宝塚OG紫吹淳の運命の人? 藤沢文翁と紫吹淳、春野寿美礼、妃海風が音楽朗読劇を語りあう『ヴォイサリオンⅡ ゴーストクラブ』

インタビュー
2017.8.16
(左から)妃海風、春野寿美礼、紫吹淳、藤沢文翁  撮影=荒川 潤

(左から)妃海風、春野寿美礼、紫吹淳、藤沢文翁  撮影=荒川 潤

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さまざまな朗読劇を手がけてきた藤沢文翁による『VOICARION(ヴォイサリオン)』の第2弾が、8月31日から9月7日までシアタークリエで上演される。俳優、声優、音楽家らがタッグを組んだ豪華な音楽朗読劇である本公演。原作・脚本・演出の藤沢と、9月5日(火)、7日(木)の回への出演が決定している宝塚OGの紫吹淳、春野寿美礼、妃海風に意気込みを聞いた。

オシャレでスタイリッシュなゴーストストーリー

――2016年の『ヴォイサリオン』は「女王がいた客室」、「Mr.Prisoner」の2作同時上演でした。今回の「GHOST CLUB(ゴーストクラブ)」は、どのようなお話なのでしょうか。

藤沢:実話を元にして作ったお話です。19世紀に『シャーロック・ホームズ』を作ったコナン・ドイルという作家がおりまして、彼がシャーロック・ホームズを宿敵モリアーティ教授と相打ちで殺してしまうんですね。その瞬間からファンの人に激怒されて、「あんな殺し方するんじゃない」「もう一度復活させろ」と言われるんです。本当はコナン・ドイルは推理小説ではなくて、もっと文学的なものを書いて、新しいことをやろうと思ったんですが、みんなから書けと言われるので新作を作ることになった。しかし、才能が枯渇して書けない。その矢先に出会ったのがフーディーニというマジシャン。彼はサイキック・ハンターと呼ばれていて、ロンドンでブームになっていたゴーストストーリーや霊媒師らを手品のトリックで説明できると倒して回っていたんですね。その姿を見て、コナン・ドイルは「こいつと一緒に冒険を続けていたら、もう1回書けるようになるかもしれない」と思って、一緒に冒険を続け、怪奇現象に挑んでいく......というお話です。

――ロンドンに住んでいらっしゃったご経験から、着想を得たのですか?

藤沢:日本とは全然違うんですよ。日本だとお化けが出る物件って、家賃が安くなって誰も住まないじゃないですか。でもロンドンは高くなるんですよ。お化けが出るホテルの部屋は2、3年先まで予約が入っているような状態。僕の大学の寮は200年前の女性のお化けが出ると有名なところで、しかも彼女が通過するのが僕の部屋の上らしかったのですが、僕は見えなくて。僕の英語はヴィクトリア朝のお化けに通じるのかとか色々考えていたんですけどね(笑)。そんな僕が経験した空気感を出せたらなと思います。いわゆるお化け屋敷を想像していたら違います。とてもスタイリッシュなお化けだと思います。小脇に首を抱えたお化けとかね。とてもオシャレじゃないですか。

藤沢文翁  撮影=荒川潤

藤沢文翁  撮影=荒川潤

藤沢作品との「運命的な出会い」

――みなさんは朗読劇の経験はございますか。

紫吹:『ヴォイサリオン』に関しては初めてですが、文翁さんの作品は5回目です。最初に『CROSS ROAD』という作品をやった時(2012年)から「これは私のライフワーク」だと言ったんですけど、最近お呼びがかからなかったですよね(笑)。

藤沢:この頃、ヨーロッパものやってなかったから(笑)。

紫吹:最初に出会った時から惚れ込んで。普通の台本と違って、演じる側もとてもワクワクドキドキするんです。『CROSS ROAD』をやった頃、ちょっと休憩したい、休みが欲しいと思っていた時期だったんですが、その『CROSS ROAD』が「十字路で立ち止まったら悪魔が囁く」というお話だったんですね。私自身が立ち止まろうとしていた時だったので、響いたんですよ。そして今もお仕事を続けている。運命的な出会いを感じました。

