イ・ムジチ「四季」公演まもなく イ・ムジチ合奏団、小松亮太からメッセージ動画到着

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2017.7.11
イ・ムジチ合奏団

イ・ムジチ合奏団

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イ・ムジチ合奏団と言えばヴィヴァルディの「四季」。「四季」と言えばイ・ムジチ。これはクラシック音楽好きなら長きにわたって“定番”であり、これまでもこれからもきっと変わらない。たとえ技術において、趣向において、もっと目覚ましいアンサンブルが出現したとしても、彼らが築き上げてきたこの“定番”は変わりようがなさそうだ。

カラッと突き抜けたイタリアの空のようなサウンドで、かの地の古くからの建造物や彫刻のように美しい姿で演奏される「四季」。1952年にローマの名門、サンタ・チェチーリア音楽院の卒業生12名で結成されて以来65年、少しずつメンバーが変わっても、イ・ムジチの「四季」の魅力や人気はいつだって最高のもので、ファンも親から子へ、子から孫へと受け継がれている。

さて、このイ・ムジチにとっての看板、ヴィヴァルディの「四季」と組み合わされる作品に目を移したいが、近年はその選択の幅やバラエティが広がっており、今回の日本ツアーのそれは「舞曲」および、南米のピアソラによる「ブエノスアイレスの四季」である。7月7日(金)の東京オペラシティ・コンサートホール公演では後者であり、ピアソラ「四季」+ヴィヴァルディ「四季」で、いわば「八季」コンサートとでも言おうか。

「ブエノスアイレスの四季」は、言わずと知れたアルゼンチンのバンドネオン奏者である作曲家ピアソラが、タンゴを軸足として、そこから大きくユニバーサルな音楽を目指した作品たちの中の1つで、「夏」から機会あるごとに「秋」「冬」「春」と書き進めていった(いっぺんに作曲されたわけではない)。同じラテン系作曲家の「四季」とはいえ、ヨーロッパはイタリアのヴィヴァルディとは違ったカラーの、南米の艶っぽい憂愁漂う「四季」だ。このコントラスト際立つ2つの「四季」をイ・ムジチがどう弾き分けてくれるのか?という興味とともに楽しみなのが、ここに動画メッセージも寄せてくれたが、ピアソラ「ブエノスアイレスの四季」のソリストを務める、わが国を代表するバンドネオン奏者のエース、小松亮太だ。小松の演奏するピアソラ作品の素晴らしさには定評があり、それはファンもよく知るところ。


それに2013年、今回と同じ東京オペラシティ・コンサートホールで、彼がピアソラ夫人だった歌手アメリータ・バルタールと共に上演したピアソラのタンゴ・オペリータ「ブエノスアイレスのマリア」のことを思い出す方も多いだろう。あれは圧倒的な上演だった。

聞けば小松の家族にもイ・ムジチのファンがいたそうで、縁ある今回の公演と言えるだろうし、さらに「ブエノスアイレスの四季」以外にも小松のバンドネオンの入る曲が加わり(そこには自作の「夢幻鉄道」も)、楽しみの増すツアーとなりそうだ。


 

 
公演情報
イ・ムジチの「四季」

日時:2017年7月13日(木)14:00開演
会場:横浜みなとみらいホール 大ホール (神奈川県)
【曲目・演目】
 <イ・ムジチの舞曲> 
ブラームス:ハンガリー舞曲第1番、第5番 
グリーグ:「ペール・ギュント」から アニトラの踊り 
ドヴォルザーク:2つのワルツ op.54 
ハチャトゥリアン:剣の舞 
武満徹:映画「他人の顔」から ワルツ 
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲 
<イ・ムジチの四季> 
ヴィヴァルディ/ヴァイオリン協奏曲集「四季」全曲 
(ヴァイオリン:アントニオ・アンセルミ)

 

 

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