ライジング出演アーティスト推薦の北海道グルメとは?


17回目を迎えた夏フェスの代表格「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2015 in EZO」(以下RSR) 。今年は8月14日、15日に開催され約100組のアーティストが出演。道内、全国各地から6万5000人が集まり、石狩の地は熱気にあふれかえった。あらゆる世代が音を楽しみ、1つになれるフェス。北海道Walkerでは、そんなイベントに出演した4組のアーティストにインタビュー。今年のRSRの感想とともに、彼らがおすすめする北海道グルメも教えてもらった。

■ ライブ直前まで小笠原諸島にいた!?安藤裕子

まずは、台風の影響で開演ギリギリの到着だったという、シンガーソングライターの安藤裕子さんに話を聞いた。「滞在していた小笠原諸島に50年に1度と言われる台風が発生して、東京までの航路を完全に塞いでしまったんです。船が発着を延期し続けて、とうとう出演日当日まで帰れなくなってしまいました。“うまくいって開演時間にステージ裏につけると思います”。そんな頼りない報告を主催の方々はどんと受け止めて、間に合う限り歌ってくれと言ってくださったんです。だから私も歌う以外のことはできないなと。小笠原から東京までの船の中、広い海の上、普段の私のクヨクヨウジウジの小さな思考はゴミ屑のようなものと感じられて、どこか開き直ってゆったり歌えたようにも思えました。本当は旅に出る前、声帯を痛めていて、声も出なかったんです。体調不良もあったと思うけれど、一番は自分の心の行き詰まりだったと思うのです。そういうものが開かれて立った舞台はとても気持ちの良いものでした。良い夜をもらえたと思います」。

不安な心境を前向きにとらえ、囁くように、叫ぶように歌うパフォーマンスでボヘミアンガーデンの観衆を魅了した安藤さん。そんな彼女が紹介してくれた北海道グルメは札幌の「ラーメン札幌 一粒庵」。「仕事で行くことが多いのであまり詳しくないのですが、せっかくの札幌なので、おいしいものを食べて帰りたい時に、毎回ここに飛び込みさせてもらっています」。

■ 噂の「ましまろ」が北海道初ライブ!

次は、夜のステージで心地よいアコースティックサウンドを響かせた「ましまろ」。このバンドでは初のRSR、Voの真城めぐみさんに感想を聞くと「夜のボヘミアンガーデンって夜の遊園地みたいでいいね!演奏時間も比較的長かったのでステージを楽しむ余裕もあり、お客さんがうれしそうだったのが印象的。観た人が秋のツアーに来たくなるようなステージになれ!と思いながらやっていました。楽屋で安藤裕子さん、二階堂和美さん、街では偶然にも中納良恵さんと会えました。今年はムードある女性シンガーとの交流もできてよかった。また来年、ましまろとボヘミアンで会いましょうね」。ザ・クロマニヨンズの真島昌利さん、ヒックスヴィルの真城めぐみさん・中森泰弘さんという不思議な組み合わせが奏でるまったりフォーク&ロール。ボヘミアンガーデンをほっこり包んだ夜だった。

そんな真城さんが愛してやまない北海道グルメは、白老の「蒲原水産」のタラコだという。「こちらで虎杖浜のタラコを何年も注文しています。東京でいいたらこを手に入れようとすると何しろ高い。蒲原水産の杉樽入り500グラムのタラコには値段、品質、量すべてにおいて大満足。心置きなく一本食いできます(笑)」。

■ ライジングに愛され育ててもらったSCOOBIE DO

そして、2009年から7年連続出演、久しぶりのボヘミアンガーデンで演奏したSCOOBIE DO。Dr.のオカモト“MOBY”タクヤさんに感想を聞くと「サンステージから入場ゲート横まで(笑)、たくさんのステージで音を鳴らしてきましたが、5年ぶりに演奏させてもらったボヘミアンが一番“RSR”らしい場所かも、と改めて実感しました。遠いから好きなやつしか来ない、とにかく自由、そして何よりピースフルな雰囲気。最高の最高!我々はRSRに育ててもらったバンドだな、と改めて実感」。

音を鳴らせばそこがダンスホール。場の空気を一瞬でファンキーにソウルフルへ変えた4人。そんなSCOOBIE DOのMOBYさんが愛する北海道のお店は、旭川の「独酌 三四郎」だ。「1946年創業、“北海道随一の名居酒屋”と称される名店。その秘密は常連さんと一見さん、ベテランと若者を分け隔て無く気さくで丁寧に迎えてくれる、女将さんのお人柄、そして燗を直接火にかける『焼燗』で呑む一杯の酒が格別」。

■ スペシャルゲストも乱入!東京スカパラダイスオーケストラ

ラストは、昼は石狩市立花川南中学校吹奏楽の演奏に飛び入りセッション、夜はゲストを迎えて圧巻のステージを見せた東京スカパラダイスオーケストラ。ベースの川上つよしさんに話を聞くと「クリープハイプの尾崎世界観君との共演に加え、17年間皆勤賞のMr.RSR!ことドラマーの中村達也さんやクリープハイプのメンバーは、当日楽屋で会って、せっかくだから一緒にやりたいという話が盛り上がり、急遽、その場で即決。楽器も本番の直前に段取り。僕らもドキドキでした。数多いRSRのステージの中でも忘れられないモノになった。僕らの勝手な希望に快く応えてくれた仲間と、その場で叶えてくれたスタッフにひたすら感謝!そして、この瞬間を一緒に楽しんでくれた観客にも感謝!」

“夏フェスのスカパラ”ならではの奇跡のステージ。そんな東京スカパラダイスオーケストラの川上さんが愛する北海道のお店は、札幌の「居酒屋伏見」だ。「もう十年以上、札幌に行く度に必ず寄っています。カントリー・ミュージックとフライ・フィッシングを愛する店主の根上さんの人柄と料理を慕って、釣り好きをはじめとした常連が集まっています。僕の釣りの師匠でもあります。僕を介してバンド界の釣りチャンピオンこと、サッシー(MONGOL800)も、この店デビューを果たしました」。

それぞれに熱く語ってくれた2015年のRSR。我々オーディエンスはもちろん素敵なライブの数々に心を動かされたが、アーティストが立つステージからも胸を熱くする素敵な光景が広がっていたようだ。そして、おすすめする北海道グルメも、ライブなどで各地を訪れる彼らならではの、なんとも“味な”店ばかり。ぜひお店選びの参考にしてみてはいかがだろうか。【北海道ウォーカー】
 

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