――運命の人ですね、ある意味。

紫吹:そうですね。生涯の運命の人ではないと思いますが(笑)。

藤沢:ファンの人に感謝されるかもしれないですね。紫吹さんをこの世界に留めた人として(笑)。

紫吹:ファンの方も、文翁さんの作品に出て欲しいと言われるんですよ。「ライフワークなのに何で出ないんですか」と聞かれたりするんです(笑)。

――惚れ込んでらっしゃいますね。やはり面白いですか。

紫吹:面白いですね。長いこと役者としてやっている中でも、文翁さんの作品は「これ面白い、早くやりたい!」と思える。なぜ、そんな風に思わせてもらえるのかなと考えたのですが、文翁さんは脚本を英語で書いてから和訳しているそうなんです。だから、普通の台本よりもオシャレな感じなんですよね。宝塚時代とは違ったワクワク感があります。好みだったのかな?(笑)

藤沢:好みだったんじゃないですか?(笑)

紫吹:そうかもしれません(笑)。でも言えるのは、文翁さんの『CROSS ROAD』に巡り合っていなかったら今の私はいないんじゃないかなと思いますよ。嘘じゃないです。

藤沢:ありがとうございます。

紫吹淳  撮影=荒川潤

紫吹淳  撮影=荒川潤

――春野さんは『星の牧場』で朗読劇のご経験が……?

春野:コムちゃん(朝海ひかる)の朗読劇ですね。私は朗読せずに歌っていたので、今回が朗読劇は初めてです。朗読劇を見たことはありますし、『ヴォイサリオン』の資料映像も拝見しましたが、自分がイメージしている朗読劇とは違うものになりそうです。楽しみですね。

春野寿美礼  撮影=荒川潤

春野寿美礼  撮影=荒川潤

大先輩との共演「幸せ」

――妃海さんは朗読劇は初めてですか?

妃海:初めてです。生で朗読劇を見たことはないのですが、私はアニメが好きなので、声優さんの朗読劇のCDは聞いたことがあります。舞台の朗読劇はまた別物なのだと思うのですが、素敵な人たちの声を聞くだけで至福の時なので(笑)。朗読劇に出演が決まって興奮しております。

――妃海さんは去年退団されて、劇場公演は今回が初めてですよね。大先輩との共演ですが、お気持ちは?

妃海:初めてです。小学生の時からずっと宝塚ファンで……月組の久世星佳さんの公演が初めて見た公演で……まさか退団してから、紫吹さんや春野さんという大先輩と、しかも男役さんという形でご一緒できるなんて夢にも思っていなくて。楽しみにしています。興奮しています。幸せに思っています。

妃海風  撮影=荒川潤

妃海風  撮影=荒川潤

――お二人からご覧になって退団したての妃海さんの印象は?

春野:残念ながら舞台は見たことないのですが、背が高くて、凛とされているので、とても素敵な娘役さんだったんだろうなと思います。

紫吹:私は『ガイズ&ドールズ』(2015年)を見させて頂きました。楽屋でキスの仕方を教えて引かれたっていう(笑)。それが出会いよね? まさかこういう形でご一緒できるなんて思っていませんでした。一番下でやりにくいでしょう?(笑)

妃海:そんなことないです!

春野:若いですよね~。20代だって仰るから。キラキラしているもん。

――紫吹さんと春野さんそれぞれの共演の感想は?

紫吹:花組の公演にゲストで出させて頂いて以来かな。退団してからは初めて。いつの間にやらお母さんになっちゃって……先輩を差し置いて(笑)。でもやっぱり、長く会っていなくても、同じ釜の飯を食べてきたので、流れているものは一緒だなと感じます。

春野:共演からは10年以上経っていますね。

紫吹:100周年の時も会った記憶ないなぁ。

春野:100周年会いましたよ! 喋りましたよ!(笑) 在団中は、リカさんの弟役やらせていただいたり、ディナーショーに出させていただいたりしたんです。すごく楽しい思い出ばかりで、私は勝手にリカさんを近くに感じています。退団してからは初めての共演で、さらにこの作品というのがとても楽しみです。

全員女性で全員男役の音楽朗読劇

――宝塚OGと朴璐美さんという女性だけで上演するのは9月5日と7日だけですよね。どんなことを期待しますか?

