仙台フィルの定期演奏会にヴェンツェル・フックスが登場

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ソリストとオケマン、2つの顔を1度で楽しめる演奏会

9月18日、19日に行われる仙台フィルハーモニー管弦楽団の第294定期演奏会にベルリン・フィル首席クラリネット奏者のヴェンツェル・フックス氏が登場する。2015年度のプログラム発表当初はウェーバー作曲の《クラリネット協奏曲 第1番》のソリストとして仙台フィルと共演予定だったが、なんとコンチェルトのあとに演奏されるベートーヴェンの《英雄》にもオーケストラの一員として演奏することになった。

ヴェンツェル・フックス氏は近年、度々来日しており演奏はもちろん、東京芸術大学でレッスンを行うなど日本でも幅広く活動をしている。

そんなフックス氏のことを「とにかくタフ」というのは、東京芸術大学大学院を卒業し、今春からクラリネット奏者として仙台フィルに入団した下路詞子さん。「世界中を飛び回りながらオーケストラの活動にソロの演奏、レッスンもして、いつ休んでいるのだろう」と感じていたという。またフックス氏はレッスンの合間など「少しでも時間をみつけると練習をしていた」そうだ。そんなタフでストイックなフックス氏は世界的に有名な演奏者であるにもかかわらず、一緒に演奏した学生やレッスンをした学生を見かけると気さくに声をかけ、壁を作ることなく話をしてくれたという。仙台フィルとの関係はもちろん、フックス氏の人柄もあって今回の《英雄》への参加という特別企画ができることになったのだろう。

また、入団して半年の下路さんに仙台フィルの印象について聞いてみると「皆さん優しくて仲がいいので最初は打ち解けやすかった」。さらに「外国人の団員の方が多くいる」ことがとても刺激になっているそうだ。また、「オケだとソロよりも多くの作曲家の作品に触れられるし、何より一流のソリストと共演できることが本当に幸せ」だという。今回、下路さんは《英雄》の演奏時にフックス氏のとなりに座る。「フックスさんは音楽がいつも生き生きしていて、躍動感があって、いろんなことをしているけど、いつも品があって…自分は引き出しがなくて全然ついていけませんでした(笑)」と興奮気味に話してくれた。

ソリストとしてのフックス、オケマンとしてのフックス…スーパースターの2つの顔を1度に見ることができる貴重な演奏会になるだろう。

公演情報
仙台フィルハーモニー管弦楽団 第294回定期演奏会

日時:2015年9月18日(金) 19時開演 / 19日(土) 15時開演
会場:日立システムズホール仙台・コンサートホール
指揮:高関 健
クラリネット:ヴェンツェル・フックス(ベルリン・フィル首席クラリネット奏者)
管弦楽:仙台フィルハーモニー管弦楽団
公式サイト:https://www.sendaiphil.jp/
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