京都が誇る木漆工芸家・黒田辰秋の歩みを紹介 美術館「えき」KYOTOにて回顧展が開催

2017.7.18
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アート

乾漆耀貝螺鈿飾筐 1972年 個人蔵  写真/渞忠之

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『京の至宝 黒田辰秋展』が、2017年9月2日(土)~10月9日(月・祝)にかけて美術館「えき」KYOTO にて開催される。

黒田辰秋(1904-1982)は、京都・祇園に生まれ、1970年に木工芸における初の重要無形文化財保持者(人間国宝)となった木漆工芸家。漆や螺鈿で仕上げた茶器などの小品から、椅子や飾棚など力強い大作まで幅広く木漆の仕事を展開し、きわめて独創的で、造形力に富んだ傑作を数多く残した。

美術館「えき」KYOTO開館20周年となる本記念展では、20代で影響を受けた河井寬次郎や柳宗悦との出会い、京都の注文主との交流を辿りながら、晩年に至るまでの黒田辰秋の歩みを約90点の作品とともに紹介。白洲正子や志賀直哉、黒澤明ら著名人から京都の人々にも愛された、黒田辰秋の至高の作品群、約90点を一堂に展覧する機会となる。

金鎌倉四稜捻茶器 1965-70年 北村美術館蔵 写真/渞忠之

 

イベント情報
美術館「えき」KYOTO 開館20周年記念 
京の至宝 黒田辰秋展


会 期:2017年9月2日(土)~10月9日(月・祝) 会期中無休
会 場:美術館「えき」KYOTO (京都駅ビル内ジェイアール京都伊勢丹7階隣接)
開館時間:10:00~20:00 (入館締切:閉館30分前) ※但し、百貨店の営業時間に準じ、変更になる場合がございます。
入館料(税込):
一 般 900円(700円) 高・大学生 700円(500円) 小・中学生 500円(300円)
※( )内は前売および「障害者手帳」をご提示のご本人さまとご同伴者1 名さまの料金。
開館20周年記念日の9月11日(月)は入館無料
前売/【販売期間】 2017年7月31日(月)~9月1日(金)
http://kyoto.wjr-isetan.co.jp/museum/exhibition_1710.html