藤沢:そもそも『ヴォイサリオン』のプロジェクト自体が、東宝さんの持っているキャスティングと僕の持っているキャスティングのコラボレーションで、どんな化学反応が生まれるかというのが根底にあります。宝塚の世界は、我々男性が行き着けない格好よさをお持ちだと思うんですね。それがこの2日間は集結している。仮想の男性だろうとなんだろうと、男という名前の付いたものが一番美しく格好良く見えるチームは、ここなんだろうなぁと思っています。演出家としても、いち個人としても見てみたいなぁと思います。全員女性なんですが、全員男役。その辺が見所なのではないでしょうか。

――扮装に関して伺います。毎回綺麗なコスチュームを作ってらっしゃると思うのですが、今回は?

藤沢:今回も大戸美貴さんという東宝舞台の方がデザインをされるんですけれども、『レ・ミゼラブル』など、帝劇作品の衣裳も手がけていらっしゃるので、そこらの衣装とは違う衣装です。彼女らが得意な19世紀を着ていただこうと思います。それが舞台の上に立っているだけでも見ものだと思います。皆さんお待ちかねの男役ですよ(笑)。

――英国紳士っぽい格好ということですか?

藤沢:そうですね。ただフーディーニはアメリカ人でマジシャンなので、きっちりした英国風とは少し違う、ヤサ男の遊び心を入れたいですね。コナン・ドイルは、イギリス的な感覚の中に、遊び心が少し入るかな。クロフトの衣装に関してはただ単に子供っぽい感じにはしないで、シックなデザインが上がっています。そして、王冠を模したチャームをどこかに忍ばせる予定です。

藤沢文翁  撮影=荒川潤

藤沢文翁  撮影=荒川潤

――その衣裳を着たイメージを持って、役どころについて教えて下さい。紫吹さんはハリー・フーディーニ役ですね。

紫吹:はい、奇術の天才です。すごく早口で喋る役なので、難しさは感じます。

藤沢:早口と言うより、畳み掛けるような感じですよ。「赤巻き紙青巻き紙」みたいなセリフではないし(笑)、テンポ感の良いぐらいの感じです。

紫吹:まだ稽古は始まっていないのですが、私、降りてくるのが遅いので(笑)。素敵に藤沢マジックにかかって、新たな私で演じたいですね。……でもぴったりだよと言われて。

藤沢:紫吹さんの演じる、ドSなやさ男が見られると思いますよ。

紫吹:今までは声優さんの中でやらせていただいたので、宝塚の中で再びやる自分の男の声がどうなるのか……どんな化学反応が起きるのか……と楽しみです。

紫吹淳  撮影=荒川潤

紫吹淳  撮影=荒川潤

――春野さんはコナン・ドイル役についてどうですか。

春野:そうですね。騙されやすく、信じやすく、才能が枯渇していて……私に合っているような気がする(笑)。

紫吹:騙されやすいの?(笑)

春野:人の言うことを簡単に信じちゃう。それで、「あれっ?」って思うところはあります(笑)。だからコナン・ドイルと重なっているところはたくさんあるんじゃないかと思います。

紫吹:私がコナン・ドイルのような気がする(笑)。

藤沢:いやいや(笑)。逆に信じるってすごく勇気がいることだと思うんですよ。今回の役どころは人情担当というか、人間味のある役どころだと思っています。人を信じるって迷いもあったりするけど……芯の強さみたいなところも必要だし……。

――太鼓判ですね。妃海さんはSir.クロフト役についてはどうでしょう?

妃海:15歳の少年の役です。宝塚時代も何場面かで少年役をやったことはありますが、本格的な男役は初めてです。しかも、今まで明るい役が多かったので、今回のような謎めいた少年はあまり馴染みがなくて。全てが初挑戦です。

藤沢:限嗣(げんし)相続と言うんですが、相続して早い段階で大人にならざるを得なかった子供なので、背伸びをしているというか大人びた子供なんです。

妃海:空気を読めるような少年……?

藤沢:本当だったら元気な少年でいたかった。それが許されない環境にいるのでどんどん自分を大人に見せなきゃいけなくなっている少年でしょうね。

宝塚で培った男役の「型」がある

――衣裳が本格的のようですね。退団されてから「男」役を演じられたことはあるのでしょうか。

紫吹:1年に1度は男役をやってきています。男役というか、ヨーロピアン的なお衣装は前回の文翁さんの作品でも着ました。それこそ、宝塚ファンが大好きな世界観ですよね。素晴らしい音楽と藤沢マジックで素敵な空間になるので、今回も楽しみにしています。ただ、メイクはそれほど濃くはないので、どう見えているんだろう……?

