅力について、シェリルは「大輔は踊るために生まれてきたような人。昨年と比べて動きもより良くなっている。人間としてスウィートだし、情熱的だし、才能の持ち主だし、とても笑顔が素敵な人」とベタ褒め。しかし、日本に滞在中は高橋とデートに行くのかという意地悪な質問には「彼氏がいるの。彼が動揺しちゃうから行かないわ」とかわした。

高橋は「W主演で、しかも再演なので、昨年以上のものを求めてお客様も来られるはず。昨年とは違う緊張感です」と話す。高橋の出演するナンバーの数は変わらないが、出演時間が長くなったという。氷の上で演技をすることとフロアでダンスをすることの違いについては「前回（2016年）があったので、そんなに違いを感じたことはない。でも、スケートの方がまだ自信があります（笑）。陸上は誤魔化しがきかないというか......スケートの上では誤魔化し方を知っていたので（笑）」と笑う。

さらに『LOVE ON THE FLOOR』は5週間に渡る全米ツアーが決まったばかり。シェリルは「日本の皆様のおかげで、このショーが世界中に広がったと思います。『LOVE ON THE FLOOR』を成功させたいというのは、私の10年来の夢でした。夢に思っていたことが現実になるのは本当に嬉しいことです」と語る。高橋も、「全米ツアーのきっかけとなる日本での『LOVE ON THE FLOOR』に立ち会えたことはすごく嬉しいことです」と結んだ。

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※高橋大輔の「高」は「ハシゴダカ」が正式。