『22年目の告白‐私が殺人犯です‐』ダントツMVPは仲村トオルさんです HONEBONE EMILYのゆるふわ映画談 vol.5
こんにちは、男女J-POP/フォークデュオHONEBONEのVo.担当高円寺敬ハーフのEMILYです。
観てきましたよ!『22年目の告白‐私が殺人犯です‐』楽しみにしていたので、このコラムを書いている最中からワクワクが止まらない!!!いくぜー!!!あ、ちなみに今回の写真は「やっと伊藤英明様が観れたわあ」の一こま!
(C)2017 映画「22 年目の告白-私が殺人犯です-」製作委員会
【あらすじ】
22年前の連続殺人事件の犯人が突然発表した告白本を巡るサスペンス。時効が成立してしまってることから法律の下で彼をさばけない被害者や、事件を担当していた牧村刑事。
めまぐるしく展開されていく物語、果たして犯人の目的は一体何なのか!?
この作品を知ったのは結構前になるな~。去年くらいだった気がするんだけど、映画館に行ったらこの映画の予告が流れてきて、即座にiPhoneのスケジュール帳にメモ入れたよね。
私の大好きな伊藤英明様と、絶叫俳優(勝手に命名)藤原竜也様が共演されるなんて!キャー!
んでもってこの作品を観て思い出したのが、韓国映画の『殺人の告白』。調べてみたら、今作品はリメイクだとか!やはり!私まだ原作観てない!いつか観ようと決めてからずっと時間が過ぎちゃってる…。悲しき獣よ…。(そういうのいいから)
公開初日に行こうとしたらどこの映画館も割と混雑していて、次の日に観に行きました。(ごめん、結構ナメてた)
昔バイトしていたバルト9で鑑賞することを決め、おいしいポップコーンをゲット!5番シアターで鑑賞しました。(ああ、働いていた頃が懐かしい…)
この作品は『SR サイタマノラッパー』を撮った入江悠監督だってことで、私のやっているバンドHONEBONEの相方のkawaguchi君も誘ってみました!(サイタマノラッパーファンなので。)
(C)2017 映画「22 年目の告白-私が殺人犯です-」製作委員会
まず結果から言うと!めっちゃ笑った!!!!!おもしろかった!!
サスペンス映画に対してこの感想は不謹慎?なのか…。わからないけど、めちゃくちゃ面白かった。ネタバレしないように書くけど、まず俳優陣だけで結構メシウマなところあるよね。藤原さんがどれだけ叫んでくれるのか、とか伊藤さんのウィットにとんだ演技はみられるのか?とかね!期待値は最初っから高かったよ。
いざ本編に行くと緊張感が割と長く続く作品で、えぐい描写がかなり多かったね。ここは、観る人をかなり分けてしまうポイントだと思う。殺人のシーンは普通に笑えなかったからね。うん、結構シリアス。うう…。
でも、藤原さん演じる殺人犯・曾根崎が、ホテルでいざこれから記者会見!っていうところで、”いかにも”豪華な食事をとっているところや、(ステーキとか食べてたなあ)、ものすごく熱血刑事役の竜星涼さん演じる春日部刑事とか結構個人的にハマったところがあります。(どのシーンでも熱血過ぎてすごかった!)
この作品のいいところはね、「観ている人を置いていかない!」という気持ちが全面的に伝わるところ。だって、「今のどういうこと!?」と、観ている最中に思うとするじゃん?するとね、次のシーンでちゃんと説明してくれるのよ、疑問を回収してくれるのよ(また後で話すけど)。だから、頭を悩ませることは一切なし!設定の難しさも一切なし!安心して観ていただけますね。
(C)2017 映画「22 年目の告白-私が殺人犯です-」製作委員会
個人的に「すげー」って思ったのが、22年前の設定で若かりし頃の伊藤英明さん演じる新米の頃の牧村刑事が出てくるんだけど、これが本当に若く見えるのよ!「え!伊藤さんこんなに若く見えるの!」ってびっくりしちゃって。(日本の映画をなめるんじゃないわよって話)。それから、22年後のちょっと貫禄が出た牧村刑事が出てきて「うわー『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』や!」って思った。(マジどうでもいい)
今回の伊藤さんは『悪の教典』やらCM『デ・オウ』の時とは違って正統派シリアス刑事だったのでちょっと新鮮だった。
後半に差し掛かって、事件の全貌がだんだん明らかになっていくんだけど、(ここもかなりお話が簡単というか、難しくないから大丈夫!)仲村トオルさんの演技がずっと気になるわけよ。ジャーナリストの役なんだけど、「ん?誰を意識してるんだ?まさか古館さん?宮根さん?わかんねえ…」という、絶妙なところを行くキャスター。そこも結構見どころだし、もうこれ以上言うとネタバレになっちゃうから言えないけど、ダントツMVPは仲村トオルさんですね。伊藤さん、藤原さん、仲村さんの中で最も強烈でインパクトのある演技をされていました。(役柄のせいだろうけど)
途中「これ、なんだか『変態仮面』に似てる…」って思うシーンがあるんですが、観た人は教えてくださいね★そのシーンでは一番笑いましたけどね。
春日部刑事が後半で、みんな時効を迎えた事件に向かって全力で立ち向かいながら翻弄されているっていうのに、「もう時効は過ぎちゃってるんですから!」っていうシーンはめちゃくちゃ笑ってしまった。「それを言うか!」って思ったんだけど、さすがこの映画、その後にちゃんとそういった「おい!」的な気持ちを回収してくれるわけだ。そこんとこを踏まえてよく観てくださいね。
(C)2017 映画「22 年目の告白-私が殺人犯です-」製作委員会
シリアスな映画でちょっとクスクス笑えたら、あなたの映画見るセンスはなかなか備わっているのでは?(いや、私は何様なの…)
『ミュージアム』や、『クリーピー 偽りの隣人』などが好きな人はかなり好きかもね!おすすめです。
『22年目の告白‐私が殺人犯です‐』は公開中。
監督:入江悠
脚本:平田研也、入江悠
Based on the film “Confession of Murder”
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/22-kokuhaku/
(C)2017 映画「22 年目の告白-私が殺人犯です-」製作委員会