春野:私もディナーショーなどでは男役が入ります。この間も『エリザベート スペシャル・ガラ・コンサート』のコスチュームバージョンでやりました。男役というか死神ですけど(笑)。なので、今回も遊び心のある衣裳を着させていただくのは楽しみですが、ずっと宝塚で培ってきたものってなかなか抜けないんですよ。抜けます?(笑)

紫吹:抜けない抜けない! 私も辞めてだいぶ経つんですが、未だに培ってきたものが出るんですよ。並んだら姿勢いいなとか思いますよね。その辺もやっぱり宝塚なんですよね。外の世界で一人だけだと浮くんですけど、今、取材を受けているとあんまり浮かない(笑)。

藤沢:うん、背中に羽が見えます(笑)。

紫吹:これが培ったものなのかなって思います。いい意味で。……いやぁ、深いよね。

春野:演じていても、楽しくなっちゃったりしませんか?(笑) 私は思い出して、気持ちいい!ってなっちゃうんです。

紫吹:私はならないなぁ〜(笑)。大変なんです。自然体で勝負できなくて、スイッチを入れるのが大変だったんですよ。初舞台の時にキューピーみたいな男がいるって言われて、そこからどうやったら格好いい男役になれるかずっと考えてきて……。動きも自分の中で型があるんですよね。大変なんです。だからしまっているの(笑)。

春野:私はやっていると盛り上がってきちゃうんですよ。だから今回は……。

紫吹:また会えるのね?(笑)

藤沢:前回紫吹さんに出演して頂いた時に、フランス貴族の衣装を着ていただいたんですね。普段のリハーサルの時は女性の格好をしていた紫吹さんが、本番前に衣装を着て、髪もセットしている姿で、歯磨きをしている共演者に「歯磨き?」って壁ドンしながら言ったそうなんです。そしたらその人完全に恋に落ちちゃって(笑)。「あの人をあれから探している」って言っていました(笑)。

紫吹:衣裳を着ちゃうと無意識にスイッチ入りますよね。骨組みが出来ちゃうような。

藤沢:普通の公演だったらできないような衣装が朗読劇なら可能ですからね。そういう点でもおすすめですね。

春野寿美礼  撮影=荒川潤

春野寿美礼  撮影=荒川潤

これぞ「歌わないミュージカル」

――視覚的なお話から次は音楽のことを伺いたいです。小杉紗代さんが音楽監督で、24曲の音楽があります。どんな音楽が奏でられるのでしょう?

藤沢:小杉さんは普段はクラシックな方で、ジュリアード音楽院を首席で卒業された優秀な作曲家なんです。参加しているメンバーは海外からもクラシック畑の方を呼んでいるので、クラシックファンの方からみたら、驚くチームなんですが、やろうとしていることは意外とポップなことなんです。この時代の謎解きっぽいサスペンスな曲もあれば、フーディーニが水槽から脱走するときに奏でるハラハラするような曲だったり、中でラブストーリーのような場面ではちゃんと聞かせたり。非常にメリハリのある音楽になるかと思います。僕の舞台の特徴なんですが、BGMで流れているんじゃなくて、5人目のパフォーマーというか、音楽もセリフと同じ意味合いでもって登場してくる。お芝居だけじゃなくて音楽を楽しむコンサートを聴きに来るような気持ちでご来場いただけると、面白いかなと思います。一部では歌わないミュージカルと言われています。

――え! 歌はないんですか? 歌える方が揃っているのに歌わないんですね?

藤沢:歌わないです、歌わないです。

紫吹:私は歌がなくてよかったです(笑)。

春野:音楽朗読劇と「音楽」がつくから歌があると思われていらっしゃる方もいるかもしれませんね。その分、素敵な音楽がありますね。

妃海:最初は私も音楽朗読劇って歌があると思っていました(笑)。ファン的な心理ですが、皆さんの歌が聞けるのかなって……(笑)

藤沢:歌いたかったんじゃないか!(笑) じゃあ、そのうち歌う題材も書きますよ。でも今回は歌う題材じゃないのでね。フーディーニが水槽から出ながら歌っていたら凄すぎないか。

紫吹:ぶくぶくぶく……。

妃海風  撮影=荒川潤

妃海風  撮影=荒川潤

究極の格好よさと美しさを魅せる舞台を

――シアタークリエの音楽劇を書く上で、どのようなコンセプトがあるのですか?

藤沢:(シアタークリエのある)日比谷界隈って、日本のブロードウェイのような雰囲気がある。演劇があって、とても高級感のある地域だと思うんです。その中でもクリエって高級感を保ち続けている劇場だと思っていて、真っ赤な座席を見るたびに、僕はロンドンにいた頃を思い出します。その頃に観ていた舞台のように、家族だったり恋人だったり友達同士と一緒に食事をしてオシャレして舞台を観に行って、幸せな気持ちで帰る文化を作りたい。その文化の中心に劇場がありましたから。それをこのクリエで体現したいと思っています。悲しい気持ちとか辛い気持ちになるよりも、ひとつホッと幸せになるような舞台にしたいです。どの作品を書いていても、目指す根底にある部分です。それを『ヴォイサリオン』でもやりたいです。

−−宝塚のスターが藤沢さんの朗読劇に出る魅力はどこにあると思いますか?

藤沢:さっき言ったことと被りますが、究極的な男性の格好よさと美じゃないかなと思いますね。2.5次元舞台よりもっと前から『ベルサイユのばら』があったりと、とても男が作れない格好よさのスキルや型があるので。登場人物が全員男性というのは僕が書く本でも初めてなんですが、それを全員女性がやって、挙げ句の果てにそれが一番格好いいっていう畳み掛けをご覧いただけるのが最高に面白いかなと思います。

――最後に一言お願いします。

妃海:たくさんのセリフがあるのは宝塚退団後初めてですし、初めての男役、初めての朗読劇なので、初めてだらけですが、1からスタートしていく姿を見ていただければと思います。

春野:私も朗読劇は初めてですし、その初めての時に藤沢先生の音楽朗読劇に出させていただくので、藤沢先生に染められたいと思います。藤沢マジックにかけられて、楽しめるぐらいになれたらいいなと思います。私自身が初めてなので、当然私のファンの方にとっても初めて。心配していると思うのですが、ありのままで行きたいと思います。頑張ります。

紫吹:文翁さんの世界観が好きです。『ヴォイサリオン』は初めてですが、朴璐美さんと宝塚OGでやるというのは見どころかなと思います。ちょっと普通のキャストとは違う感じで、特別といえば特別、異色といえば異色なところですよね。そこに藤沢マジックをかけていただければと思います。ファンの人たちはこの世界観が大好きだと思うんですが、初めての方にも見ていただければと思います。続けていきたいですね。ライフワークなんで(笑)。

藤沢:僕は作家として19世紀は過去の歴史と近代化の狭間の時代で、一番面白い時代だと思っています。ゴーストストーリーが消されていく時代に、天才マジシャンとシャーロックホームズと、その小説家と、お化け話を持ってくる少年という個性的なキャラクターを、こんなにも個性的なみなさんが演じてくださるのはとても楽しみです。ぜひ会場に足を運んでいただけたらと思います。

(左から)妃海風、春野寿美礼、紫吹淳、藤沢文翁  撮影=荒川潤

(左から)妃海風、春野寿美礼、紫吹淳、藤沢文翁  撮影=荒川潤


インタビュー・文=五月女菜穂 撮影=荒川潤

公演情報
『VOICARIONⅡ GHOST CLUB』(ヴォイサリオンⅡ ゴーストクラブ)

原作・脚本・演出:藤沢文翁
作曲・音楽監督:小杉紗代

8月31日:鈴村健一、津田健次郎、皆川純子、渡辺徹
9月1日、2日:梶裕貴、諏訪部順一、竹内順子、石井正則
9月3日:石田彰、中村悠一、竹内順子、渡辺徹
9月4日:小野友樹、浪川大輔、小野賢章、渡辺徹
9月5日、7日:春野寿美礼、紫吹淳、妃海風、朴璐美
9月6日:山口勝平、平田広明、皆川純子、渡辺徹

(左から公演日時、コナン・ドイル役、ハリー・フーディーニ役、Sir.クロフト役、シャーロック・ホームズ役) 

会場:シアタークリエ


 

 

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